倫理・利益相反委員会受付番号No.713
「認知機能と手段的日常生活活動尺度(IADL)の相関性に関する研究(服薬管理能力低下および服用薬剤の影響について)(倫理・利益相反委員会受付番号No.713)」にかかる臨床研究実施についてのお知らせ
国立長寿医療研究センター 薬剤部では、以下の臨床研究を実施しております。
この研究は、通常の診療で得られた情報(カルテなど)から必要な情報を取り出し、まとめることによって行われるものです。
このような研究は、厚生労働省の「臨床研究に関する倫理指針」の規定により、対象となる患者様のお一人ずつから直接ご同意をいただかずに実施することが できますが、研究内容の情報を公開することが必要とされています。このお知らせをもって研究内容の情報公開とさせていただきますので、ご理解いただけます ようお願いいたします。
この研究に関するお問い合わせなどがございましたら、下記の「12.問い合わせ先」までご連絡いただけますようお願いいたします。
平成26年7月2日
記
- 研究課題名(倫理・利益相反委員会受付番号)
認知機能と手段的日常生活活動尺度(IADL)の相関性に関する研究(服薬管理能力低下および服用薬剤の影響について)(No.713 )
- 対象となる患者様
2010年8月1日~2013年12月31日までの期間で当センターのもの忘れセンターを受診した、65歳以上の患者様のうち、定期的に服用する薬剤がある患者様
- 研究に使用する情報
年齢、性別、罹患病名、投与薬剤数、投与薬剤名、手段的日常生活活動尺度(IADL)検査、認知機能検査Mini-Mental State Examination(MMSE)、教育期間
- 研究機関名
国立長寿医療研究センター 薬剤部
- 研究責任者
伊藤 一弘 (薬剤部)
分担研究者
古田 勝経 (臨床研究推進部 高齢者薬物治療研究室)
木ノ下 智康 (薬剤部)
間瀬 弘樹 (薬剤部)
溝神 文博 (薬剤部)
- 研究期間
平成26年4月1日 ~ 平成27年3月31日
- 当該研究の意義、目的
認知機能低下患者における服用管理能力の確認方法に関することを調査する目的で研究を行います。認知機能がどのくらい低下してくると薬の管理ができなくなるか調査を行い、薬の管理方法の提案につなげます。そのため、本申請計画の実施意義は極めて高いと考えます。
- 当該研究の方法
手段的日常生活活動尺度(IADL)検査の服薬管理に関する項目と認知機能検査Mini-Mental State Examination(MMSE)の関係性を調査し、罹患歴や服用薬剤数、抗アルツハイマー病薬は服薬管理能力に影響をあたえるかなどを総合的に判断し基準を作成します。
- すべての個人情報の利用目的(明らかにできない場合にはその理由を記載)
個人の特定はできない状況で、上記3.の情報を上記7.の目的のために解析します。それ以外の利用目的はありません。
- 個人情報の保護について
この研究では、診療情報(電子カルテ)より上記3.の情報を抽出して使用いたしま すが、患者様が特定できる情報(氏名・患者ID番号)を削除した状態で抽出しています。
また、研究成果は学会や論文として発表されますが、その際にも患者様を特定できる 内容を含むことはございません。
- 開示等の求めに応じる手続
この研究においては、当該被験者が識別される個人情報はございませんので、 保有する個人情報についての開示は行っておりません。
診療記録の開示としては、当センター「診療情報提供規定」の申請手続きにより行っ ておりますので、開示を希望される方は医事課にお申し出下さい。なお、診療記録の開 示には、手数料が必要となります。
- この研究に関するお問い合わせ先
国立長寿医療研究センター 薬剤部
伊藤 一弘
連絡先:愛知県大府市森岡町7-430
電話 :0562-46-2311(PHS 7205)