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倫理・利益相反委員会受付番号No.24TB12

「プロテオーム解析を通じた免疫介在性疾患の病態解明(倫理・利益相反委員会受付番号No.24TB12)」人を対象とする生命科学・医学系研究実施についてのお知らせ

 国立長寿医療研究センター精神科では、下記の人を対象とする生命科学・医学系研究を実施しております。
 本研究は、通常の診療で得られた情報(電子カルテなど)から必要な情報を取り出し、まとめることによって行われるものです。
 このような研究は、厚生労働省・文部科学省・経済産業省の「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」の規定により、対象となる患者さんのお一人ずつから直接ご同意をいただかずに実施することができますが、研究内容の情報を公開することが必要とされています。このお知らせをもって研究内容の情報公開とさせていただきますので、ご理解いただけますようお願いいたします。
 本研究に関するお問い合わせなどがございましたら、下記の「本研究に関するお問い合わせ先」までご連絡いただけますようお願いいたします。

2024年9月6日

1.研究課題名

「プロテオーム解析を通じた免疫介在性疾患の病態解明」
(倫理・利益相反委員会受付番号No.24TB12)

本研究課題については、国立長寿医療研究センター倫理・利益相反委員会による倫理審査を経て、国立長寿医療研究センター理事長の実施許可を受けております。

2.研究機関の名称および研究責任者の氏名(部署名)

  • 国立長寿医療研究センター 精神科部 安野史彦

共同研究機関

  • 代表機関:国立成育医療研究センター 免疫アレルギー・感染研究部 室長 森田英明
  • 国立成育医療研究センター アレルギーセンター・総合アレルギー科 診療部長 福家辰樹
  • 国立循環器病研究センター研究所 血管生理学部部長 中岡良和
  • 国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所知的・発達障害研究部 知的障害研究室長 江頭優佳
  • 奈良県立医科大学 精神医学講座 教授 岡田俊
  • 国立国際医療研究センター 糖尿病情報センター臨床情報研究室室長 坊内良太郎
  • 国立長寿医療研究センター 精神科 部長 安野史彦
  • 国立がん研究センター 病態情報学ユニット 独立ユニット長 山本雄介

3.研究分担者名(部署名)

  • 国立長寿医療研究センター 研究推進基盤センター バイオバンク長 渡邉研

4.本研究の意義、目的

これまで一つの疾患と考えられていた疾患も、同一の病態に基づいて発症する均一な集団ではなく、根底には異なる複数の病態が存在する異なる疾患群である可能性があります。本研究では、少量の血液や体液を用いて、数千以上の蛋白を定量的に解析し、免疫のかかわる病態において、異なる疾患群の存在を明らかにするとともに、共通の病態を生み出すしくみを明らかにし、その結果をもとに、既存の薬剤を新規効能として再利用するなどの手法により、新たな治療法につなげることを目的とします。

5.本研究に使用する情報

試料:血漿(血清)

  1. 生年月、性別
  2. 人種
  3. 診断名
  4. 発症年齢
  5. 診療医療機関名、診療科
  6. 家族歴
  7. その他の臨床情報(身体所見・合併症等)
  8. 血液データ
  9. 画像検査データ
  10. 治療内容および臨床スケール
  11. カテーテル検査データ
  12. 口内・腸内細菌叢データ

提供する試料・情報の取得の方法

  • 試料:当センターのバイオバンクを介して提供を受けます。
  • 情報:診療カルテデータより収集します

6.本研究の方法

各種身体疾患に関連する臨床情報については、各ナショナルセンターの診療カルテデータより収集します。血漿(血清)は各ナショナルセンターのバイオバンクを介して提供を受け、一括して外部委託業者(フォーネスライフ株式会社)へ送付し、血漿(血清)分子の測定、解析を委託します。

7.研究期間

2024年9月6日 ~ 2029年3月31日

8.対象となる患者さん・研究対象者として選定された理由

  1. アルツハイマー型認知症を有する患者
  2. アルツハイマー型認知症を有さない健常者

9.研究対象者に生じる負担ならびに予測されるリスクおよび利益

既存の診療情報の利用のみであり、プライバシーの保護についても十分に配慮されるため、新たに発生する不利益ならびに危険性は想定されません。また、対象者個人に対する直接の利益も想定されません。

10.研究実施について同意しないことおよび同意を撤回することの自由について

ご自身の診療情報が、本研究に利用されることにご同意いただけない場合には、研究に使用する情報からあなたにかかる情報を削除いたしますので、下部に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。研究期間の途中であっても構いません。また、情報の削除依頼をしたことにより、不利益な取扱いを受けることはございません。ただし、ご連絡をいただいた時点で、研究結果が学会や論文等ですでに公開されている場合などには解析結果を削除できないことがあります。

11.本研究に関する情報公開の方法

この掲示により、本研究に関する情報公開といたします。研究結果の公開については、論文や学会等にて行う予定でおります。

12.研究計画書等の閲覧について

他の研究対象者等の個人情報等の保護および本研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、研究計画書および研究の方法に関する資料を閲覧することができます。閲覧を希望される場合には、下部に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。

13.個人情報等の取扱い

本研究では、上記5.の資料および情報を使用いたしますが、患者さんが特定できる情報(氏名・住所など)を削除した状態で使用します。また、研究成果は学会や論文として発表されますが、その際にも患者さんを特定できるような内容を含むことはございません。

14.試料・情報の保管および廃棄の方法

研究の情報は、研究終了後最低10年間又は当該研究の結果の最終の公表について報告された日から、3年間保管します。研究の実施にかかわる文書(申請書類の控、理事長からの通知文書、各種申請書・報告書の控、同意撤回書、その他データの信頼性を保証するのに必要な書類または記録など)は、研究責任者が施錠できる場所に保管します。情報の廃棄の際は、専用のソフトウエアを使用し情報を完全に消去します。

15.研究の資金源等、研究機関の研究に係る利益相反および個人の収益等、研究者等の研究に係る利益相反に関する状況

本研究事業は、国立高度専門医療研究センター医療研究連携推進本部横断的研究推進費「プロテオーム解析を通じた免疫介在性疾患の病態解明(研究開発代表者:森田英明)」から資金提供を受けて実施します。本研究に係る研究者の利益相反状態については、COIマネジメント委員会に申請、開示し、適切に管理されます。また、利益相反状態に変更がある場合には適宜追加の申告、開示を行います。

16.研究対象者等およびその関係者からの相談等への対応

研究に対するお問い合わせがございましたら、下記のお問い合わせ先までご連絡ください。研究責任者が対応いたします。

本研究に関するお問い合わせ先

国立研究開発法人国立長寿医療研究センター
精神科部 部長 安野史彦

〒474-8511 愛知県大府市森岡町七丁目430番地

電話:0562-46-2311(代表)