私共は約11年にわたり、認知症の方を介護するご家族向けの教室(家族教室)を開催してきました。その間、「認知症の方とご家族」を対象とした教室(もの忘れ教室)を開催したこともありました。【詳細:専門職向けページ参照】
しかし、短期間かつ限定的な内容のプログラムであったため、様々な課題が残りました。一方、家族教室の参加者から、「認知症の人と一緒に参加できたら、早く帰らないといけない…と焦らなくていいのに」「参加は楽しいけど、(自宅で留守番中の)認知症の人が気になって仕方がない…」といった声を多くいただき、認知症の方とご家族が一緒に参加できるプログラムを開催する必要性を痛感しておりました。
そのため2021年度より、新しいプログラム「Petit茶論(プチ・サロン)」を開催することに致しました。軽度認知障害(MCI)・認知症の方とご家族が一緒にご参加いただけます。ご興味がある方の見学も可能です。ぜひ、皆様のご参加をお待ち致しております。
【出典】鳥羽研二(監修),櫻井孝,清家理(編著).「認知症介護教室」企画・運営ガイドブック.中央法規, 東京, p11, 2018を改編
* 各回ごとに医師(認知症専門医・耳鼻科医)、薬剤師、看護師、心理士、音楽療法士によるプログラム構成となっています。
2週間に1回、教室プログラムと同テーマの読み物や資料をご自宅に郵送させて頂き、お電話でご様子やお気持ち(抑うつ状態)をお伺いします。(全6回)
2週間に1回、月曜日(初回のみ水曜日)に国立長寿医療研究センターもの忘れセンターにお越し頂き、教室プログラムに『ペア』でご参加頂きます。
認知症の人を介護しているご家族向けのテキストです。認知症についてより学びたい、認知症の人の想いを知りたい、自分の介護を客観的に見つめたいなど、日々の介護に役立つ情報が得られます。毎日の暮らしの中でよい意味でのがんばりすぎない介護を見つける一助になりますと幸いです。
(1)医学
(2)看護1
(1)心理
(2)看護2
(3)演習-ひもとき-
(1)福祉
(2)演習-介護地図-
家族教室に参加して・家族教室に参加した結果
このテキストには認知症と向き合って生活しておられるご本人、ご家族の声がたくさん詰まっています。認知症について少し学んでみたいと思われる方は、ぜひご覧ください。
テキスト:認知症はじめの一歩第2版.pdf(PDF:27548KB)
TEL:0562-87-2500(直通ダイヤル)/ FAX:0562-87-2515
Email:petit-salon@ncgg.go.jp
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