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ホーム > 研究の推進 > 人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針に基づく研究実施の情報公開 > 倫理・利益相反委員会受付番号No.1667-2

倫理・利益相反委員会受付番号No.1667-2

「オンライン通いの場アプリケーションから得られるデータを用いた要介護および認知症発症に影響を及ぼす要因の検討(倫理・利益相反委員会受付番号No.1667-2)」人を対象とする生命科学・医学系研究実施についてのお知らせ

 国立長寿医療研究センター予防老年学研究部では、下記の人を対象とする生命科学・医学系研究を実施しております。
 本研究は、通いの場アプリ内で収集された既存情報と自治体が保有する介護保険情報、医療レセプト情報から必要な情報を取り出し、まとめることによって行われるものです。
 このような研究は、厚生労働省・文部科学省・経済産業省の「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」の規定により、対象となる方のお一人ずつから直接ご同意をいただかずに実施することができますが、研究内容の情報を公開することが必要とされています。このお知らせをもって研究内容の情報公開とさせていただきますので、ご理解いただけますようお願いいたします。
 本研究に関するお問い合わせなどがございましたら、下記の「本研究に関するお問い合わせ先」までご連絡いただけますようお願いいたします。

2023年12月27日

1.研究課題名

「オンライン通いの場アプリケーションから得られるデータを用いた要介護および認知症発症に影響を及ぼす要因の検討」
(倫理・利益相反委員会受付番号No.1667-2)

本研究課題については、国立長寿医療研究センター倫理・利益相反委員会による倫理審査を経て、国立長寿医療研究センター理事長の実施許可を受けております。

2.研究機関の名称および研究責任者の氏名(部署名)

  • 国立長寿医療研究センター 理事長 荒井秀典

3.研究分担者名(部署名)

国立長寿医療研究センター

  • 老年学・社会科学研究センター センター長 島田裕之
  • 予防老年学研究部
    • 副部長 李相侖、土井剛彦
    • 主任研究員 堤本広大
    • 特任主任研究員 牧野圭太郎
    • 研究員 原田健次、片山脩、栗田智史、冨田浩輝、森川将徳、西本和平、木内悠人、西島千陽、藤井一弥、山口亨、見須裕香、下田隆大、von Fingerhut Georg、中島千佳、松田総一郎、崎本史生、川上歩花、山際大樹、垣田大輔

4.本研究の意義、目的

この研究は、通いの場アプリで収集されるデータと、自治体が保有する介護保険情報、医療レセプト情報を用いて、要介護および認知症のリスクに関連する要因を検討することを目的としています。この研究の成果により、要介護発生および認知症発症に関連する因子が特定できれば、社会全体の健康意識の向上を促すことができると考えられます。

5.本研究に使用する情報

この研究では、通いの場アプリの利用者がアプリ内で入力した氏名、性別、生年月日、身長、体重、疾患等の属性情報や住所、基本チェックリストを含む健康チェックの記録およびアプリの各機能の使用履歴(歩数、歩行時間等の身体活動の記録、体操動画視聴記録、脳を鍛えるゲームの使用記録、通いの場への出席記録、コミュニケーション機能使用記録、食事チェック記録等)を使用します。また、研究協定を締結した自治体が保有する、介護保険情報、医療レセプト情報を使用します。

6.本研究の方法

この研究では、上記 5.のデータを用いてパソコンの統計プログラムによって多変量解析(多種の情報を混合して解析)を行い、要介護発生や認知症発症に影響を及ぼす要因を検討します。

7.研究期間

2023年1月5日 ~ 2033年3月31日

8.対象となる患者さん・研究対象者として選定された理由

この研究は、通いの場アプリを利用する方々を対象としております。

9.研究対象者に生じる負担並びに予測されるリスクおよび利益

本研究は、通いの場アプリ内で収集された既存情報と自治体が保有する介護保険情報、医療レセプト情報を利用するものであり、プライバシーの保護についても十分に配慮されるため、新たに発生する不利益並びに危険性は想定されません。また、対象者個人に対する直接の利益も想定されません。

10.研究実施について同意しないことおよび同意を撤回することの自由について

ご自身の情報が、本研究に利用されることにご同意いただけない場合には、研究に使用する情報からあなたにかかる情報を削除いたしますので、下部に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。研究期間の途中であっても構いません。また、情報の削除依頼をしたことにより、不利益な取扱いを受けることはございません。ただし、ご連絡をいただいた時点で、研究結果が学会や論文等ですでに公開されている場合などには、解析結果を削除できないことがあります。

11.本研究に関する情報公開の方法

この掲示により、本研究に関する情報公開といたします。研究結果の公開については、学会発表・論文投稿などにて行う予定でおります。

12.研究計画書等の閲覧について

他の研究対象者等の個人情報等の保護および本研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、研究計画書および研究の方法に関する資料を閲覧することができます。閲覧を希望される場合には、下部に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。

13.個人情報等の取扱い

本研究では、通いの場アプリより上記5.の情報を抽出して使用いたしますが、対象者様が特定できる情報(氏名・住所・対象者ID番号など)を削除した状態で抽出しています。研究で得られたデータは研究の目的以外に使用せず、プライバシーを守秘し、いかなる個人情報も外部に漏れないよう配慮いたします。また、研究成果は学会や論文として発表されますが、その際にも対象者様を特定できるような内容を含むことはございません。

14.試料・情報の保管および廃棄の方法

抽出したデータ、対象者ID番号と置き換えた符号・番号との対応表、匿名化されたデータについては、原則的に永久的に保管いたします。

15.研究の資金源等、研究機関の研究に係る利益相反および個人の収益等、研究者等の研究に係る利益相反に関する状況

本研究に関わる資金は、厚生労働省の介護関連データ利活用に係る基盤構築事業、長寿医療研究開発費および日本医療研究開発機構の予防・健康づくりの社会実装に向けた、研究開発基盤整備事業ヘルスケア社会実装基盤整備事業から支出されます。この研究の研究者は、企業等と特別な利益相反状態にはありません。

16.研究対象者等およびその関係者からの相談等への対応

研究に対するお問い合わせがございましたら、下記のお問い合わせ先まで御連絡ください。研究責任者が対応いたします。

本研究に関するお問い合わせ先

国立研究開発法人国立長寿医療研究センター
 老年学・社会科学研究センター センター長 島田裕之

〒474-8511 愛知県大府市森岡町七丁目430番地

電話:0562-46-2311(代表)