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メディカルゲノムセンター(MGC)は、一人ひとりの遺伝情報を基盤とした診断・治療・予防をおこなうゲノム医療1)の推進基盤として設置されました。認知症や糖尿病などの多因子疾患のゲノム医療はまだ研究段階ですが、一日も早く医療実装できるように疾患ゲノム情報の蓄積を進めています。また、その基盤となるバイオリソース(患者検体)と臨床情報を収集・保存するバイオバンク事業を担当する部署でもあります。
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MGCは、遺伝情報を基盤とした診断・治療・予防をおこなうゲノム医療の推進基盤センターですが、認知症などの多因子疾患のゲノム医療はまだまだ研究段階です。しかし、家族性の認知症の一部には原因の遺伝子変異がわかっている症例もあり、遺伝子解析(クリニカルシーケンス)をすることで診断に寄与することができる場合もあります。このように一人ひとりの遺伝情報は疾患との関係が深く、遺伝情報の解明は将来の個別化医療、精密医療(プレシジョン・メディシン)につながるものと期待されています。
MGCでは、高齢期に発症する認知症や関節症、循環器疾患等の遺伝情報の解析を進め、多くの成果を発信するとともにクリニカルシーケンスによる疾患の診断にも貢献しています。またMGCでは、当病院を受診された方々から提供いただいた生体試料(検体)を保存するバイオバンク事業を展開しています。バイオバンクには住民コホート研究からも登録があり、2万人以上の試料と付随する診療情報・検査情報および遺伝情報がデータベース化されています。これらは国内外の研究者が利活用することができます。みなさまのMGC研究基盤の利活用をお待ちしています。
国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター 研究所
メディカルゲノムセンター長 尾崎浩一

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