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当院におけるNST業務

長寿NSTニュースレターVol.4
2010年6月

当院での栄養サポートチーム(NST)活動は3年目に入り、この長寿NSTニュースレターも第4号になります。今回は、独立行政法人として新しい年度を迎えはじめての発刊ですので、改めてNSTの紹介をさせていただきます。
当院のNSTは、院長直属の組織であり、その構成員は、医師・歯科医師・管理栄養士・看護師・薬剤師・臨床検査技師です。1回/週のNSTラウンドを活動の中心とし、院内勉強会や定例のNST委員会を開催しています。関連学会への発表も積極的に行っています。
主治医の方は、栄養不良患者の発生時にNST事務局(栄養管理室)にNST介入依頼をお願いします。その後はNSTラウンドリスト表(栄養・薬剤・検査・看護)の作成→NSTラウンドの実施→主治医への提言(カルテへの記載)という流れに沿って進められます。

当院のNSTは、各部署から少しずつ人・知恵・力をもち寄って運用する「もちよりパーティー方式」・PPM(Potluck Party Method)方式で運用しています。各メンバーはそれぞれの業務を行いながらNSTを兼任しています。
具体的には、栄養状態にかかわるさまざまな情報の収集とアセスメントを各メンバーが行い、ラウンドシートに記入し、それを元にNSTラウンドが行われます。
高齢者の低栄養は、免疫低下による感染症や他の疾患のきっかけにもなりやすいため、早期発見・早期治療が大切です。高齢者のQOLを下げず、今後の生活環境等も踏まえながら栄養状態の改善を進めていく難しさはありますが、患者さんご本人やご家族の方もチームの一員になって進めるような医療を目指しています。

今後もこの「長寿NSTニュースレター」や院内勉強会等を通して情報発信も行い、一人でも多くの病院スタッフの方々に興味をもっていただくよう、チーム一丸となって努力していきます。

チーム医療の評価に関する最新の動向

”患者が満足できる最良の医療を提供すること”を目的に多職種協働の医療を活性化する動きが活発です。国としてもチーム医療推進委員会を中心に検討が進んでいます。
平成22年度診療報酬改定では、複数の医療職種(メディカルスタッフ)からなるNSTなどの取り組みが重要とされ、新たにチーム医療関連の項目が新設されました。それに対応すべく、当センターでもチーム医療の更なる強化を検討しています。