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もの忘れセンター

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専門職向けページ

 

【認知症家族介護者向け 学び × 交流 × 支え合いの場:家族教室】

§1.私たちの取り組みと歩み


もの忘れ教室のあゆみ 家族教室修了者数:333名(2011年から2021年3月現在) 第1段階:活動形態の模索、参加者ニーズ探索 第2段階:MCI・軽度認知症の人と家族向け教室(もの忘れ教室) 第3段階:認知症の人の家族向け教室(試行的) 第4段階:認知症の人の家族向け教室(RCT) 第5段階:プログラム企画・運営者人材育成、改訂:認知症の人と家族合同セッションプログラム開発

【出典】鳥羽研二(監修),櫻井孝,清家理(編著).「認知症介護教室」企画・運営ガイドブック.中央法規, 東京, p11, 2018を改編

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1)家族教室とは

 

認知症の人に対応されている介護者や御家族の方々が、学びあい、教えあい、支えあいをしながら、交流をする場です。

ケアの目的

 

戦略

 

2)教室プログラムの概要

詳細情報

プログラム2

 

3) 認知症の人の家族介護者向け教室教材(DVD・テキスト)

あした晴れますように

1. テキスト 

あした晴れますように

 

認知症の人を介護しているご家族向けのテキストです。認知症についてより学びたい、認知症の人の想いを知りたい、自分の介護を客観的に見つめたいなど、日々の介護に役立つ情報が得られます。毎日の暮らしの中でよい意味でのがんばりすぎない介護を見つける一助になりますと幸いです。

あした晴れますように.pdf(PDF:1.4MB)

 

 

 
2.動画

序章 仲間との出会い

 

 

1章 認知症をもつ人と私を理解するために

1:基礎知識

(1)医学

 

 

(2)看護1

 

2:認知症をもつ人のこころを理解する

(1)心理

 

(2)看護2

 

(3)演習-ひもとき-

 

3:介護者のこころと介護状況を理解する

(1)福祉

 

(2)演習-介護地図-

 

2章 こころが晴れた日

家族教室に参加して・家族教室に参加した結果

 

終章 伝えたいこと

 

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4)参加者の声

【家族教室に参加された人の声】 ・介護の苦しみは自分だけではないことが改めて分かった ・孤独でないとわかり、救われます・少し知識を持っただけでこんなにも父の状態がよくなりビックリ! ・「無理してつぶれないでね」という思いが家族教室では強く感じられた ・客観的に介護を見つめられた ・相手の気持ちを受け入れ、寄り添おうと思うようになれた ・本で得た知識とは違う受け入れができるようになった ・海馬が萎縮してもふつうに生活できるのなら心配ないことが分かって安心 ・要介護者と急きょ同居となり、家族教室の学びを十分活用できた ・自分の気持ちをリセットでき、明るい気持ちになれた ・認知症にかかっても、気持ち(感情)は変わらないことが分かった ・自分自身のこと、介護のことを見直すヒントをもらえた ・介護介護と気を張っていたのが楽ちんになれた ・ちょっとした頼み事のできる人やサービスは、力になると分かった ・少し柔軟な考え方、行動ができるような気がする ・学んだことを思い出し、悩んでいる人には声をかけたい ・私の不安が消えたら、夫も笑顔で毎日過ごせています ・こころに余裕ができて自分のことを考えられるようになった ・家族の笑顔が増えた ・参加者の方から聞く症状や対応、気持ちに共感できることが多かった ・認知症の知識のない人にも、理解してもらえる機会を増やすことに協力、参加したい ・支援者の範囲が広がって気持ちが軽くなった ・認知症をもつ人と介護者という関係の前に、姑と嫁の関係を大事にしようと思う ・先の見通しが得られて感謝! ・今までの抗議を糧に同居介護を乗り切りたい ・家族教室が息抜きの場になった ・明日は我が身という気持ちで介護していきたい ・もし病気になったとしても明るい認知症でありたい ・家族で情報を共有し、問題が起きたときは、話し合いながら前に進んでいきたい ・認知症の介護、対応方法(解決方法)などの知識を得ることができた ・不安が少しずつ解消された ・子どもたちにも認知症について知らせておきたい

