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国立長寿医療研究センター

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バイオバンクの登録者が1万人を達成しました!皆様のご協力に感謝申し上げます

  NCGGバイオバンク事業は2012年にスタートしましたが、病院を受診された方々の登録は、2020年12月1日現在で10,490人となりました。皆様のご協力に心から感謝申し上げます。

(2020年12月1日現在)  

  ご提供いただいた血液等の試料と付随する診療情報は、誰もが使える研究資源として適切な手順で管理され、これまで多くの研究者に配布され、100編を超える多数の研究論文も創出されました。

  

バイオバンクを活用した研究成果の紹介

世界が注目!アルツハイマー病態を早期にとらえるバイオマーカー

 長寿研と島津製作所(京都)を中心とした研究チームは、アルツハイマー病の原因物質の一つといわれるアミロイドβの脳内蓄積状態を正確にとらえる血液バイオマーカーの開発に成功しました。

 この方法に世界が注目しています。実際に実用化されれば、早期にアルツハイマー病のリスクがとらえられ早期に医療介入が可能になるだけでなく、治療薬や予防法の開発をこれまでの何倍も効率よく推進することができると期待されているからです。

 この研究開発には、もの忘れセンターを受診された方々がご提供くださいました、多くの血液試料が活用されました。

脳内のアミロイドβの異常蓄積がないかどうかを正確に判定

本研究成果のタイトルと掲載された専門誌

日本人のアルツハイマー病発症にかかわる新規遺伝子変異を同定

 高齢になってからアルツハイマー病を発症したひとたちの遺伝子を調べたら、まれにSHARPINという遺伝子上に塩基の配列が正常者と異なる箇所があることがわかりました。

 この変異をもつひとは、細胞内のSHARPINタンパク質が塊を作る傾向があることが分かりました。そのため生物学的な機能がスムーズに作動せず、障害が生じる可能性があります。その一つが記憶障害なのかもしれません。

ユビキチン様ドメイン(UBL)近傍に変異が存在

正常なSHARPINタンパク(緑)は細胞内に均一に分布している
が(左)、遺伝子に変異が生じると凝集が起こる(右)。

 

 また、この変異は日本人には存在しますが、欧米人にはないものでした。同じアルツハイマー病でも、背景に遺伝子の違いがあることがわかりました。この成果は日本人のアルツハイマー病の発症リスク予測や病態解明に役立つ発見と期待されています。

 この遺伝子解析には約800人の登録者の検体が活用されました。このように大規模な解析にはバイオバンクが必要不可欠です。今世界中でバイオバンクが医学研究に貢献しています。

本研究成果のタイトルと掲載された専門誌


  今後も新しい医療の実現のための研究基盤として役割を果たすべく、バイオバンク事業を進めてまいります。引き続きご支援賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 

メディカルゲノムセンター バイオバンクURL https://www.ncgg.go.jp/mgc/biobank/

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