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ホーム > 研究の推進 > 人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針に基づく研究実施の情報公開 > 倫理・利益相反委員会受付番号No.1781

倫理・利益相反委員会受付番号No.1781

「ロボット介護機器使用に伴う使用感に関する調査(倫理・利益相反委員会受付番号No.1781)」人を対象とする生命科学・医学系研究実施についてのお知らせ

 国立長寿医療研究センター 健康長寿支援ロボットセンターでは、下記の人を対象とする生命科学・医学系研究を実施しております。
 本研究は、2023年11月8日~13日に国立長寿医療研究センターの健康長寿支援ロボットセンターにて行われた体験会に出席して、介護ロボットを試用し、アンケートに答えた方の資料より必要な情報を取り出し、まとめることによって行われるものです。
 このような研究は、厚生労働省・文部科学省・経済産業省の「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」の規定により、対象となった方のお一人ずつから直接ご同意をいただかずに実施することができますが、研究内容の情報を公開することが必要とされています。このお知らせをもって研究内容の情報公開とさせていただきますので、ご理解いただけますようお願いいたします。
 本研究に関するお問い合わせなどがございましたら、下記の「本研究に関するお問い合わせ先」までご連絡いただけますようお願いいたします。

 2024年2月2日

1.研究課題名

「ロボット介護機器使用に伴う使用感に関する調査」
(倫理・利益相反委員会受付番号No.1781)

本研究課題については、国立長寿医療研究センター倫理・利益相反委員会による倫理審査を経て、国立長寿医療研究センター理事長の実施許可を受けております。

2.研究機関の名称および研究責任者の氏名(部署名)

  • 国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター 健康長寿支援ロボットセンター ロボット臨床評価研究室 加藤健治
  • 株式会社ジェイテクト アクティブ・ライフ事業部 尾崎光晴

3.研究分担者名(部署名)

国立研究開発法人国立長寿医療研究センター 健康長寿支援ロボットセンター

  • ロボット臨床評価研究室 吉見立也
  • 健康長寿テクノロジー応用研究室 霜鳥大希

株式会社ジェイテクト アクティブ・ライフ事業部 商品開発室

  • 太田浩充
  • 第1商品開発Gr. 松井紀晃、新井智樹、吉見孔孝、小林祐紀、宮西海舟

4.本研究の意義、目的

本研究では、介護支援を目的としたロボット機器(介護ロボット)の使用感について調査することを目的としています。介護ロボットとして、主に腰の補助を行う機種、マッスルスーツEvery、HAL®(腰タイプ 介護支援用)、J-PAS fleairyの3機種について、使用感を調査します。
アンケート及び身体計測結果から、年齢別、体格別、使用場面等により使用感の差異が得られれば、それぞれのロボットに対する要求事項としてまとめます。また、ロボット使用の際の推奨事項として、あるいはアシスト力の調整などの開発にも活かすことができる点が本研究の意義です。

5.本研究に利用・提供する情報、利用・提供を開始する予定日

2023年11月8日~13日に、国立長寿医療研究センターの健康長寿支援ロボットセンターにて行われたロボット体験会に出席し、上記に示す各介護ロボットを試用された方の資料(使用感アンケート、事前事後アンケート、身体計測結果)を使用します。
上記の情報については、利用・提供前に被験者保護の観点から、倫理・利益相反委員会承認後1か月以上経過後から、利用・提供予定です。

6.本研究の方法

上記資料より年齢別、体格別、使用場面等による使用感の差異を検討し、介護ロボットへの要求事項としてまとめます。さらに、ロボットの使用場面の推奨事項等についても考察を行い、今後の開発に活かします。解析は、株式会社ジェイテクトと一部データを共有して行うため、情報が株式会社ジェイテクトに提供されます。

7.研究期間

 2024年2月2日 ~ 2025年3月31日

8.対象となる患者さん・研究対象者として選定された理由

2023年11月8日~13日に、国立長寿医療研究センターの健康長寿支援ロボットセンターにて行われた、ロボット体験会に出席された方を対象としております。

9.研究対象者に生じる負担並びに予測されるリスクおよび利益

既存のアンケート、身体計測資料の利用のみであり、プライバシーの保護についても十分に配慮されるため、新たに発生する不利益ならびに危険性は想定されません。また、対象者個人に対する直接の利益も想定されません。

