眼科 臨床研究カリキュラム
指導責任者:眼科部長 稲冨勉
研修目的
当院における眼科臨床研修カリキュラムは日本眼科学会の制定した「眼科研修カリキュラム」に準じたもので、眼科臨床に必要な基礎的知識の習得、眼科診断ことに検査に関する技能の習得、眼科治療に関する技能の習得を目的とする。
また、症例検討会、抄読会、学会参加を通じて臨床研究についての理解を深めるとともに学術論文の作成を行う。
研修内容
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外来診療 |
病棟診察 |
時間外診療 |
研究 |
1年目 |
新患・再診 |
主・副科担当医 |
指導医担当時 |
症例報告など |
2年目 |
新患・再診 |
主・副科担当医 |
指導医担当時 |
症例報告など |
到達目標
- 医の倫理,チーム医療,患者およびその家族との人間関係,社会との関連性を理解する。
- 医療に関する法律を理解する。
- 自己学習と自己評価を実施できる。
- 臨床医に求められる基本的な診療に必要な知識・技能・態度を修得する。
- 一般の初期救急医療に関する技術を修得する。
- 眼科臨床医に必要な基礎知識としては,次のものを含む。
解剖,組織,発生,生理,眼光学,病理,免疫,遺伝,生化学,薬理,微生物, 衛生,公衆衛生,医療統計,失明予防等。
- 眼科診断技術に関するカリキュラムとしては,次のものを含む。
視力,視野,眼底,眼球運度,両眼視機能,瞳孔,色覚,光覚,屈折,調節,隅角,眼圧,細隙灯顕微鏡検査,涙液検査,蛍光眼底造影,電気生理学的検査,画像診断,細菌,塗抹標本検査等。
- 眼科治療技術に関するカリキュラムとしては,次のものを含む
基礎的治療技術(点眼,結膜下注射,球後注射,ブジー,涙嚢洗浄等),眼鏡およびコンタクトレンズ,伝染性疾患の治療および予防,眼外傷の救急処置,急性眼疾患の救急処置,眼科手術,手術患者の術前および術後の処置等。
- 症例検討会,抄読会,各種学会等への出席。
- 眼科に関する論文の作成。
備考
日本眼科学会認定眼科専門医試験の受験資格を取得するためには当初2年間のうち1年は大学付属病院で研修する必要がある。