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ホーム > 研究の推進 > 人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針に基づく研究実施の情報公開 > 倫理・利益相反委員会受付番号No.1738

倫理・利益相反委員会受付番号No.1738

「公的データとNCGG-STORIESの連結データを活用した認知症者の予後及び医療・介護サービスの利用に関する研究(倫理・利益相反委員会受付番号No.1738)」人を対象とする生命科学・医学系研究実施についてのお知らせ

 国立長寿医療研究センター老年学・社会科学研究センター老年社会科学研究部では、下記の人を対象とする生命科学・医学系研究を実施しております。
 本研究は、大府市、東海市、知多市、東浦町の医療・介護レセプトなどの公的データと、NCGG-STORIES(National Center for Geriatrics and Gerontology–Life STORIES of People with Dementia)のデータから必要な情報を取り出し(匿名化)、まとめることによって行われるものです。
 このような研究は、厚生労働省・文部科学省・経済産業省の「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」の規定により、対象者お一人ずつから直接ご同意をいただかずに実施することができますが、研究内容の情報を公開することが必要とされています。このお知らせをもって研究内容の情報公開とさせていただきますので、ご理解いただけますようお願いいたします。
 本研究に関するお問い合わせなどがございましたら、下記の「本研究に関するお問い合わせ先」までご連絡いただけますようお願いいたします。

2023年8月24日

1.研究課題名

「公的データとNCGG-STORIESの連結データを活用した認知症者の予後及び医療・介護サービスの利用に関する研究」
(倫理・利益相反委員会受付番号No.1738)

本研究課題については、国立長寿医療研究センター倫理・利益相反委員会による倫理審査を経て、国立長寿医療研究センター理事長の実施許可を受けております。

2.研究機関の名称および研究責任者の氏名(部署名)

国立長寿医療研究センター 老年社会科学研究部 斎藤民

3.研究分担者名(部署名)

国立長寿医療研究センター

  • 研究所 櫻井孝
  • 老年社会科学研究部 金雪瑩、中川威、岡橋さやか、野口泰司、小松亜弥音
  • 予防科学研究部 黒田佑次郎、杉本大貴、内田一彰、藤田康介

4.本研究の意義、目的

後期高齢者の急増に伴い、今後も認知症者の増加が予想されます。しかし、認知症者の予後及び医療介護サービスの利用の現状とその要因に関する知見は、未だ国内外で十分とはいえないです。本研究では、NCGG-STORIESデータと医療介護公的データを突合することで、認知症者の利用介護サービス利用や予後を把握し、その関連要因を探索することを目的としています。

5.本研究に使用する情報

大府市、東海市、知多市、東浦町の医療レセプトデータ、介護レセプトデータ、要介護認定情報、NCGG-STORIES(National Center for Geriatrics and Gerontology–Life STORIES of People with Dementia)データ

上記の情報については、2023年9月1日から、使用予定です。

6.本研究の方法

NCGG-STORIES(National Center for Geriatrics and Gerontology–Life STORIES of People with Dementia)データと、医療・介護・人口動態統計等の公的データを突合して分析を行います。上記の連結済のデータにより、認知症者の要介護重度化、入院、医療介護サービス利用状況、死因別死亡を初診から追跡し、関連要因を検証します。

7.研究期間

2023年8月24日 ~ 2027年3月31日

8.対象となる患者さん・研究対象者として選定された理由

国立長寿医療研究センターもの忘れ外来を、2010年6月から2022年7月末日までの間に受診した者のうち、大府市、東海市、知多市、東浦町に在住し、初診時に診断名のついた者約4,500名を対象とします。

9.研究対象者に生じる負担並びに予測されるリスクおよび利益

既存の診療報酬明細書及び介護給付費明細書、NCGG-STORIESのデータの利用であり、プライバシーの保護についても十分に配慮されるため、新たに発生する不利益並びに危険性は想定されません。また、対象者個人に対する直接の利益も想定されません。

10.研究実施について同意しないことおよび同意を撤回することの自由について

ご自身の診療情報及び介護情報、NCGG-STORIES情報が、本研究に利用されることにご同意いただけない場合には、研究に使用する情報からあなたにかかる情報を削除いたしますので、下部に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。研究期間の途中であっても構いません。また、情報の削除依頼をしたことにより、不利益な取扱いを受けることはございません。ただし、ご連絡をいただいた時点で、研究結果が学会や論文等ですでに公開されている場合などには解析結果を削除できないことがあります。

11.本研究に関する情報公開の方法

この掲示により、本研究に関する情報公開といたします。研究結果の公開は、ホームページ掲載・学会報告・論文投稿等を通して発表いたします。

12.研究計画書等の閲覧について

他の研究対象者等の個人情報等の保護および本研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、研究計画書および研究の方法に関する資料を閲覧することができます。閲覧を希望される場合には、下部に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。

13.個人情報等の取扱い

本研究では、診療報酬明細書及び介護報酬明細書より上記5.の情報を抽出して使用いたしますが、抽出データに残されている被保険者番号は削除し、被保険者番号とは別の新たな符号・番号に置き換えた上で保管し、研究に使用いたします。被保険者番号と置き換えた符号・番号との対応表は研究に使用する抽出データとは別にされ、当センター内にて厳重に保管されます。また、研究成果は学会や論文として発表されますが、その際にも被保険者を特定できるような内容を含むことはございません。

14.試料・情報の保管および廃棄の方法

抽出したデータ、被保険者番号と置き換えた符号・番号との対応表、匿名化されたデータについては、研究期間終了後10年もしくは学会や論文等での発表から10年の間保管いたします。抽出したデータ、匿名化されたデータについては老年社会科学研究部にて、対応表については国立長寿医療研究センター内の本研究に直接に関わらない第三者が、本研究責任者の監督のもと、保存媒体を施錠保管いたします。保管期間満了後は、個人が特定されない状態で完全に消去します。

15.研究の資金源等、研究機関の研究に係る利益相反および個人の収益等、研究者等の研究に係る利益相反に関する状況

倫理・利益相反委員会承認後から2023年度までは、国立長寿医療研究センター長寿医療研究開発費の一部を利用いたします。2023年度から2024年度までは、国立高度専門医療研究センター医療研究連携推進本部横断的研究推進費若手研究助成の一部を利用します。
2025年度から2026年度は、研究資金を使用しません。

16.研究対象者等およびその関係者からの相談等への対応

当研究に関するご不明点などございましたら、下部に記載の連絡先までご連絡ください。

本研究に関するお問い合わせ先

国立研究開発法人国立長寿医療研究センター
 老年社会科学研究部 斎藤民

〒474-8511 愛知県大府市森岡町七丁目430番地

電話:0562-46-2311(代表)