【認知症家族介護者向け 学び × 交流 × 支え合いの場:家族教室】
【出典】鳥羽研二(監修),櫻井孝,清家理(編著).「認知症介護教室」企画・運営ガイドブック.中央法規, 東京, p11, 2018を改編
認知症の人に対応されている介護者や御家族の方々が、学びあい、教えあい、支えあいをしながら、交流をする場です。
認知症の人を介護しているご家族向けのテキストです。認知症についてより学びたい、認知症の人の想いを知りたい、自分の介護を客観的に見つめたいなど、日々の介護に役立つ情報が得られます。毎日の暮らしの中でよい意味でのがんばりすぎない介護を見つける一助になりますと幸いです。
1:基礎知識
(1)医学
(2)看護1
2:認知症をもつ人のこころを理解する
(1)心理
(2)看護2
(3)演習-ひもとき-
3:介護者のこころと介護状況を理解する
(1)福祉
(2)演習-介護地図-
家族教室に参加して・家族教室に参加した結果
教室の様子
教室の様子
家族教室を修了された家族介護者の皆さんが一堂に集まり、語り合う会です。介護の困り事や心配事など、家族同士で介護体験を語り合い、日頃の悩みなどを分かち合う場です。(年2回開催 *現在コロナ禍のため休止中)
茶話会の様子
茶話会の様子
ホームページおよび国立長寿医療研究センターもの忘れセンターの掲示板にてご案内予定です。
私共は約11年にわたり、認知症の方の介護者向け教室(家族教室)を開催してきました。その間、「認知症の方と御家族」を対象とした教室(もの忘れ教室)を開催したこともありました。【詳細:§1参照】
しかし、短期間かつ限定的な内容のプログラムであったため、様々な課題が残りました。一方、家族教室の参加者から、「認知症の人と一緒に参加できたら、早く帰らないといけない…と焦らなくていいのに」「参加は楽しいけど、(自宅で留守番中の)認知症の人が気になって仕方がない…」といった声を多くいただき、認知症の方と御家族が一緒に参加できるプログラムを開催する必要性を痛感しておりました。
そのため2021年度より、新しいプログラム「Petit茶論(プチ・サロン)」を開催することに致しました。軽度認知障害(MCI)・認知症の方と御家族が一緒に御参加いただけます。御興味がある方の見学も可能です。ぜひ、皆様の御参加をお待ち致しております。
今まで実施してきた認知症の人、家族向け支援(もの忘れ教室、家族教室)について、私たちは実践のみならず、研究と社会発信を続けてきました。ここでは、一部をご紹介します。
認知症はじめの一歩(第2版)
ご本人、ご家族向けのテキストです。このテキストには認知症と向き合って生活しておられるご本人、ご家族の声がたくさん詰まっています。
認知症の予防・診断前~エンドオブライフケアまで、医学領域からケア領域に至る様々な疑問に多職種が分かりやすく解説しているQ&A集です。
認知症家族介護者のための支援対応プログラム(認知症家族介護者教室、認知症カフェ 企画・運営者向け)
愛知県内の各所で認知症家族介護者教室、認知症カフェ、介護者のつどいおよびサロン等、認知症の人や家族介護者等が学ぶ場、集う場を企画・運営されている方々向けのプログラムです。
思い描いたような成果が出てこない時、思った以上に参加者が集まらない時、賛同して活動をともにしてくれる仲間が集まらない時など、活動を続けることが辛くなってしまう時があるかもしれません。活動の行き詰まり、迷いが生じた時、このテキストが皆さんの活動を後押しする一助になりますと幸いです。
認知症家族介護者のための支援対応プログラム.pdf(PDF:4924KB)
認知症カフェ、介護教室、介護サロンなど、地域で認知症の人や介護者が集う場を企画する人向けのノウハウ本です。
しかし、認知症の人や介護者が抱きやすい悩みや疑問に対し、どのように対応していくことが望ましいのかについても随所で言及しています。認知症領域に興味関心がある方、介護に関わっておられる方にもぜひ、読んでいただければ…の一冊です。
TEL:0562-87-2500(直通ダイヤル)/ FAX:0562-87-2515
Email:petit-salon@ncgg.go.jp
受付時間:平日9時~15時