国立長寿医療研究センターは「心と体の自立を促進し健康長寿に寄与する」ことを使命としています。
そのためには、症状のないときから早期に軽微な異常をみつける「予防老年医学」の考えが重要です。健康長寿は、私どもすべての願いです。高齢期になってから心や体の自立をそこない、健康長寿の妨げとなる疾患の多くは、中年期から知らない間に徐々に進行していきます。このような状態を早期に発見し、ご自身で管理できるものは管理し、治療が必要なものはすみやかに病院で治療して頂くことにより、一人でも多くの方にお元気で過ごして頂きたい、「長寿ドック」はそんな思いから企画された総合検診システムです。日本と世界の研究成果を生かし、心と体の自立を妨げる疾病をもれなく一日で検査する体制を作っています。
結果については、フルカラー印刷の結果票をもとに担当医師が直接面談させて頂くとともに、ご希望に応じて異常が指摘された病態に関連する診療科の予約をすみやかにとっていただけます。
健やかな高齢期を送っていただくことを目的とした私どもの「長寿ドック」をぜひご利用ください。
国立長寿医療研究センター 病院長
近藤 和泉