研究実績
2017年06月21日
認知症先進医療開発センターアルツハイマー病研究部の関谷倫子研究員と飯島浩一発症機序解析研究室長らは,国立遺伝学研究所及び首都大学東京との共同研究で,EDEM (ER degradation enhancing α-mannosidase-like protein)というタンパク質の量を増加させて異常なタンパク質の蓄積を防ぐことが,認知症を始めとする老年性の神経変性疾患の新たな治療戦略になる可能性を見出しました。この成果は米国科学誌「Developmental Cell」誌に,平成29年6月19日付で掲載されました。また本研究は,国立長寿医療研究センターの長寿医療研究開発費,米国NIH,及び米国American Federation for Aging Research 財団からの補助を受けて行われました。今回の発表については,時事通信の記事が諸サイトで配信され,日刊工業新聞,科学新聞紙上に掲載されました。