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当センターにおけるNST業務

長寿NSTニュースレターVol.11
2012年4月

当院での栄養サポートチーム(NST)活動は5年目に入り、この長寿NSTニュースレターも第11号になりました。
今回は、年度初めの発刊ですので、改めてNST活動の紹介をさせていただきます。

当センターのNSTは、院長直属の組織であり、その構成員は、医師・歯科医師・管理栄養士・看護師・薬剤師・臨床検査技師です。
毎週火曜日の午前中にNSTラウンドを行っています。このラウンドを活動の中心とし、センター内勉強会(年2回)や定例のNST委員会(毎月)を開催しています。関連学会への発表も積極的に行っています。

ここ最近の依頼傾向についてですが、特に多いのが食思不振や終末期における栄養管理で、個別の食事対応なども増えてきています。終末期における栄養管理についてはEOLチームからの依頼もあり、チーム連携も行っています。

具体的な個別の対応ですが、食種の変更の提案や必要に応じて少量で栄養が摂れるゼリーや濃厚流動食を補食として追加することもできます。
固形物が摂れなくなった場合、飲み物の種類を工夫したり、飲み物だけにすることもできます。主食についても、食べやすい麺類を提供することができます。
その他にも、嚥下機能が低下した患者さんの好物を形態調整する加工も可能です。
栄養面に限らず、薬剤師による輸液のメニュー調整、内服薬のアドバイスも行っています。

NSTチームによる栄養アセスメントの結果は、チームの意見として電子カルテ上に記載しています。ぜひ栄養管理の参考にしてください。
また、病棟において患者さんの状況を一番に把握している担当看護師からの情報はたいへん貴重です。ラウンドへの積極的な参加をお待ちしています。

診療報酬制度の中でも栄養サポートチームの業務は評価され、当センターでも加算について検討しています。
一方、活動内容にはより高い質が求められています。チームが一丸として頑張っていきますので、栄養管理に困ったら、ぜひNSTチームへの依頼をお願いします。

栄養サポートチーム加算200点(週1回)

平成24年度診療報酬改定:多職種からなる取組みの評価が継続されました。

『急性期の入院医療を行う一般病棟において、栄養障害を生じている患者又は栄養障害を生じるリスクの高い患者に対して、医師、看護師、薬剤師および管理栄養士などからなるチームを編成し、栄養状態改善の取組みが行われた場合の評価』

当センターでのNST加算については検討中です。