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倫理・利益相反委員会受付番号No.2060

「時間栄養学的アプローチによる地域在住高齢者の生活リズムと要介護状態の関連および機序の解明:東浦研究」についてのお知らせ

 国立長寿医療研究センター フレイル研究部では、下記の人を対象とする生命科学・医学系研究を実施しております。
 この研究は、東浦研究で得られた情報(食事調査、運動機能検査、疾患や生活に関する質問など)から必要な情報を取り出し、まとめることによって行われるものです。
 このような研究は、厚生労働省・文部科学省・経済産業省の「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」の規定により、対象となる方のお一人ずつから直接ご同意をいただかずに実施することができますが、研究内容の情報を公開することが必要とされています。このお知らせをもって研究内容の情報公開とさせていただきますので、ご理解いただけますようお願いいたします。
 本研究に関するお問い合わせなどがございましたら、下記の「本研究に関するお問い合わせ先」までご連絡いただけますようお願いいたします。

2026年6月22日

1.研究課題名

「時間栄養学的アプローチによる地域在住高齢者の生活リズムと要介護状態の関連および機序の解明:東浦研究」(倫理・利益相反委員会受付番号No.2060)

この研究課題については、国立長寿医療研究センター倫理・利益相反委員会による倫理審査を経て、国立長寿医療研究センター理事長の実施許可を受けております。

2.研究機関の名称および研究責任者

国立長寿医療研究センター 老年学・社会科学研究センター フレイル研究部 主任研究員 木下かほり

3.研究分担者

国立長寿医療研究センター 老年学・社会科学研究センター フレイル研究部

  • 部長 佐竹昭介
  • 客員研究員 大須賀洋祐
  • 研究員 von Fingerhut Georg
  • 特任研究員 堀紀子、吉浦和宏 

4.本研究の意義、目的

地球の周期は24時間ですが、人間の体内時計は24時間より少し長いとされています。そのため、毎日体内時計がリセットされ、地球のリズムに合わせていると考えられています。体内時計は脳にある中枢時計と全身の臓器にある末梢時計が協力して働いており、このリズムが乱れると老化の加速や代謝異常、加齢関連疾患の発症に影響すると考えられているため、ヘルシーエイジングの実現に向けて、高齢者の生活リズムに着目して検討することは重要です。

生活リズム行動の一つである食事の摂取時刻や内容は、末梢時計のリセットに関与します。近年の若中年者を対象とした研究では、1日の食事時間幅(起床後最初の食事時刻から就寝前最後の食事時刻)が短いほど、体重減少や糖・脂質代謝の改善などの健康利益が得られることが示されています。しかしながら、食事時間幅が短い高齢者は骨格筋機能が低いことが示唆されており、食事時間幅の短縮(=絶食時間の延長)が高齢者にとっては不利益となるかもしれません。すなわち、若中年者と高齢者では最適な食事時間幅が異なる可能性があります。

そこで本研究では、時間栄養学の観点から、高齢者の食事時間幅が、骨格筋機能および代謝状態を介して新規要介護認定に影響を与えるかを検討します。

5.本研究に使用する情報

基本情報(性別、年齢、身長、体重、既往歴、就業状況、世帯収入など)、食事記録、体組成測定、運動機能検査、身体活動量、抑うつ症状、血液検査、行政情報(死亡、要介護認定情報)を利用します。これらの情報について、被験者保護の観点から、倫理・利益相反委員会承認後3週間経過後から利用予定です。

6.本研究の方法

東浦研究で得られた情報から、上記5.の情報を入手し、各資料をインターネットに接続されていない環境下の独立したコンピュータで、同一人物の情報を連結します。個人名は、調査IDに変換し管理します。統計学的手法を用いて、食事時間幅、身体機能、代謝機能、新規要介護認定との関連性を検討します。

