News & Topics
ホーム > 病院 > ロコモフレイルセンター > ニュース&トピックス > 「ロコモ・フレイル予防体操 比べてみよう体力測定」を開催しました
2024年10月5日(土曜日)に当センター教育研修棟にて「ロコモ・フレイル予防体操 比べてみよう体力測定」を開催いたしました。本イベントは、ロコモ・フレイル予防啓発・地域の市民の方への健康推進を目的に開催し、当センターで開催されるのは、4回目。今回は33名の方にご参加いただきました。渡邉剛医師(ロコモフレイルセンター副センター長)の進行のもと、赤津裕康医師(ロコモフレイルセンター長)の挨拶、専門医師によるスライドを用いた講演がはじまりました。内容は、フレイルやロコモとは何か、予防のためにできることなどの講話があり、中村歯科医師によるオーラルフレイルについての説明も行いました。
赤津センター長のお話
松井前センター長のお話
中村歯科医師のお話
渡邉副センター長の司会進行
後半は、当院リハビリテーション科 谷本正智理学療法士長が、家でもできる体操のご紹介をいたしました。実演の後、理学療法士数名が会場を回り、参加者の方に声掛けをしながら体験していただきました。筋肉名称のクイズや、頭を使ったゲーム感覚の体操などがあり、笑い声の中、参加者の皆様は、真剣かつ楽しく取り組んでおられました。多くの参加者から「日頃から行える体操を知ることができた」「自宅でも続けてやっていきたい」「鍛える筋肉の働きを知ることができて楽しかった」などの喜びの声をいただきました。
ロコモ・フレイル予防体操の様子
ロコモ・フレイル予防体操の様子
約30分の体操の後は、希望者に体力測定として、ロコモ度テスト、バランス能力テストの体験をしていただきました。ロコモ度テストとはロコモの程度を測定する検査で、立ち上がりテストと2ステップの測定結果とロコモ25(25項目の質問票)の3つのテストから、ご自身のロコモ度を測定することができます。
測定後は、「比べてみよう体力測定」としてご自身の結果から値を、会場にある大きなグラフ等にシールで貼っていただきました。ご自身が、どこに位置するかを意識していただきながら参加していただくこのブースでは、時折、歓喜や落胆の声が聞こえるなど、楽しくご自身の体力を知るきっかけの場を提供できたと思います。
比べてみよう体力測定
比べてみよう体力測定
他にも希望者対象に、理学療法士が行う「足首健康度をチェックしてみよう」ブースがありました。日頃あまり気にすることのない足背屈角度を簡易測定してもらい、転倒との関連についてのお話やストレッチ方法をご紹介いたしました。相談ブースでは事前予約対象の方に、赤津センター長による「フレイル相談コーナー」、松井前センター長による「ロコモ相談コーナー」、中村歯科医師による「お口・飲み込みに関する相談コーナー」を行いました。病院の診察室以外の場所で、1対1で話せるこのブースでは、日頃気になっている話題をお聞きし、アドバイスをさせていただくことで満足いただいたのではないかと思います。
相談コーナーの様子
各回、約1時間30分のイベントはあっという間に過ぎ、次回イベント開催のご期待の声もいただきました。スタッフ一同、地域の方への健康推進を今後も努めて参ります。今回のイベントで体験されたことを皆様のロコモ・フレイルの予防に役立てていただければ光栄です。