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EnsiteVer5.0.1を使用して気付いた事

皆様、たいへんご無沙汰しております。とても久しぶりの更新の今回は心臓カテーテルアブレーションに使用している3Dマッピング装置「EnsiteX」の最新バージョンを使用して気になったことについて書かせて頂きます。

当センターでも少し前からEnsite Ver5.0.1の使用が開始されました。前バージョンとは細かい部分でいくつか違いがあります。治療には直接関係ない部分にはなりますが、システムの立ち上がりが爆速になりました。旧バージョンでは「Abbott」マークが32回転する事でやっとログイン画面に移行していましたが、本バージョンはわずか3回転で起動します。このスピード感は地味にうれしいです。治療に関する部分において現時点でもっとも違うのは、多くのvoxelポイントが取得できるセンサーカテーテルに対応したという事だと認識しています。他にもいろいろとあるようですが、その中で当センターの使用においてこれまでと異なった挙動があり、戸惑った経験をしましたので報告させて頂きます。

それはモデル作成後のデザインライン(マーカーによる治療ライン)の描画です。これまでのバージョンでは、リアサインしたチャンバー(LAA等)を非表示にして、何も気にすることなく理想の治療ライン(PV周りやSVC、PWIなど)を描画していました。しかし本バージョンを使用するようになってから「思ったようにデザインラインが描けない」事がしばしば・・・。症例中に試行錯誤することで原因が分かりましたので報告させて頂きます。それは3D空間で非表示にしただけではダメだという事です。旧バージョンではチャンバーの表示/非表示や別チャンバーへのリアサインに関係なくデザインラインの描画ができました。しかし、今回のバージョンアップによりそれが不可能となったようです。つまりデザインラインを描画する場合は“目的とするチャンバーのみ“を3D空間に存在させる必要があるという事です。逆に言えば別チャンバーが3D空間に存在する状態ではデザイラインをスムーズに描画する事が出来ない可能性があるという事です。これはデザインラインが同一チャンバーのSurface上でしか描けない事を意味していると理解しています。例を挙げますと、LAとLAA(リアサインした別チャンバー)、LAとRA/SVC(Left ChamberとRight Chamberなど)などはその時々の治療対象に合わせて3D空間からどちらかを消す必要があるという事です。

左心房のCT画像と作成モデル

右心房モデル

ちなみに上の2つの画像は文章とはあまり関係のない治療中のマッピング画像となります。

これまで曖昧だった部分がより精密になった??描画後にジオメトリーの調整をした際、それまで描いていたライン上を大きく削った場合にデザインラインがすべて消えるといった動きは以前からありましたが、最初から描画できない事はこれまではありませんでした。PreMapを行った後に即座にデザインラインを描かなくてはならない状況下で思ったようにデザインラインが引けないというのは手技を止めてしまう事につながるため絶対に避けたいところです。もしも当方の認識が間違っていましたらご教示頂けますと幸いです。また、同じ運用方法で治療をしている方の参考になれば幸いです。

お問い合わせ先

臨床工学部

TEL:0562-46-2311(代表)

E-mail:med-eng(at)ncgg.go.jp

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