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ホーム > 研究の推進 > 人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針に基づく研究実施の情報公開 > 倫理・利益相反委員会受付番号No.2088

倫理・利益相反委員会受付番号No.2088

「発話音声による認知機能低下の検出可能性に関する研究:東浦研究」についてのお知らせ

 国立長寿医療研究センター 研究所 フレイル研究部では、下記の人を対象とする生命科学・医学系研究を実施しております。この研究は、東浦研究で得られた情報(発話音声データ、認知機能検査データ、健康調査など)から必要な情報を取り出し、まとめることによって行われるものです。
 このような研究は、厚生労働省・文部科学省・経済産業省の「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」の規定により、対象となる方のお一人ずつから直接ご同意をいただかずに実施することができますが、研究内容の情報を公開することが必要とされています。このお知らせをもって研究内容の情報公開とさせていただきますので、ご理解いただけますようお願いいたします。
 本研究に関するお問い合わせなどがございましたら、下記の「本研究に関するお問い合わせ先」までご連絡いただけますようお願いいたします。

2026年10月19日

記

1.研究課題名

「発話音声による認知機能低下の検出可能性に関する研究:東浦研究」(倫理・利益相反委員会受付番号No.2088)

本研究課題については、国立長寿医療研究センター倫理・利益相反委員会による倫理審査を経て、国立長寿医療研究センター理事長の実施許可を受けております。

2.研究機関の名称および研究責任者

  • 国立長寿医療研究センター 研究所 老年学・社会科学研究センター フレイル研究部 客員研究員 大須賀洋祐
  • リスク計測テクノロジーズ株式会社 代表取締役 岡崎貫治

研究分担者

国立長寿医療研究センター 研究所 老年学・社会科学研究センター

フレイル研究部

  • 部長 佐竹昭介
  • 主任研究員 木下かほり
  • 研究員 von Fingerhut Georg
  • 特任研究員 堀紀子、吉浦和宏

細胞病態研究部

客員研究員 多田敬典

3.本研究の意義、目的

地域在住高齢者において、声の特徴と認知機能検査の結果との関連を調べることを目的とします。声には、発声、話す速さ、声の高さ、間の取り方など、からだや認知機能の変化に関係する情報が含まれる可能性があります。本研究により、将来的に、認知機能低下の兆候を、低い負担で把握するための補助的な方法につながる知見が得られる可能性があります。

4.研究に使用する情報、および情報の利用を開始する予定日

  1. 音声に関する項目
    東浦研究で取得した発話音声データ
    音声データから抽出される音響特徴量(声の高さ、音の強さ、周波数成分、発話速度、無音区間など)
  2. 認知機能に関する項目
    MMSE-J総得点等の認知機能検査データ
  3. 基本属性・健康調査に関する項目
    年齢、性別、教育歴、既往歴、併存疾患、服薬状況、BMI等の体格関連指標、生活習慣関連指標など

上記の情報については、利用・提供前に被験者保護の観点から、倫理・利益相反委員会承認後1か月以上経過後から、利用予定です。

情報を利用する機関の名称およびその研究責任者氏名

リスク計測テクノロジーズ株式会社 代表取締役 岡崎貫治
*本研究では情報のみを使用し、試料は使用しません。

5.本研究の方法

東浦研究で得られた情報から、上記4.の情報を入手し、個人名は調査IDに変換して管理します。音声データから、声の高さ、声の強さ、周波数成分、話す速さ、無音区間などの特徴を取り出し、認知機能検査の結果との関連を統計的手法により検討します。主な解析では、MMSE-J総得点と音声特徴量との関連を調べます。また、補助的な解析として、MMSE-J<24点を認知機能低下の目安として、音声特徴量により認知機能低下の状態をどの程度識別できるかを検討します。

