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ホーム > 研究の推進 > 人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針に基づく研究実施の情報公開 > 倫理・利益相反委員会受付番号No.1774

倫理・利益相反委員会受付番号No.1774

「回復期リハビリテーション病棟入院患者における入院時口腔環境と栄養状態の関連(倫理・利益相反委員会受付番号No.1774)」人を対象とする生命科学・医学系研究実施についてのお知らせ 

 国立長寿医療研究センター歯科口腔外科部では、下記の人を対象とする生命科学・医学系研究を実施しております。
 本研究は、通常の診療で得られた情報(電子カルテなど)から必要な情報を取り出し、まとめることによって行われるものです。
 このような研究は、厚生労働省・文部科学省・経済産業省の「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」の規定により、対象となる患者さんのお一人ずつから直接ご同意をいただかずに実施することができますが、研究内容の情報を公開することが必要とされています。このお知らせをもって研究内容の情報公開とさせていただきますので、ご理解いただけますようお願いいたします。
 本研究に関するお問い合わせなどがございましたら、下記の「本研究に関するお問い合わせ先」までご連絡いただけますようお願いいたします。

2023年12月22日

1.研究課題名

「回復期リハビリテーション病棟入院患者における入院時口腔環境と栄養状態の関連」
(倫理・利益相反委員会受付番号No.1774)

本研究課題については、国立長寿医療研究センター倫理・利益相反委員会による倫理審査を経て、国立長寿医療研究センター理事長の実施許可を受けております。

2.研究機関の名称および研究責任者の氏名(部署名)

国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター 歯科口腔外科部 中村純也

3.研究分担者名(部署名)

国立長寿医療研究センター

  • 歯科口腔外科部 村上正治、釘宮嘉浩、中野有生
  • リハビリテーション科部 加賀谷斉

4.本研究の意義、目的

回復期での医科歯科連携は、まだまだ十分とは言えません。回復期リハビリテーション病棟に入院された患者さんの口腔内はどのような状況なのか、またその口腔内の状況は入院中の栄養確保と関連があるのか、これらを明らかにすることにより、回復期の患者さんの低栄養を予防する何らかの方策に繋がる可能性があります。

5.本研究に使用する情報

年齢、性別、う蝕歯数、現在歯数、口腔機能、歯周病の罹患状況、口腔清掃状態、義歯の有無、義歯の適合状態、動揺歯の有無、動揺歯の本数、ブラッシング指導の経験有無、口腔清掃の自立度、歯磨き回数、歯磨き時間、かかりつけ歯科の有無、日本語版Oral Health Assessment Tool(口腔環境の指標)、入院時疾患、認知機能、居住環境、ADL/IADL/BI(日常生活の自立度)、身体測定結果(身長、体重、Body Mass Index)、体組成測定結果(四肢骨格筋量、脂肪量、除脂肪量)、栄養状態、食品摂取多様性スコア、食事摂取量、食形態、服薬内容、服薬数、併存疾患、血液検査結果、うつ指標、歩行速度、握力、基本チェックリスト(心身機能のチェック表)、発声困難感(普段の会話で、言葉をはっきりと発声できないことがありますか)、咬筋の厚さ、咬筋の長さ、咬筋筋内の脂肪量、要介護度、麻痺の有無、入院日数、退院先、入院中の嚥下機能検査実施有無、入院中の言語聴覚士介入有無

上記の情報については、倫理・利益相反委員会承認後から使用予定です。

6.本研究の方法

上記5.の情報は、プライバシー保護のため、データ収集後に匿名化処理(個人を特定可能な情報を削除し、管理用IDを付与)され、データ解析を行います。

7.研究期間

2023年12月22日 ~ 2027年3月31日

8.対象となる患者さん・研究対象者として選定された理由

2022年6月~2026年3月の間に、国立長寿医療研究センター回復期リハビリテーション病棟に入院した患者さんが対象となります。

9.研究対象者に生じる負担並びに予測されるリスクおよび利益

既存の診療情報の利用のみであり、プライバシーの保護についても十分に配慮されるため、新たに発生する不利益並びに危険性は想定されません。また、対象者個人に対する直接の利益も想定されませんが、回復期の患者さんの低栄養を予防する何らかの方策に繋がる可能性があると考えられます。

10.研究実施について同意しないことおよび同意を撤回することの自由について

ご自身の診療情報が、本研究に利用されることにご同意いただけない場合には、研究に使用する情報からあなたに関わる情報を削除いたしますので、下部に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。研究期間の途中であっても構いません。また、情報の削除依頼をしたことにより、不利益な取扱いを受けることはございません。ただし、ご連絡をいただいた時点で、研究結果が学会や論文等ですでに公開されている場合などには解析結果を削除できないことがあります。

11.本研究に関する情報公開の方法

この掲示により、本研究に関する情報公開といたします。研究結果の公開については、国内学会発表および論文発表にて行う予定でおります。

12.研究計画書等の閲覧について

他の研究対象者等の個人情報等の保護および本研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、研究計画書および研究の方法に関する資料を閲覧することができます。閲覧を希望される場合には、下部に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。

13.個人情報等の取扱い

本研究では、診療情報(電子カルテ)より上記5.の情報を抽出して使用いたしますが、患者さんが特定できる情報(氏名・住所など)を削除した状態で抽出しています。
抽出データに残されている患者ID番号についても、患者ID番号とは別の新たな符号・番号に置き換えた上で保管し、研究に使用いたします。患者ID番号と置き換えた符号・番号との対応表は、研究に使用する抽出データとは別にされ、当センター内にて厳重に保管されます。
また、研究成果は学会や論文として発表されますが、その際にも患者さんを特定できるような内容を含むことはございません。

14.試料・情報の保管および廃棄の方法

研究で解析のために入手した、匿名化されたデータと個人を特定可能な情報と管理用IDを紐づけるための対応表については、学会や論文等での発表から10年の間保管いたします。国立長寿医療研究センターにある匿名化されたデータは、最終成果公表後10年間保管いたします。研究で解析のために入手した匿名化されたデータ、対応表については国立長寿医療研究センター歯科口腔外科部にて、保存媒体を施錠保管いたします。保管期間満了後は速やかに、シュレッダーによる裁断やメモリーからの削除および保存媒体の破壊にて、データを廃棄いたします。

15.研究の資金源等、研究機関の研究に係る利益相反および個人の収益等、研究者等の研究に係る利益相反に関する状況

本研究は,長寿医療研究開発費および科学研究費を用いて実施いたします。企業等と特別な利益相反関係状態にはありません。

16.研究対象者等およびその関係者からの相談等への対応

研究に対するお問い合わせがございましたら、下記のお問い合わせ先まで御連絡ください。研究責任者が対応いたします。

本研究に関するお問い合わせ先

国立研究開発法人国立長寿医療研究センター

 歯科口腔外科部 中村純也

〒474-8511 愛知県大府市森岡町七丁目430番地

電話:0562-46-2311(代表)