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ホーム > 研究の推進 > 人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針に基づく研究実施の情報公開 > 倫理・利益相反委員会受付番号No.23TB43

倫理・利益相反委員会受付番号No.23TB43

「ハンドセラピィ(手の機能回復を目指すリハビリテーション)対象患者における治療経過の実態および治療経過に関連する要因についての検討(倫理・利益相反委員会受付番号No.23TB43)」人を対象とする生命科学・医学系研究実施についてのお知らせ

 国立長寿医療研究センター先端医療開発推進センターでは岡崎市民病院と共同で、下記の人を対象とする生命科学・医学系研究を実施しております。
 本研究は、通常の診療で得られた情報(電子カルテなど)から必要な情報を取り出し、まとめることによって行われるものです。
 このような研究は、厚生労働省・文部科学省・経済産業省の「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」の規定により、対象となる患者さんのお一人ずつから直接ご同意をいただかずに実施することができますが、研究内容の情報を公開することが必要とされています。このお知らせをもって研究内容の情報公開とさせていただきますので、ご理解いただけますようお願いいたします。
 本研究に関するお問い合わせなどがございましたら、下記の「本研究に関するお問い合わせ先」までご連絡いただけますようお願いいたします。

2024年3月1日

1.研究課題名

「ハンドセラピィ(手の機能回復を目指すリハビリテーション)対象患者における治療経過の実態および治療経過に関連する要因についての検討」
(倫理・利益相反委員会受付番号No.23TB43)

本研究課題については、国立長寿医療研究センター倫理・利益相反委員会による倫理審査を経て、国立長寿医療研究センター理事長の実施許可を受けております。

2.研究責任者

  • 岡崎市民病院 医療技術局 リハビリテーション室 正作業療法士 竹内大介【研究代表者】
  • 国立長寿医療研究センター 先端医療開発推進センター 臨床研究支援主任 田中誠也

3.研究の背景

手の外傷に対する代表的な治療介入方法として、ハンドセラピィがあげられます。これまでの報告から、ハンドセラピィに必要な治療期間におおよその推定は可能ですが、選択した治療方法や患者の特性によってハンドセラピィ介入期間は様々で、治療経過にかかわる要因についても不明な点が多いのが現状です。

4.研究の目的

手の外傷によりハンドセラピィを実施した、患者の治療経過の実態や治療経過にかかわる要素について検討することで、ハンドセラピィ実施後の予後予測および治療介入方針の決定に活用可能な知見を得ること。

5.研究の方法

対象となる患者さん

2017年1月1日~2023年12月31日までに岡崎市民病院の整形外科へ受診又は入院された方

研究期間

2024年3月1日 ~ 2026年3月31日

利用するカルテ情報

1.背景情報

年齢、性別、身長、体重、現病歴、既往歴、服薬状況、利き手

2.臨床所見

手の外傷に関する治療内容および経過
リハビリを実施した期間や回数および内容
肩・肘・手・手指関節の可動域(ROM)、握力

3.レントゲン画像所見
4.日常生活動作およびQOL(生活の質)

上肢障害評価表(DASH)および短縮版(Quick DASH)
上肢機能評価(Hand20)
患者立脚型評価Patient-rated wrist evaluation日本手外科学会
日本語版(PRWE-J)
介入終了時のリハビリに対する満足度や日常生活の支障に関する問診

上記の情報については、利用・提供前に被験者保護の観点から、倫理・利益相反委員会承認後1か月以上経過後から、利用・提供予定です。

この研究は、多施設との共同研究で行われます。研究で得られた情報は、共同研究機関内で利用されることがあります。

6.研究実施について同意しないことおよび同意を撤回することの自由について

ご自身の手の外傷の治療のために収集した情報が、本研究に利用されることにご同意いただけない場合には、研究に使用する情報からあなたにかかる情報を削除いたしますので、お問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。研究期間の途中であっても構いません。また、情報の削除依頼をしたことにより、不利益を被ることはございません。ただし、ご連絡をいただいた時点で、研究結果が学会や論文等ですでに公開されている場合などには解析結果を削除できないことがあります。

7.研究についての情報公開

この研究の計画書や研究の方法に関する資料をご覧いただくことや、文章でお渡しすることができます。希望される方は、以下の「本研究に関するお問い合わせ先」へご連絡ください。なお、この研究に参加しているほかの方の個人情報や、研究の知的財産等は、お答えできない内容もありますのでご了承ください。

8.個人情報の取扱い

研究に利用する情報には個人情報が含まれますが、岡崎市民病院から国立長寿医療研究センターに提出する場合には、お名前、住所など、個人を直ちに判別できるような情報は削除し、研究用の番号をつけます。また、研究用の番号とあなたの番号を結びつける対応表を岡崎市民病院の研究代表者が作成し、研究参加への同意の取り消し、診療情報との照合などの目的に使用します。対応表は、研究に携わらない第三者が適切に管理し、岡崎市民病院外には持ち出しません。なお、岡崎市民病院と国立長寿医療研究センターの間でのデータの授受は、パスワードロックをかけセキュリティ対策を行った状態でメールまたはクラウドサービスを用いて行います。
情報は、岡崎市民病院の研究代表者および情報の提供先である、国立長寿医療研究センター研究責任者 田中誠也が責任をもって適切に管理いたします。研究成果は学会や学術雑誌で発表されますが、その際も個人を直ちに判別できるような情報は利用しません。

本研究に関するお問い合わせ先

国立研究開発法人国立長寿医療研究センター
 先端医療開発推進センター 臨床研究支援部 田中誠也

〒474-8511 愛知県大府市森岡町七丁目430番地

電話:0562-46-2311(代表)