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“脳から”でわかること
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自身の状態を客観的に数値として知る「結果報告書」

“脳から”を受けた方にはご自宅に結果報告書をお送りいたします。加齢とともに機能は低下してくるものであり、年齢階級に応じた比較によって状態を解釈する必要があります。
国立長寿医療研究センターは、これまでに3 万人以上の高齢者の方の検査を行い、この大規模なデータベースを用いて年齢階級に対する機能低下の基準値を組み込んだ自動判定システムを構築しています。
判定で「1」が出た場合には、認知症や要介護のリスクが非常に高い状態ですので何らかの予防事業に繋げていく必要があります。

高齢者の約20%がMCIと推定

脳の健康度

  • 健康報告書
  • イラスト
  • Word memory(記憶力)「ことば」をおぼえる能力
  • Trail Making Test part A(注意力)目標に意識を向ける能力
  • Trail Making Test part B(実行力)目標間で注意を切り替える能力
  • Symbol digit coding task (情報処理能力)課題を素早く達成する能力
  • 矢印
  • フレイル 認知機能の全般的な状態この項目は、記憶力、注意力、実行力、処理能力という4 つの能力を総合的に評価した指標です。
  • 判定基準は5歳ごとの年齢階級別に、平均点からどれくらい離れているかによって判定されています。
    そのため、現在の脳の健康状態が、年齢相応かどうかを知ることができます。また、各得点を比較できるように偏差値を求めて5 段階で判定。ご自身の得意な項目と不得意な項目を知ることができます。たとえば、課題を素早く達成する力は「3」だったのに、ことばをおぼえる力は「2」であった場合には、ことばをおぼえる力を鍛えるように日常生活で気をつけるとよいでしょう。
  • 判定基準は以下のように決定しています。
    「3」の場合は、年齢相当の機能を示し、「4」以上は同年代の方より良い機能となります。「2」以下の場合は、低下していますので改善のための取り組みが必要です。

    5:とても良い
    4:良い
    3:普通
    2:やや低い
    1:低い

からだの健康度

  • 結果報告書
  • イラスト
  • 手の力(握力)
  • 歩く速度
  • 矢印
  • フレイル 心身の全般的な状態
  • 判定基準は5歳ごとの年齢階級別に、平均点からどれくらい離れているかによって判定されています。
    そのため、現在のからだの健康状態が、年齢相応かどうかを知ることができます。また、各得点を比較できるように偏差値を求めて5 段階で判定。ご自身の得意な項目と不得意な項目を知ることができます。たとえば、握力は「5」であるのに、歩く速度は「3」であった場合には、足腰を鍛える運動をする必要があると考えられます。

  • 判定基準は以下のように決定しています。
    「3」の場合は、年齢相当の機能を示し、「4」以上は同年代の方より良い機能となります。「2」以下の場合は、低下していますので改善のための取り組みが必要です。

    5:とても良い
    4:良い
    3:普通
    2:やや低い
    1:低い

このように“脳から”を行った方には脳の健康度やからだの健康度などの結果報告書が届きます。
健康チェックの結果を参考にして、ふだんの生活を振り返ってみましょう。

市民と自治体のメリットは?

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