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内科専攻医 研修プログラム

内科専門医を目指す先生へ

内科専攻医研修の特徴

当センターの新内科専門医制度における内科専攻医の定員は最大5名で、2年間または3年間の研修期間を予定しています。当センターの内科の専攻医の募集に当り、以下に内科系の専攻医の研修内容を記載しました。奮って内科専攻医に募集していただくようにお願いします。

1.内科研修の意味

内科研修の目的は患者さんが持つ愁訴をもとに、全身を診て疾患または障害の原因を突き止め、その方にあった解決法を見出すことにあります。チーム医療の中で、訓練の積み重ねと技能の習得により、患者さんに合った治療をめざします。当センターでは、高齢者医療の中で、特に認知症、フレイル・サルコペニアに関する臨床研究がさかんにおこなわれ、世界をリードしています。当センターの研修では各科の定期カンファレンスや月1回のつるかめセミナーなどを通して、知識を生かして考えることを大事にします。機会があれば学会発表や論文発表を通して、学術的な視野を高めます。

2.サブスペシャリティー

当センターの内科は、脳神経内科、代謝内科、老年内科、消化器内科、血液内科、呼吸器内科、循環器内科、老年内科、もの忘れ科に分かれています。すべての科の領域に指導医がおり、新内科専門医のみならずサブスペシャリティーの専門医を目指します。内科の醍醐味はサブスペシャリティーの専門の医療にあると思います。29人の内科指導医は「専門を究めることの楽しさ」を教えたいと思っており、皆さんがぜひ、門をたたいてくれることを期待しています。

3.老年医学研修

当センターは日本老年医学会認定老年科専門医の研修施設であり、老年医学を牽引するリーダーシップを備えています。老年医学におけるフレイル・サルコぺニア、栄養、認知症、ポリファーマシー対策、高齢者総合機能評価(CGA)、地域包括ケア、在宅医療、緩和ケアなどはこれからの医療に必要不可欠な診療分野です。当センターではこれらのすべての高齢者医療研修が可能です。また、当センターは、種々のガイドラインの作成にも関わっており、最新の老年医学を学ぶことができます。

4.柔軟な研修スケジュール

国立長寿医療研究センター内科で2年間の専門研修を行います。専門研修(専攻医)の1 年目、2年目は基幹施設である国立長寿医療研究センターの内科系診療科、連携施設で専門研修を行います。3年目の1年間、連携施設で研修をします。研修病院は選択したグループの規定に従います。当センターは以下の基幹施設と連携しています。

 主な連携施設

国立長寿医療研究センター内科専門研修プログラム(内科学会申請中(一次審査通過))(PDF:3617KB)このリンクは別ウィンドウで開きます 

    図 国立長寿医療研究センター病院 内科専門研修プログラム(概念図)

   

プログラムにかかる委員会と委員および指導医名

   

内科指導医(29名)

   総合内科専門医(21名)

       新内科専門医(3名)

臨床研修指導医(19名)

異動時期は専攻医3年目を原則としております。変更後のグループ枠にて研修を行うのは2021年度開始の専攻医からとなります。モデルプログラム(モデル1、モデル2)はあるものの、初期研修での経験数と専攻医の希望によって柔軟に研修スケジュールを組んで行きます。専門医の取得はあくまで経過にしかすぎないので、必ず3年間で取得するというのでなく、その人のペースで構いません。

モデル1:内科サブスぺシャリティー専攻の志望がある場合(たとえば脳神経内科志望の場合)

  4月~6月 7月~8月 9月~10月 11月~1月半ば 1月半ば~3月
1年目 内科研修
(脳神経内科)
内科研修
(老年内科で
高齢者医療研修)
内科研修
(経験が少ない科の研修)
内科研修
(呼吸器内科)
内科研修
(循環器内科)
2年目 内科研修(脳神経内科)
3年目 連携施設Aにおける内科研修(脳神経内科を含む)

モデル2:老年内科またはサブスぺシャリティーの志望が決まっていない場合

  4月~6月 7月~9月 10月~12月 1月~3月
1年目 内科研修
(老年内科)
内科研修
(代謝内科)
内科研修
(消化器内科)
内科研修
(循環器内科)
2年目 内科研修
(脳神経内科)
内科研修
(呼吸器内科)
内科研修
(血液内科)
内科研修
(もの忘れセンター)
3年目 連携施設Bで内科研修(経験が少ない科の研修) 連携施設Cで内科研修
(在宅医療)

5.研修終了後の進路について

3年間の研修を修了後、常勤医となってさらに一緒に働いてくれることを期待していますが、大学院進学や国内外への留学もご紹介できます。一部の大学では社会人大学院として当センターで働きながら、学位取得をめざしますことも可能です。

内科専門研修プログラム統括責任者 松浦俊博