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ホーム > 研究の推進 > 人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針に基づく研究実施の情報公開 > 倫理・利益相反委員会受付番号No.1462-2

倫理・利益相反委員会受付番号No.1462-2

「排泄支援機器の導入に関連するインシデント報告の調査(倫理・利益相反委員会受付番号No.1462-2)」:人を対象とする生命科学・医学系研究実施についてのお知らせ

 

 

 国立長寿医療研究センター 健康長寿支援ロボットセンターおよびリハビリテーション科部では、下記の人を対象とする生命科学・医学系研究を実施しております。
 本研究は、国立長寿医療研究センター 医療安全管理室が保管する情報(インシデント報告書)から必要な情報を取り出し、まとめることによって行われるものです。
 このような研究は、厚生労働省・文部科学省・経済産業省共管の「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」の規定により、対象となる患者さんのお一人ずつから直接ご同意をいただかずに実施することができますが、研究内容の情報を公開することが必要とされています。このお知らせをもって研究内容の情報公開とさせていただきますので、ご理解いただけますようお願いいたします。
 本研究に関するお問い合わせなどがございましたら、下記の「本研究に関するお問い合わせ先」までご連絡いただけますようお願いいたします。

2022年2月3日

1.研究課題名

「排泄支援機器の導入に関連するインシデント報告の調査」
(倫理・利益相反委員会受付番号No.1462-2)

本研究課題については、国立長寿医療研究センター倫理・利益相反委員会による倫理審査を経て、国立長寿医療研究センター理事長の実施許可を受けております。

2.研究機関の名称および研究責任者の氏名(部署名)

国立長寿医療研究センター 近藤和泉(健康長寿支援ロボットセンター センター長)

3.研究分担者名(部署名)

加藤健治(健康長寿支援ロボットセンター ロボット臨床評価研究室)
吉見立也(健康長寿支援ロボットセンター ロボット臨床評価研究室)
伊藤直樹(リハビリテーション科部)
谷本正智(リハビリテーション科部)
相本啓太(リハビリテーション科部)
神谷正樹(リハビリテーション科部)
佐藤健二(リハビリテーション科部)

4.本研究の意義、目的

本研究では、国が指定する「ロボット技術の介護利用における重点分野」のうち、排泄支援、入浴支援を目的としたロボット介護機器を用いて、介護の効率化・質の向上および利用者の自立支援につながる内容を抽出し、検証することを目的としています。
また、将来的に対象者のアセスメント方法が活用されることで、ロボット介護機器が効率的に介護現場に導入されることに本研究の意義があります。

5.本研究に使用する情報

国立長寿医療研究センターの医療安全管理室が保管する2016年4月~2020年3月のインシデント報告書より、転倒転落事故の概要、発生場所、患者の前評価、後評価、発生時の状況、患者の行動目的・理由等の検索および分析を行います。

6.本研究の方法

上記5.により検索した情報からポータブルトイレの使用にかかわる内容(使用するための起き上がり、移動、使用中、使用後のベッドまでの移動における事故を含む。)を抽出し介護施設の聞き取り調査の情報と統合します。その後、排泄支援機器の使用に関するアセスメント方法について、対象者の適用可能範囲を決定し、ロボット介護機器導入マニュアルを作成します。

7.研究期間

2020年10月26日 ~ 2023年3月31日

8.対象となる患者さん・研究対象者として選定された理由

2016年4月~2020年3月の間に、当センターに入院された方のうち、インシデント報告書に登録された方を研究対象者といたします。

9.研究対象者に生じる負担並びに予測されるリスクおよび利益

既存の診療情報の利用のみであり、プライバシーの保護については十分に配慮されるため、新たに発生する不利益および危険性は想定されません。
また、対象者個人に対する直接の利益も想定されません。

10.研究実施について同意しないことおよび同意を撤回することの自由について

ご自身の診療情報を、本研究に利用されることにご同意いただけない場合には、研究に使用する情報からあなたにかかる情報を削除いたしますので、下部に記載されている本研究に関するお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。研究期間の途中であっても構いません。また、情報の削除依頼をしたことにより、不利益な取扱いを受けることはございません。
ただし、ご連絡をいただいた時点で、学会や論文等ですでに研究結果が公開されている場合などには、解析結果を削除できないことがあります。

11.本研究に関する情報公開の方法

この掲示により、本研究に関する情報公開といたします。研究結果の公開については、学会発表・論文投稿などにて行う予定でおります。

12.研究計画書等の閲覧について

他の研究対象者等の個人情報等の保護並びに本研究の独創性の確保に支障がない範囲内で研究計画書および研究の方法に関する資料を閲覧することができます。閲覧を希望される場合には、下部に記載されている本研究に関するお問い合わせ先に、ご連絡いただけますようお願いいたします。

13.個人情報等の取扱い

本研究では、医療安全管理室が保管するインシデント報告より上記5.の情報を抽出して使用いたしますが、患者さんが特定できる氏名・住所・患者ID番号などの情報を削除した状態で抽出しています。
また、研究成果は学会や論文として発表されますが、その際にも、患者さんを特定できるような内容を含むことはございません。

14.試料・情報の保管および廃棄の方法

抽出したデータ、患者ID番号と置き換えた符号・番号との対応表および匿名化されたデータについては、研究期間終了後10年または学会や論文等での発表から10年の間保管いたします。抽出したデータおよび匿名化されたデータについては、当センターリハビリテーション科部にて、ID対応表については、健康長寿支援ロボットセンターにて、保存媒体を施錠保管いたします。保管期間満了後は、紙データはシュレッダーにかけ、電子データはデータが保存されているパソコンおよびデータベース上から速やかに削除します。

15.研究の資金源等、研究機関の研究に係る利益相反および個人の収益等、研究者等の研究に係る利益相反に関する状況

本研究は、国立研究開発法人 日本医療研究開発機構の委託研究費、長寿医療研究開発費およびJSTムーンショット型研究開発事業(ムーンショット目標3)の研究費を使用し、当センターの利益相反に関する規程に従い、適切かつ円滑に遂行します。その他に開示すべき利益相反はありません。

16.研究対象者等およびその関係者からの相談等への対応

本研究に関しての疑問や知りたいことがあった場合には、面談の席を用意することができます。ご希望される場合には、下部のお問い合わせ先までご連絡ください。

本研究に関するお問い合わせ先

国立研究開発法人国立長寿医療研究センター
健康長寿支援ロボットセンター センター長 近藤和泉

〒474-8511 愛知県大府市森岡町七丁目430番地

電話:0562-46-2311(代表)