本文へ移動

 

文字サイズ

ホーム > 企画経営部認知症・在宅医療推進課 > 認知症医療介護推進会議 > 感染予防を踏まえた日々の生活について(リーフレット)

感染予防を踏まえた日々の生活について(リーフレット)

2021年2月15日

認知症とともに生きる方とそのご家族、そして医療・介護・福祉関係者の皆様へ向けた「感染予防を踏まえた日々の生活」について

国立長寿医療研究センターが事務局を務める「認知症医療介護推進会議」は、医療・介護・福祉系の23団体ならびに有識者4名により構成されており、年1回の会議の他、市民や専門職に向けた認知症医療介護推進フォーラムを開催しています。

今回、各団体の新型コロナウイルス感染症への取組やホームページで公開されている情報でも特に重要なものを取り上げ、「感染予防を踏まえた日々の生活」と題し、認知症とともに生きる方とご家族、そして医療・介護・福祉の関係者の皆様にご留意いただきたいことを分かりやすいリーフレットとしてまとめました。

具体的な取組事例や専門的な情報は、認知症医療介護推進会議の各団体ホームページで公開していますので、ぜひご参照ください。

東京都健康長寿医療センター 認知症患者における新型コロナウイルス感染対策とケアマニュアルについて

東京都健康長寿医療センター 臨床検査科部長 増田義重、感染症内科医長 小金丸博、感染管理認定看護師 出﨑奈美らのICTチームは、センター感染症病棟、認知症看護認定看護師、精神科リエゾンチーム及び看護部と連携し、「認知症患者における新型コロナウイルス感染対策とケアマニュアル」を作成、公表しました。認知症患者においては、本人の理解を得るための分かりやすい説明や、安全に過ごせる環境づくり、守って欲しい行動の注意を促す工夫が大切です。具体的な事例と対策の工夫を示した当ケアマニュアルを病院で働くスタッフの他、介護施設で働く方、ご家族の方にもご活用いただけると考えております。

広島大学 一般病床および介護施設における「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)もしくはその疑いがある認知症高齢者の行動・心理症状の対応および身体拘束予防のための手引き」について

広島大学大学院医系科学研究科共生社会医学講座は、広島大学大学院医系科学研究科公衆衛生学講座、同研究科精神神経学講座、広島大学病院感染症科を含めた広島大学内外の団体及び有識者と連携し、一般病床及び介護施設における「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)もしくはその疑いがある認知症高齢者の行動・心理症状の対応および身体拘束予防のための手引き」を作成しました。

新型コロナウイルスに感染した認知症患者において対応が困難となりやすいせん妄や行動・心理症状への対応、さらにそうした症状に対し用いられることのある身体拘束を予防するための考え方を手引きとしてまとめました。

本手引きはせん妄や行動・心理症状に予防的に対応することで発生を低減させるとともに身体拘束に至らないようにすること、身体拘束が避けられない場合であっても人権に配慮したかたちで実施されるようにすること、これらを通して認知症高齢者の権利を守ることを目的として作成されました。本手引きが一般病床や介護施設で働く方にご活用いただければと考えております。