  1. 医学
    意見交換後、すっきりした気分になった。
  2. ケア
    認知症の人の気持ちも少し理解できた。違う人と交流、色々なパターンあると知った。
  3. 心理学
    自分の性格を知ることができ、介護に活かせそう。
    現状の私たちの状況にマッチしているので、内容を直ぐに取り入れたい。
  4. ケア
    事例で話が進むのが分かりやすく、明日からも頑張れそうな気がする。
  5. 福祉
    他の人の介護の様子が分かり共感できたり、参考になった。
    何でもさらけ出せる気がして心がほぐれる。ほっとできるラッキーな時間。
  6. 福祉・ケア
    回を重ねる毎気持ち軽くなり、勉強になった。たくさんの情報得られ、有意義だった。

 

5)教室の様子

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教室の様子

教室の様子

 

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§3.茶話会について 

1)茶話会とは

家族教室を修了された家族介護者の皆さんが一堂に集まり、語り合う会です。介護の困り事や心配事など、家族同士で介護体験を語り合い、日頃の悩みなどを分かち合う場です。(年2回開催 *現在コロナ禍のため休止中)

 

2)茶話会の様子  

茶話会の様子

茶話会の様子

 

3)今後の開催予定

ホームページおよび国立長寿医療研究センターもの忘れセンターの掲示板にてご案内予定です。

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§4.「Petit茶論(プチ・サロン)」(軽度認知障害・認知症の方および御家族向け) 

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私共は約11年にわたり、認知症の方の介護者向け教室(家族教室)を開催してきました。その間、「認知症の方と御家族」を対象とした教室(もの忘れ教室)を開催したこともありました。【詳細:§1参照】

しかし、短期間かつ限定的な内容のプログラムであったため、様々な課題が残りました。一方、家族教室の参加者から、「認知症の人と一緒に参加できたら、早く帰らないといけない…と焦らなくていいのに」「参加は楽しいけど、(自宅で留守番中の)認知症の人が気になって仕方がない…」といった声を多くいただき、認知症の方と御家族が一緒に参加できるプログラムを開催する必要性を痛感しておりました。

そのため2021年度より、新しいプログラム「Petit茶論(プチ・サロン)」を開催することに致しました。軽度認知障害(MCI)・認知症の方と御家族が一緒に御参加いただけます。御興味がある方の見学も可能です。ぜひ、皆様の御参加をお待ち致しております。

 

 

 

PDFファイルプチサロンチラシ(PDF:397KB)

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§5.その他の活動

今まで実施してきた認知症の人、家族向け支援(もの忘れ教室、家族教室)について、私たちは実践のみならず、研究と社会発信を続けてきました。ここでは、一部をご紹介します。

 

認知症はじめの一歩(第2版)

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 ご本人、ご家族向けのテキストです。このテキストには認知症と向き合って生活しておられるご本人、ご家族の声がたくさん詰まっています。

認知症はじめの一歩.pdf(PDF:27548KB)

 

 

 

『認知症なんでも相談室』(メジカルビュー社)このリンクは別ウィンドウで開きます

患者さんとご家族から学ぶ 認知症何でも相談室

 

 

認知症の予防・診断前~エンドオブライフケアまで、医学領域からケア領域に至る様々な疑問に多職種が分かりやすく解説しているQ&A集です。

 

 

 

 

 

認知症家族介護者のための支援対応プログラム(認知症家族介護者教室、認知症カフェ 企画・運営者向け)

支援対応プログラム

愛知県内の各所で認知症家族介護者教室、認知症カフェ、介護者のつどいおよびサロン等、認知症の人や家族介護者等が学ぶ場、集う場を企画・運営されている方々向けのプログラムです。

思い描いたような成果が出てこない時、思った以上に参加者が集まらない時、賛同して活動をともにしてくれる仲間が集まらない時など、活動を続けることが辛くなってしまう時があるかもしれません。活動の行き詰まり、迷いが生じた時、このテキストが皆さんの活動を後押しする一助になりますと幸いです。

認知症家族介護者のための支援対応プログラム.pdf(PDF:4924KB)

 

 

『「認知症介護教室」企画・運営ガイドブック』(中央法規)このリンクは別ウィンドウで開きます

「認知症介護教室」企画・運営ガイドブック

認知症カフェ、介護教室、介護サロンなど、地域で認知症の人や介護者が集う場を企画する人向けのノウハウ本です。
しかし、認知症の人や介護者が抱きやすい悩みや疑問に対し、どのように対応していくことが望ましいのかについても随所で言及しています。認知症領域に興味関心がある方、介護に関わっておられる方にもぜひ、読んでいただければ…の一冊です。

 

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お問い合わせ先

もの忘れセンター認知症ケア研究室 教室事務局

TEL:0562-87-2500(直通ダイヤル)/ FAX:0562-87-2515

Email:petit-salon@ncgg.go.jp

受付時間:平日9時~15時