愛知県 人生の最終段階における医療体制整備事業 事業概要
あいちACPプロジェクト ~共有意思決定支援を学ぶ研修会~
愛知県 人生の最終段階における医療体制整備事業 事業概要
1.事業実施背景
地域での看取り体制を構築するためにも、疾病を抱えた方が人生の最期をどのように迎えるかについて、個人の尊厳が重んぜられ、患者それぞれの意思がより尊重される形で選択がなされ、必要な医療等の提供が行われる状況を確保する必要がある。
2.事業目的
人生の最終段階に受ける医療・ケアに対する本人の希望についての意思決定支援を行う相談員を育成するための研修事業を、入院医療機関および在宅関連施設等を対象に実施し、患者が心穏やかに人生の最期を迎えられる体制を愛知県内全域で整備する。
3.事業の枠組み
- 研修事業に関する会議の開催
事業の枠組みや、その進捗、研修内容などに関し、愛知県内の関係者、多職種の職能団体代表者、自治体代表者らで構成される、代表者会議にて事業の進捗情報を共有し、適時に助言や評価を行う場を開催する。
また、愛知県内10か所の地域拠点の選定なども担う。
- 相談対応力向上研修会における講師人材養成研修会の開催
アドバンス・ケア・プランニングの適切な実施にむけた相談対応力向上研修会において、講師を担う人材を養成するために、愛知県の各専門職能団体から推薦された講師候補者に対し、研修会を開催する。
- 相談対応力向上研修会の開催
愛知県内10か所の地域拠点で、医療や介護に関る多職種を対象にした、アドバンス・ケア・プランニングの適切な実施にむけた相談対応力向上研修会を開催する。
平成30年度に採択された10地域拠点はこちら
- 研修教材、プログラムの構築
研修事業を充実したものとするため、受講者が、研修会に臨むに当たっての事前学習や、研修会を踏まえた復習等を行うための教材、教育プログラムを構築する。
- フォローアップ研修会の開催
3.の相談対応力向上研修会から期間をおいて、同受講者を対象とし、現場での実践を踏まえた新たな課題への気づき等を生むため、受講者からの振り返り発表および評価、応用的な取組に係る講義等で構成するフォローアップ研修会を、3.と同じ10か所の地域拠点で開催する。
4.実施主体
国立研究開発法人国立長寿医療研究センター(愛知県委託事業)
5.実施期間
平成30年4月1日から平成31年3月31日まで