倫理・利益相反委員会受付番号No.741
「院外処方における疑義照会内容の傾向調査(倫理・利益相反委員会受付番号No.741)」にかかる疫学研究実施についてのお知らせ
国立長寿医療研究センター薬剤部では、以下の疫学研究を実施しております。
この研究は、通常の診療で得られた情報(カルテなど)から必要な情報を取り出し、まとめることによって行われるものです。
このような研究は、厚生労働省の「疫学研究に関する倫理指針」の規定により、対象となる患者様のお一人ずつから直接ご同意をいただかずに実施することが できますが、研究内容の情報を公開することが必要とされています。このお知らせをもって研究内容の情報公開とさせていただきますので、ご理解いただけます ようお願いいたします。
この研究に関するお問い合わせなどがございましたら、下記の「12.問い合わせ先」までご連絡いただけますようお願いいたします。
平成26年10月8日
記
- 研究課題名 院外処方における疑義照会内容の傾向調査(No.741)
- 対象となる患者様
平成24年9月1日~平成25年8月31日の期間中に当センター外来を受診された患者様のうち、交付された処方箋について院外薬局より当センター疑義照会があった患者様
- 研究に使用する情報
保険薬局からの当センターに対する疑義照会内容
- 研究機関名
国立長寿医療研究センター 薬剤部
- 研究責任者名及び研究分担者名 【研究責任者】
三好貴也(薬剤部)
【研究分担者】
深見和宏、木ノ下智康、間瀬広樹、伊藤一弘(薬剤部)
- 研究期間
平成26年8月25日から平成27年3月31日まで
- 本調査では長寿医療研究センター薬剤部に寄せられた疑義照会内容の分類を行い、疑義照会の傾向を探ります。またその傾向を解析し、検討することで、薬物療法の適正化につながる情報を導き出します。
- 当該研究の方法
平成24年9月1日~平成25年8月31日(1年間)に当センターに寄せられた疑義照会を『日本薬剤師会 平成12年度「疑義照会等状況調査」』(一部改変)に基づいて分類します。疑義照会が記載されたFAXから、必要な情報(患者名・保険薬局名は除く)を抽出し、エクセルを用いて、①疑義照会内容(処方せんの記入漏れや判読不明、用法・用量、日数・回数、安全性、QOL改善、その他)、②疑義発見の経緯(処方せんの内容のみにより、薬歴の内容のみにより、患者との会話・インタビューにより、患者・家族からの連絡により、その他)、③疑義照会後の措置・対応(変更あり、変更なし)の3点で分類します。分類後、単純集計に加え、x2検定やstudent-t検定等を行い、疑義照会の傾向を探ることで薬物療法の適正化につながる情報を導き出します。
- すべての個人情報の利用目的(明らかにできない場合にはその理由を記載)
個人の特定はできない状況で、上記3.の情報を上記7.の目的のために使用します。
- 個人情報の保護について
この研究では、診療情報より上記3.の情報を抽出して使用いたしますが、患者様が特定できる情報(氏名・住所など)を削除した状態で抽出しています。
また、研究成果は学会や論文として発表されますが、その際にも患者様を特定できる ような内容を含むことはございません。
- 開示等の求めに応じる手続
この研究においては、当該被験者が識別される保有する個人情報はございませんので、 保有する個人情報についての開示は行っておりません。
- この研究に関するお問い合わせ先
(住所)〒474-8511 愛知県大府市森岡町7-430
独立行政法人 国立長寿医療研究センター
薬剤部 三好 貴也
(電話番号)0562-46-2311 (内線:7820)