糖尿病の方に発生しやすい合併症のひとつである糖尿病性足病変に対して、専門的指導・ケアを行います。糖尿病性足病変とは糖尿病に合併しやすい水虫や細菌感染、足の変形やタコ、ウオノメ、様々な循環障害、知覚障害など足のトラブルを意味します。
糖尿病が持続すると循環障害・感染に対する抵抗力の低下・知覚障害がおこります。靴擦れや爪切りによる傷などが引き金となって起こる糖尿病性足病変の重症化予防を目的にさまざまなケアを行います。
フットケア外来では、糖尿病の方を対象とし、医師の指示のもと予防を目的としたケアを行っています。具体的には、足の痛みや知覚・感覚、反射をみる検査を行ったり、足の状態に合わせて、足をきれいにし、爪切りやタコ・ウオノメの処置を医師の指示のもと行っています。
さらに、自宅でもお手入れできるように足の観察方法や爪の切り方などを指導します。
要支援・要介護の認定を受けている場合には、ケアマネジャーと相談しながら在宅支援できるよう協力体制を行っています。
観察を行う中で、異常が見つかった場合は、早急に必要な診療を受けていただけるように手配しています。
糖尿病について療養生活でこまっていること。
介護や認知症・フレイルなどご相談もケア中に受けています。
当センター内科(代謝内科)外来通院中で糖尿病の方
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4Fロコモフレイル外来の中にあります。
完全予約制で、1人30分の枠でケアさせていただきます。
緊急の場合は、当日でもお受けします。
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荒井(午前/午後) |
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*担当者が変更になる場合があります。
国立長寿医療研究センターフットケア尺度(NCGG-FCS)は、高齢糖尿病患者のセルフフットケア達成レベルを評価することを目的として作成したもので、信頼性・妥当性が認証されています(文献)。NDGG-FCSには、スクリーニング目的で使用するショートバージョン(NCGG-FCS-OD)としっかり評価するためのロングバージョン(NCGG-FCS-ODL)があります。いずれも合計得点が高いほどセルフフットケアができていると評価します。なお質問内容は変更することはできません。フットケアの場面で広くご活用頂ければ幸いです。