この研究は、国立長寿医療研究センターバイオバンクから分譲を受けた試料・情報を用いて解析を行うものです。
国立長寿医療研究センターバイオバンクではお預かりした試料・情報の利用にかかる包括的同意をいただいているため、このような研究は、厚生労働省・文部科学省・経済産業省の「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」の規定により、対象となる試料提供者様のお一人ずつから直接ご同意をいただかずに実施することができますが、研究内容の情報を公開することが必要とされています。このお知らせをもって研究内容の情報公開とさせていただきますので、ご理解いただけますようお願いいたします。
この研究に関するお問い合わせなどがございましたら、下記の「9.この研究に関するお問い合わせ先」までご連絡いただけますようお願いいたします。
2023年7月13日
記
高齢者におけるプロバイオティクス内服の慢性便秘症に対する有用性および腸内細菌叢と全身免疫能に及ぼす影響に関しての研究
国立長寿医療研究センター病院 副院長 松浦俊博
令和2年7月14日~令和7年3月31日
本研究の目的は、高齢者での便通異常と腸内細菌叢(16S rRNAを指標とする次世代シークエンサーを使用したメタゲノム解析)および全身免疫能との関連に対して探索的な検討とともに、腸内細菌の改善が、高齢者の免疫能の維持や肺炎などの全身免疫能低下による疾病の発症や認知機能低下の予防に本当に寄与しているかに関して検証することです。
便、便通異常の背景を調査するためのアンケート、血液検査結果
本研究は当センター消化器内科に通院、入院されていて、便通異常の原因検索のために必要な検査で大腸に明らかな器質的異常が認められなかった65歳以上の患者さんにご協力をお願いしております。
研究への参加は任意です。不参加の場合、それによって診察で不利益を受けることはありません。いったん同意した後でも同意はいつでも撤回できます。同意を撤回したことで診療においての不利益はありません。また、バイオバンクに検体預託後でも同意の撤回はできますし、それによる不利益はありません。ただし、研究成果がすでに発表された後においては、研究データ削除はできません。なお、本研究は、本人の同意を得られた場合のみ行います。
国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター 病院 副院長 松浦俊博
Copyright © 2015 National Center for Geriatrics and Gerontology. All Rights Reserved.