高齢発症リウマチレジストリ研究

AMED令和3年度免疫アレルギー疾患実用化研究事業
高齢発症関節リウマチ患者の健康寿命延伸を目指した治療戦略の確立

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リウマチの検査と治療

検査について

関節リウマチの治療を開始したり、治療方法を変更したりする時には、副作用を最小限に抑えて有効な治療を行うために多くの検査を受ける必要があります。

関節リウマチ治療のための検査は、大きく分けると

1. リウマチと診断するための検査
2. 他の疾患との鑑別を行うための検査
3. 現在の病状を評価するための検査
4. 合併症の有無を調べるための検査

があります。

1. 関節リウマチと診断するための検査

血液検査

• 炎症マーカー（CRP、血沈）
• 自己免疫関連検査（リウマトイド因子、抗CCP抗体）

理学所見

• 関節の腫れ、痛み

画像検査

• X線検査、関節超音波検査

2. 他の疾患との鑑別を行うための検査

• 自己免疫関連検査（抗SS-A/Ro抗体など）

3. 現在の病状を評価するための検査

血液検査

• 白血球数、赤血球数、血色素（Hb）、血小板数、好中球％、総リンパ球％
• MMP3
• 血清総コレステロール、LDLC、HDLC、TG
• 血清総蛋白、血清アルブミン

4. 合併症の有無を調べるための検査

• 肝機能（AST、ALT）
• 腎機能（血清クレアチニン、血清シスタチンC、eGFR）
• 糖尿病（血糖値、HbA1C）
• 感染症（HBs抗原、HBs抗体、HBc抗体、HCV抗体、インターフェロンγ遊離試験、βDグルカン）
• 間質性肺炎（胸部X線検査、KL6）
• 骨粗鬆症（画像検査、骨密度測定、25OHD）