ホーム > 研究の推進 > 人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針に基づく研究実施の情報公開 > 倫理・利益相反委員会受付番号No.774-4
国立長寿医療研究センター皮膚科部、薬剤部では、下記の人を対象とする生命科学・医学系研究を実施しております。
本研究は、通常の診療で得られた情報(電子カルテなど)から必要な情報を取り出し、まとめることによって行われるものです。
このような研究は、厚生労働省・文部科学省・経済産業省の「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」の規定により、対象となる患者さんのお一人ずつから直接ご同意をいただかずに実施することができますが、研究内容の情報を公開することが必要とされています。このお知らせをもって研究内容の情報公開とさせていただきますので、ご理解いただけますようお願いいたします。
本研究に関するお問い合わせなどがございましたら、下記の「本研究に関するお問い合わせ先」までご連絡いただけますようお願いいたします。
2022年8月23日
記
「褥瘡・潰瘍の発症部位と誘因に関連する形態的な特徴の調査」
(倫理・利益相反委員会受付番号No.774-4)
本研究課題については、国立長寿医療研究センター倫理・利益相反委員会による倫理審査を経て、国立長寿医療研究センター理事長の実施許可を受けております。
褥瘡・皮膚潰瘍は高齢患者さんにしばしばみられる疾患ですが、創の病態は非常に複雑です。病態が複雑になる要素に関しては発症部位や誘因が考えられていますが、その詳細については殆ど報告がありません。部位や誘因によって皮膚・軟部組織の特性、受ける外力の大きさや方向性、骨突起の形態が異なるため臨床像が異なると予想され、これらの情報は褥瘡や皮膚潰瘍の予防と治療に有用になると考えています。
年齢、性別、発症部位、大きさ、創の形態、服用薬剤名、罹患疾患名
過去のこれらの疾患の診療記録から形態的特徴(ポケットなど)、部位(仙骨部、尾骨部、踵部など)、誘因(薬剤や疾患)との関連を検討いたします。
2014年11月25日 ~ 2024年3月31日
2006年10月1日~2022年7月31日に受診された褥瘡・皮膚潰瘍を有する患者さん
既存の診療情報の利用のみであり、プライバシーの保護についても十分に配慮されるため、新たに発生する不利益並びに危険性は想定されません。また、対象者個人に対する直接の利益も想定されません。
ご自身の診療情報が、本研究に利用されることにご同意いただけない場合には、研究に使用する情報からあなたにかかる情報を削除いたしますので、下部に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。研究期間の途中であっても構いません。また、情報の削除依頼をしたことにより、不利益な取扱いを受けることはございません。ただし、ご連絡をいただいた時点で、研究結果が学会や論文等ですでに公開されている場合などには解析結果を削除できないことがあります。
この掲示により本研究に関する情報公開といたします。研究結果の公開については・学会発表・論文投稿にて行う予定でおります。
他の研究対象者等の個人情報等の保護および本研究の独創性の確保に支障がない範囲内で研究計画書および研究の方法に関する資料を閲覧することができます。閲覧を希望される場合には、下部に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。
本研究では、診療情報(電子カルテ)より上記5.の情報を抽出して使用いたしますが、患者さんが特定できる情報(氏名・住所患者ID番号など)を削除した状態で抽出しています。
また、研究成果は学会や論文として発表されますが、その際にも患者さんを特定できるような内容を含むことはございません。
抽出したデータ(匿名化されたデータ)については、研究期間終了後10年もしくは学会や論文等での発表から10年の間保管いたします。抽出し・匿名化されたデータについては外付けハードディスクに記録し、皮膚科部にて施錠保管いたします。保管期間満了後は媒体を物理的破壊することでデータを廃棄いたします。
研究の資金は長寿医療研究開発費でおこないます。
本研究に関連する利益相反はありません。研究機関、個人の収益もありません。
研究に対するお問い合わせがございましたら、下記のお問い合わせ先までご連絡ください。研究責任者が対応いたします。
国立研究開発法人国立長寿医療研究センター
皮膚科部 部長 磯貝 善蔵
〒474-8511 愛知県大府市森岡町七丁目430番地
電話:0562-46-2311(代表)