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バランスのよい食事とは

 「バランスのよい食事」よく耳にする言葉だと思いますが、皆さんはどのような食事をイメージしますか。とにかく野菜をたくさん食べれば栄養バランスはよいでしょうか?糖質をできるだけ抑えた方がよいでしょうか?エネルギー(カロリー)が適量であればどんな食べ方でも問題ないでしょうか?

令和6年度「国民健康・栄養調査」の結果が公表されました

 この調査は、厚生労働省が国民の身体の状況、栄養摂取量および生活習慣の状況を明らかにし、国民の健康増進を総合的に推進するための基礎資料を得ることを目的として、毎年実施しているものです。この調査の中には「栄養バランスのとれた食事に関する状況」という項目があります。

 これは、厚生労働省が提唱する「健康日本21(第三次)」のなかで「個人の行動と健康状態の改善に関する目標」のひとつに挙げられており、指標として「主食・主菜・副菜を組み合わせた食事が1日2回以上の日がほぼ毎日の者の割合を令和14年までに50%まで増やすこと」を目標としています。

主食とはご飯、パン、麺類など主に炭水化物を多く含むエネルギー源になるもの。主菜とは肉類、魚介類、卵、大豆、大豆製品など主にタンパク質を多く含む食品を使ったもの。副菜とは野菜、きのこ、海藻など主にビタミン、ミネラル、食物繊維を多く含む食品を使ったもの。

高齢者の状況

 令和6年度の「主食・主菜・副菜を組み合わせた食事が1日2回以上の日がほぼ毎日の者の割合」は、全体で52.8%であり、男女別にみると、男性52.3%、女性53.2%でした。年齢階級別にみると、男女ともに、60歳以上で50%を超えており、20代がもっとも低くなりました。高齢者の多くはバランスのよい食事をしている傾向にありますが、ライフスタイルは人それぞれであり、一人ひとりが自分の食生活を見直し、実践していくことが大切です。

「主食・主菜・副菜を組み合わせた食事が1日2回以上の日がほぼ毎日の者の割合」とは「毎日」または「週に6日」と回答した者を指す。ここ1ヶ月間の主食、主菜、副菜、の3つを組み合わせて食べることが1日に2回以上あるのは週に何日あるかアンケートをとった結果、回答者総数のうち、男性は毎日が45.3%、週に6日が7%。女性は毎日が47.2%、週に6日が6%。60歳から69歳の回答者のうち、男性は毎日が47.2%、週に6日が8%。女性は毎日が51.8%、週に6日が6.7%。70歳以上の回答者のうち、男性は毎日が62.8%、週に6日が7.2%。女性は毎日が63.9%、週に6日が7.1%。

高齢者の食事の特徴

 高齢者は様々な原因で食事がとりづらくなります。
栄養が不足すると低栄養となり、心と体が弱ってしまいます

  • 運動量が減少し、おなかが空かない→食事量の減少(栄養素の不足)
  • 咀嚼能力や消化吸収機能の低下→穀類やイモ類、くだもの、柔らかい野菜などを好む(炭水化物に偏った食事)
  • 味覚、嗅覚の低下→濃い味付けを好む(塩分過剰)
  • 薬の数が多い→嘔気や食欲低下
  • 認知機能の低下→偏った食事、食事量の減少

効率的に栄養を摂りましょう

  • 主食だけでなく、おかず(主菜、副菜)も一緒に食べましょう。
  • ​食が細い人は、野菜よりも先に主菜(肉、魚、卵、大豆製品)を食べましょう。
  • 一回の食事が少ない人は、間食を2から3回追加しましょう。
  • 間食は、お菓子ばかりではなく、果物や乳製品などで摂りましょう。

気軽に管理栄養士へご相談ください

 当センターでは管理栄養士が、食事のお困りごとについて、一人ひとりのライフスタイルに合わせたアドバイス(栄養相談)をさせていただいております。
 ご希望される方は、主治医までお申し付けください。