ご高齢の方は、心身の加齢変化とともに生活習慣病など多くの全身疾患を抱えているため、歯科治療において口腔内だけではなく全身状態の十分な把握と適切な対応が求められます。またその生活習慣病と口腔の関連も指摘されています。当科では、一般の歯科医院では十分な対応が困難な高齢者の方を主な対象として、生活の質(QOL)の維持・向上を目指した歯科診療を行っています。
有病高齢者や認知症の方など一般の歯科医院では対応困難な方を対象とした診療を行っています。
手術や化学療法前後の口腔健康管理を通じて、合併症のリスク軽減に努めています。
抜歯や嚢胞摘出術、膿瘍切開、骨髄炎手術などの外科処置をしています。
不安や恐怖を感じやすい患者様に対し、安心して治療を受けていただけるよう工夫をしています。
口腔機能低下症の評価と管理:口腔機能の問題に対応し、機能の維持・向上を図ります。
入院患者様の口腔アセスメントを行い、必要に応じて入院中の口腔健康管理を行っています。
大腿骨近位部骨折後における二次骨折予防のための多職種連携に歯科的視点から取り組んでいます。
入院患者様に最適な栄養療法を提供するために歯科医師、歯科衛生士の立場から口腔内環境の情報共有を行っています。
リハビリテーション科医と連携して嚥下内視鏡検査を実施し、入院患者様の嚥下機能評価を行っています。
当センターご退院後で、通院困難な患者さまに対して訪問診療の提供を実施しております。
また、介護認定を受けられている患者さまにつきましては、ケアマネジャーに情報を提供させていただき、居宅療養管理指導も実施しております。
居宅療養管理指導に係る規定等につきましては以下のとおりとなります。
居宅療養管理指導および介護予防居宅療養管理指導(歯科)運営規程