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「在宅活動ガイドNCGG-HEPOP2020」が“アジア健康長寿イノベーション賞2021 自立支援部門”で国内最優秀事例に選出されました

 大沢愛子(リハビリテーション科医長、認知症支援・ロボット応用研究室室長)がNCGG-HEPOP作成委員会の委員長を務め、国立長寿医療研究センターと金城大学が協働し2020年5月に発行した「在宅活動ガイドNCGG-HEPOP2020」が“アジア健康長寿イノベーション賞2021の自立支援部門で国内最優秀事例に選出されました。COVID-19による活動自粛が長期化するなか生活が不活発になり、心身機能が低下する高齢者が増加しています。様々な分野の専門家が集って作成した、この自宅でできる運動・活動のガイドブックは英語や中国語、ロシア語など多言語に翻訳され、世界中で使用されています。その功績が認められたことを作成委員会一同たいへん誇らしく思うと同時に、これを励みに、ご高齢者の方のみならず世界中のすべての人たちが健康で幸福な生活を送っていただけるように、有益な情報を今後も発信し続けます。

国立長寿医療研究センター在宅活動ガイド
NCGG-HEPOP2020の開発 【国内選考選後評】

コロナ禍で活動自粛を余儀なくされた高齢者のために、自宅で気軽に実践できる運動や活動をまとめたガイドブック作成の事例。「在宅活動ガイド2020」は、高齢者医療に携わる医師、療法士、管理栄養士の協働によって医学的見地から作成・監修された高齢者向けのフレイル(加齢による心身の活力低下の状態、介護が必要となる前段階)予防のためのガイドブック。簡単な質問に答えるだけでその時の心身の状態に適したメニューが選択でき、既往症などにも配慮した注意点が説明されるなどの工夫もされており、ホームページからの閲覧・ダウンロードもできる他、多言語での翻訳もされている。コロナ禍で孤立しやすい高齢者を対象とした取組みとして、また、高齢者に優しく簡便でありながらも、個々の状況に応じて適切なプログラムを選択できる医学的且つ専門性の高い内容が高く評価された。すでにYouTube配信や多言語への翻訳と提供が行われており、医療資源の少ないアジアの低・中所得国における高齢者のフレイル予防に特に大きく寄与することが期待される。

 

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