6.研究期間

2026年8月31日から2028年3月31日

7.本研究の対象となる方および対象者として選定された理由

2025年度に実施された東浦研究の会場調査に参加した65歳以上の男女のうち、音声データおよび認知機能検査データが利用可能な方、最大約500名を対象とします。対象者として選定された理由は、東浦研究の参加者であり、本研究に必要な情報が得られているためです。

8.研究対象者に生じる負担ならびに予測されるリスクおよび利益

既存の東浦研究における情報の利用のみであり、プライバシーの保護についても十分に配慮されるため、新たに発生する不利益および危険性は想定されません。予測されるリスクは個人情報の流出ですが、個人から得られたデータは、個人が特定できない調査IDにより管理し、解析の際はID化データを用いるため、個人情報流出の可能性は極めて低いです。
対象者個人に対する直接の利益は想定されませんが、本研究から健康に有益な情報が発信された場合、その情報を個人の健康増進に役立てることにより、間接的に利益が得られる場合があります。

9.研究実施について同意しないことおよび同意を撤回することの自由について

ご自身の情報が、本課題に利用されることにご同意いただけない場合には、研究に使用する情報からあなたの情報を削除いたしますので、下部に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。研究期間の途中であっても構いません。また、情報の削除依頼をしたことにより、不利益な取扱いを受けることはございません。ただし、ご連絡をいただいた時点で、研究結果が学会や論文等ですでに公開されている場合などには、解析結果を削除できないことがあります。

10.研究に関する情報公開の方法

本掲示により、研究に関する情報公開といたします。本研究で得られた研究結果は、国立長寿医療研究センターが実施する研究として、学会報告・論文投稿等を通して発表します。また、研究成果の内容によってはホームページ掲載や広報紙にて、対象者および一般住民の方に向けた内容で公表します。

11.研究計画書等の閲覧について

他の研究対象者等の個人情報等の保護および本研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、研究計画書および研究の方法に関する資料を閲覧することができます。閲覧を希望される場合には、下部に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。

12.個人情報等の取扱い

この研究では、東浦研究の有する情報より上記4.の情報を抽出して使用いたしますが、個人から得られたデータは、個人が特定できないID(調査ID)により管理し、解析の際はID化データを用います。個人を特定できる情報と調査IDとの対応表は、研究に使用するデータとは別にされ、国立長寿医療研究センターにて厳重に保管されます。解析にあたっては、ID化データを用いるため、解析を行う研究者も、検査結果がどなたのものであるかは分かりません。研究成果は集団として集計した結果を学会報告や論文として発表しますので、解析結果から個人が特定されることはありません。

13.試料・情報の保管および廃棄の方法

本研究で、血液などの試料を新たに用いることはありません。
本研究で利用する情報(電子化された研究データ)は、国立長寿医療研究センターおよび共同研究機関内で厳重に保管します。保管期間は、原則として研究成果発表後10年が経過した日まで保存し、その後、破棄します。
本研究では新たな試料・情報の授受は行いません。

14.研究の資金源等、研究機関の研究に係る利益相反および個人の収益等、研究者等の研究に係る利益相反に関する状況

研究遂行にあたって必要な経費は、リスク計測テクノロジーズ株式会社からの共同研究費を活用します。資金提供元であるリスク計測テクノロジーズ株式会社は、研究費、役務、ノベルティの提供をおこないます。また、本研究の解析、論文執筆に関与します。

15.研究対象者等およびその関係者からの相談等への対応

この研究に対する問い合わせは、下部において祝祭日を除く平日(月曜日から金曜日)9時から15時まで受け付けます。この研究に関するお問い合わせ先までご連絡いただけますようお願いいたします。

本研究に関するお問い合わせ先

国立研究開発法人国立長寿医療研究センター

研究所 老年学・社会科学研究センター

フレイル研究部

東浦研究 研究事務局

〒474-8511 愛知県大府市森岡町七丁目430番地

電話:0562-46-2311(代表)(内線7398)

受付時間:祝祭日を除く平日(月曜日から金曜日)9時から15時