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  2. 研究内容

認知症の早期診断と新規治療薬の創成を目指した高速スクリーニング

研究課題名

「ヒト脳切片を用いた新規スクリーニング法の開発」

「トリプトファン代謝酵素(IDO及びTDO)の阻害剤の開発」

目的

 タウ代謝異常を標的とした診断薬、及び代謝異常の抑制等による治療薬については、現時点では未だ臨床試験で有効な薬剤や療法が開発されていません。

1.ヒト脳に蓄積したタウ蛋白質凝集体を直接標的とした創薬スクリーニングシステムの開発を目的として、技術開発を行っています。

2.トリプトファン代謝酵素の酵素活性を阻害する化合物のスクリーニングを行います。

概要

 ヒト新鮮凍結脳切片を用いたアルツハイマー病診断PETプローブの開発を行っています。 東京都健康長寿医療センターとの共同研究によりヒト脳検体を用いて、東京大学創薬オープンイノベーションセンターの創薬用低分子化合物ライブラリからリー ド化合物の選択を行います。凍結脳小切片を作成し、親和性のある低分子化合物をMALDI-TOF/MS飛行時間型質量分析装置によるイメージング質量分 析を行い親和性化合物を選択するシステムについて特許申請を行いました。下記のフォーラムにて発表予定です。