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ホーム > 研究所 > ニュース&トピックス > フレイル研究部 木下かほり主任研究員らが、食事時間が不規則な高齢者ほど老化関連マーカーが高い傾向にあり、この関連の一部を食事の質の低さが説明していることを明らかにしました
フレイル研究部の木下かほり主任研究員らの論文がEuropean Geriatric Medicine誌に掲載されました
Mealtime irregularity is associated with higher serum growth differentiation factor‑15 levels in older adults: the explanatory role of dietary quality
European Geriatric Medicine
Kaori Kinoshita1, Yosuke Osuka1, Georg von Fingerhut1, Kazuhiro Yoshiura1, Noriko Hori1, Shosuke Satake1,2, Shigenobu Shibata3, Hidenori Arai4.
地域在住高齢者を対象に、食事時間の規則性と潜在的な老化を反映するバイオマーカーとの関連を検討しました。
食事時間が不規則な群は、規則的な群に比べて実年齢が若いにも関わらず、生物学的な老化の指標である血清GDF-15値が高く、この関連は不規則な食生活に伴う食事の質の低さによって部分的に説明されることが明らかになりました。
これまで、規則的な時間に食事をとることは概日リズムの維持に関与し、概日リズムの維持は代謝性疾患等の発症リスクを抑制するために重要であると考えられてきました。近年の研究では、概日リズムの乱れが老化を促進することが示唆されています。
高齢労働者人口が増加する現在、シフト勤務等で生活が不規則になるケースがありますが、生活リズムの調整が難しい場合でも、食事の質を高めることが老化を遅らせる手段のひとつになり得ることを示唆した本研究結果は、「いつ、何を食べるか」という時間栄養学を取り入れた健康長寿対策を検討するための土台となる研究の発展が必要であることを示唆しています。

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