10.研究実施について同意しないことおよび同意を撤回することの自由について

本研究は、既に実施したロボット体験会に参加された方のアンケートを利用する、オプトアウト方式を取っております。従いまして、ご自身の資料が、本研究に利用されることにご同意いただけない場合には、研究に使用する資料からあなたにかかる情報を削除いたしますので、下部に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。研究期間の途中であっても構いません。また、情報の削除依頼をしたことにより、不利益な取扱いを受けることはございません。ただし、ご連絡をいただいた時点で、研究結果が学会や論文、機器の展示会等ですでに公開されている場合などには解析結果を削除できないことがあります。

11.本研究に関する情報公開の方法

この掲示により、本研究に関する情報公開といたします。研究結果の公開については、学会発表・論文投稿にて行う予定でおります。

12.研究計画書等の閲覧について

他の研究対象者等の個人情報等の保護および本研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、研究計画書および研究の方法に関する資料を閲覧することができます。閲覧を希望される場合には、下部に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。

13.個人情報等の取扱い

本研究では、すべての結果をID番号で扱っており、本人を特定できる情報(氏名・住所など)は体験会を実施した時点において、既に削除されておりますので、個人情報が含まれることはありません。研究成果は学会や論文、あるいは機器のカタログや展示会等において発表されますが、その際にも本人を特定できるような内容を含むことはございません。

14.試料・情報の保管および廃棄の方法

抽出したデータ、匿名化されたデータ、共有して解析した後のデータについては、研究期間終了後10年もしくは学会や論文等での発表から10年の間、当センター健康長寿支援ロボットセンターにて、保存媒体を施錠保管いたします。保管期間満了後は速やかに紙データはシュレッダーにかけ、電子データはデータが保存されているパソコンおよびデータベース上から完全に廃棄します。データの提供先機関である株式会社ジェイテクトにおいても同様に、研究期間終了後10年もしくは展示会等での発表から10年の間、保存媒体を施錠保管し、その後、完全に廃棄します。

15.研究の資金源等、研究機関の研究に係る利益相反および個人の収益等、研究者等の研究に係る利益相反に関する状況

本研究は、JSTムーンショット型研究開発事業(ムーンショット目標3)、厚生労働省 介護ロボットの開発・実証・普及のプラットフォーム事業、および株式会社ジェイテクトとの共同研究による研究費を使用して実施します。利益相反について、当センターの利益相反対処方針に従い利益相反行為防止規則を遵守し、適正に本研究を実施します。

16.研究対象者から取得された試料・情報について、研究対象者等から同意を受ける時点では特定されない将来の研究のために用いられる可能性又は他の研究機関に提供する可能性がある場合には、その旨、同意を受ける時点において想定される内容ならびに実施される研究及び提供先となる研究機関に関する情報を研究対象者等が確認する方法

本研究にて取得した資料を、ムーンショット開発研究のデータマネジメントプランに従い、将来の同種の研究のために開示することがありますが、その場合でもプライバシーについては十分に配慮します。また、この研究にて取得したデータの提供先となる研究機関に関する情報は、下記のお問い合わせ先にて確認できます。
なお、本情報に関する公開文書は下記URLにて確認できます。

https://www.ncgg.go.jp/ncgg-kenkyu/ekigaku/index.htmlこのリンクは別ウィンドウで開きます

17.研究対象者等およびその関係者からの相談等への対応

本研究に関して疑問に思ったり、知りたいことがあったりする場合、研究に関する相談があった場合、研究代表者が対応します。その際、他の研究対象者等の個人情報等の保護および当該研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、研究の資料(研究計画書や研究の方法に関する資料)を書面にて説明、また面談を実施します。

本研究に関するお問い合わせ先

国立研究開発法人国立長寿医療研究センター
 健康長寿支援ロボットセンター ロボット臨床評価研究室 加藤健治

〒474-8511 愛知県大府市森岡町七丁目430番地

電話:0562-46-2311(代表)