研究室概要

 生活機能賦活研究部は、高齢者の自立支援を促す効果的な方法を検証し、介護予防事業などの保健福祉サービスとして用いることのできるプログラムの作成を目的とした研究を行っています。
   
 中心的な研究課題は、軽度認知障害(MCI)の状態から認知症になることを予防するための運動や活動方法の探索と実証試験です。MCIから脱却するために効果的な方法を検討するため、今までに10,000名以上の高齢者の調査を実施して、関連する要因を探索しています。MCI予防の実証試験では、介入プログラム(効果があると思われる方法)の前後に実施する詳細な認知機能検査(記憶や注意力検査など)から、プログラムの効果を検証しています。そして、このような活動によって認知症の発症を予防できるか、もしくは発症したとしてもその時間を遅らせることができるか、長期的な観察によって確かめていく予定です。

 


▲上に戻る▲


Copyright (C) 2011 Department of Functioning Activation. All Rights Reserved.
独立行政法人 国立長寿医療研究センター 老年学・社会科学研究センター 生活機能賦活研究部
〒474-8511 愛知県大府市森岡町7丁目430番地
電話/0562-44-5651(内線5251)  FAX/0562-46-8294