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ホーム > 研究所 > ニュース&トピックス > 老化ストレス応答研究プロジェクトチームの清水プロジェクトリーダーらの研究成果がBiomedicines誌に掲載されました
老化ストレス応答研究プロジェクトチームの清水プロジェクトリーダーらは、全薬工業株式会社および全薬販売株式会社との共同研究により、筋疲労モデルマウスの運動機能を改善する機能性素材を明らかにしました。
本研究では、骨格筋特異的にミトコンドリア型抗酸化酵素SOD2を欠損させた筋疲労モデルマウス対して96種類の機能性素材を投与し走行能改善作用を調べました。スクリーニングの結果、ポリフェノール類、抗酸化物質、ロイシン代謝物HMBCaなどの11物質が筋疲労モデルマウスの強制走行能を増加させました。本欠損マウスは筋疲労モデルマウスとして、運動や筋機能の改善を促進する機能性食品素材開発への応用が期待できます。
図:筋疲労モデルマウスを用いた運動機能改善作用を有する機能性食品素材の探索
本研究の成果は,2022年11月28日にオンライン科学誌「Biomedicines」に掲載されました。本研究は、全薬工業株式会社および長寿医療研究開発費の研究助成を受けて行われました。
Natural compounds that enhance motor function in a mouse model of muscle fatigue
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