嗅覚障害には様々な状態があります。においが全くわからなくなる嗅覚脱失、濃いにおいしかわからなかったり、何かにおってもにおいの種類がわからないといった嗅覚低下、別のにおいのように感じたり、本来ないにおいを自覚してしまう異嗅症などがあります。また味覚が低下していると思っていても、実は嗅覚が低下して風味が感じられないケースもみられます。
嗅覚障害の原因はいろいろあり、一番多いのは鼻副鼻腔炎によるものですが、鼻のつまりがなくても、感冒後ににおいの低下が起こったり、アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経疾患や認知機能低下の症状の一つとして起こったりする場合もあります。また一般に60歳を超えるとにおいを感じる力が低下することがいわれていて、はっきりした原因が分からない場合もよくあります。
嗅覚味覚外来では、鼻副鼻腔炎の有無を確認した後、注射を使ったにおいのテストや、かぐにおいの濃度をかえて反応をみるテストなど、においの種類や強さを調べる検査、味覚を調べる検査、頭MRI、物忘れの検査などを行っています。治療はステロイド点鼻、漢方薬内服、においの刺激トレーニングが主ですが、においの改善には時間がかかることが多いため、最低半年ほどの治療をおすすめしています。
嗅覚味覚外来の予約には、事前に鼻の診察が必要なため、まず耳鼻いんこう科外来を受診してください。
完全予約制ですので、下記の予約センターで予約してください。不明な点はおたずねください。
TEL:0562-46-2547
月曜日~金曜日の午後1時~午後4時まで
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | |
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鈴木(午後) |
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