7.研究期間

2026年6月22日から2032年3月31日

8.対象となる患者さん・研究対象者として選定された理由

本研究の対象となる方は、「フレイルの進行と改善の機序を多角的に解明する長期縦断研究:東浦研究」への参加に同意いただき、2024年度から2026年度に実施された東浦研究の会場調査に参加してくださった、65歳以上の方です(約1,200名)。対象者として選定された理由は、東浦研究の参加者であるためです。

9.研究対象者に生じる負担ならびに予測されるリスクおよび利益

既存の東浦研究における情報の利用のみであり、プライバシーの保護についても十分に配慮されるため、新たに発生する不利益および危険性は想定されません。予測されるリスクは個人情報の流出ですが、個人から得られたデータは、個人が特定できない調査IDにより管理し、解析の際はコード化データを用いるため、個人情報流出の可能性は極めて低いです。
対象者個人に対する直接の利益は想定されませんが、本研究から健康に有益な情報が発信された場合、その情報を個人の健康増進に役立てることにより、間接的に利益が得られる場合があります。

10.研究実施について同意しないことおよび同意を撤回することの自由について

ご自身の情報が、本課題に利用されることに同意いただけない場合には、研究に使用する情報からあなたの情報を削除いたしますので、下部に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。研究期間の途中であっても構いません。また、情報の削除依頼をしたことにより、不利益な取扱いを受けることはございません。ただし、ご連絡をいただいた時点で、研究結果が学会や論文等ですでに公開されている場合などには、解析結果を削除できないことがあります。

11.本研究に関する情報公開の方法

本掲示により、研究に関する情報公開といたします。本研究で得られた研究結果は、国立長寿医療研究センターが実施する研究として、学会報告・論文投稿等を通して発表します。また、研究成果の内容によってはホームページ掲載や広報紙等にて、対象者および一般住民の方に向けた内容で公表します。

12.研究計画書等の閲覧について

他の研究対象者等の個人情報等の保護および本研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、研究計画書および研究の方法に関する資料を閲覧することができます。閲覧を希望される場合には、下部に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。

13.個人情報等の取扱い

この研究では、東浦研究の有する情報より、上記5.の情報を抽出して使用いたしますが、個人から得られたデータは、個人が特定できないID(調査ID)により管理し、解析の際はコード化データを用います。個人を特定できる情報と調査IDとの対応表は、研究に使用するデータとは別にされ、国立長寿医療研究センターにて厳重に保管されます。解析にあたっては、コード化データを用いるため、解析を行う研究者も、検査結果がどなたのものであるかは分かりません。研究成果は、集団として集計した結果を学会報告や論文として発表しますので、解析結果から個人が特定されることはありません。

14.試料・情報の保管および廃棄の方法

本研究は、すでに調査済のデータを使用するため、血液などの試料を新たに用いることはありません。本研究で利用する情報(電子化された研究データ)は、国立長寿医療研究センターで厳重に保管します。保管期間は、長期保存して将来の新たな研究に使用することに同意している場合を除き、原則として研究成果発表後10年が経過した日まで保存し、その後、破棄します。 
本研究では、新たな試料・情報の授受は行いません。

15.研究の資金源等、研究機関の研究に係る利益相反および個人の収益等、研究者等の研究に係る利益相反に関する状況

本研究は、「日本学術振興会 科学研究費助成事業 学術研究助成基金助成金 若手研究 (25K20644)」を資金源として行います。なお、本研究に係る特別な利益相反状態はありません。

16.研究対象者等およびその関係者からの相談等への対応

この研究に対する問い合わせは、下部において祝祭日を除く平日の9時から15時まで受け付けます。この研究に関するお問い合わせ先までご連絡いただけますようお願いいたします。

本研究に関するお問い合わせ先

国立研究開発法人国立長寿医療研究センター

研究所 老年学・社会科学研究センター

フレイル研究部

東浦研究 研究事務局

〒474-8511 愛知県大府市森岡町七丁目430番地

電話:0562-46-2311(内線 7398)

受付時間:祝祭日を除く平日(月曜日から金曜日)9時から15時