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ホーム > 研究の推進 > 人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針に基づく研究実施の情報公開 > 倫理・利益相反委員会受付番号No.1993

倫理・利益相反委員会受付番号No.1993

「高齢者の身体機能に関わる多面的な要素の測定とAI解析による身体機能低下要因の可視化と定量評価」についてのお知らせ

 国立長寿医療研究センター(病院 ロコモフレイルセンター)では、下記の人を対象とする生命科学・医学系研究を実施しております。
 本研究は、通常の診療で得られた情報(電子カルテなど)から必要な情報を取り出し、まとめることによって行われるものです。
 このような研究は、厚生労働省・文部科学省・経済産業省の「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」の規定により、対象となる患者さんのお一人ずつから直接ご同意をいただかずに実施することができますが、研究内容の情報を公開することが必要とされています。このお知らせをもって研究内容の情報公開とさせていただきますので、ご理解いただけますようお願いいたします。
 本研究に関するお問い合わせなどがございましたら、下記の「本研究に関するお問い合わせ先」までご連絡いただけますようお願いいたします。

2026年7月22日

1.研究課題名

「高齢者の身体機能に関わる多面的な要素の測定とAI解析による身体機能低下要因の可視化と定量評価」(倫理・利益相反委員会受付番号No.1993)

本研究課題については、国立長寿医療研究センター倫理・利益相反委員会による倫理審査を経て、国立長寿医療研究センター理事長の実施許可を受けております。

2.研究機関の名称および研究責任者

国立長寿医療研究センター ロコモフレイルセンター センター長 赤津裕康

3.研究分担者

国立長寿医療研究センター

老年学・社会科学研究センター フレイル研究部

  • 部長 佐竹昭介
  • 客員研究員 大須賀洋祐
  • 研究生 浅野優次郎

ロコモフレイルセンター

外来研究員 櫻井圭太

4.本研究の意義、目的

急速な人口高齢化に伴い、日本では65歳以上の高齢者が国民の30%を超え、今後もその増加が予測されています。その結果、高齢者の身体機能の低下は要介護・要支援のリスクを高め、医療・介護コストの増大要因となっています。

これまで、脳容積や筋量、筋力といった個別の要因が身体機能に及ぼす影響は報告されていましたが、多くの要因を同じ集団で統合的に評価し、それぞれの相対的な寄与度を定量的に比較した研究はほとんどありませんでした。

そこで本研究では、脳画像・体組成・筋力測定など、複数の手法を用いて、高齢者の脳、骨格筋、骨をはじめとする多角的な要因を包括的に測定します。そして、これらの包括的なデータに対して、基本的な統計解析ならびに説明可能AI(SHAP)を段階的に活用します。これにより、各要因が身体機能(歩行速度、握力、移動能力、バランス能力など)へ与える影響度を、集団および個人レベルで定量的に明らかにし、その相対的な寄与度を解明することを目的とします。

5.本研究に利用する情報、利用を開始する予定日

上記の情報については、利用前に被験者保護の観点から、倫理・利益相反委員会承認後1か月以上経過後から、利用予定です。

6.本研究の方法

体組成、筋力、脳構造といった多角的な要因が、高齢者の身体機能にどの程度影響を与えるかを、機械学習と説明可能AI(SHAP)を用いて解明します。各要因の重要度を順位付けし、効果的なリハビリテーションや介護予防策の立案に繋げることを目指します。本研究で用いられる項目は、具体的に運動機能検査や体組成(骨密度、体脂肪率、筋量等)、筋力、脳画像由来の変数、基本属性・社会状況(教育年数、独居、経済状況等)、認知機能テスト、その他の状況(栄養、口腔嚥下機能等)などです。

7.研究期間

2026年7月22日から2029年3月31日

8.対象となる患者さん・研究対象者として選定された理由

脳、骨格筋、骨、その他の要因をはじめとする包括的な観点から、高齢者の身体機能低下要因を解明するため、包括的なデータ測定がすでに行われているロコモフレイルセンター外来受診者で、ロコモフレイルレジストリに登録されている症例を用います。ロコモフレイルレジストリは、ロコモフレイルセンター外来において、診療の一環として実施された問診、体組成検査、運動機能検査、認知機能検査、画像検査等の結果を、将来の研究利用を目的として前向きに登録・蓄積している、診療情報レジストリです。

9.研究対象者に生じる負担ならびに予測されるリスクおよび利益

既存の診療情報の利用のみであり、プライバシーの保護についても十分に配慮されるため、新たに発生する不利益および危険性は想定されません。また、対象者個人に対する直接の利益も想定されません。

10.研究実施について同意しないことおよび同意を撤回することの自由について

ご自身の診療情報が、本研究に利用されることにご同意いただけない場合には、研究に利用する情報からあなたにかかる情報を削除いたしますので、下部に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。研究期間の途中であっても構いません。また、情報の削除依頼をしたことにより、不利益な取扱いを受けることはございません。ただし、ご連絡をいただいた時点で、研究結果が学会や論文等ですでに公開されている場合などには、解析結果を削除できないことがあります。

11.本研究に関する情報公開の方法

この掲示により、本研究に関する情報公開といたします。研究結果の公開については、学会発表・論文投稿にて行う予定です。

12.研究計画書等の閲覧について

他の研究対象者等の個人情報等の保護および本研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、研究計画書および研究の方法に関する資料を閲覧することができます。閲覧を希望される場合には、下部に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。

13.個人情報等の取扱い

抽出データに残されている患者ID番号について、患者ID番号とは別の新たな符号・番号に置き換えた上で保管し、研究に利用いたします。患者ID番号と置き換えた符号・番号との対応表は、研究に利用する抽出データとは別にされ、当センター内にて厳重に保管されます。
また、研究成果は学会や論文として発表されますが、その際にも患者さんを特定できるような内容を含むことはございません。

14.試料・情報の保管および廃棄の方法

本研究で得られた情報は、国立長寿医療研究センターロコモフレイルセンターにて適切に管理します。対応表は、国立研究開発法人国立長寿医療研究センターロコモフレイルセンターの書庫に保存媒体を施錠保管し、研究に携わらないリハビリテーション科部統括管理士長が管理します。得られた情報は本研究の目的以外には使用しません。解析・報告終了後、10年間保存した後、電子データはコンピュータから個人情報を消去した上で保存します。紙データはシュレッダーで裁断後、廃棄します。

15.研究の資金源等、研究機関の研究に係る利益相反および個人の収益等、研究者等の研究に係る利益相反に関する状況

研究費は、長寿医療研究開発費を使用します。本研究にかかわる利益相反はありません。

16.研究対象者等およびその関係者からの相談等への対応

研究に対するお問い合わせがございましたら、下部のお問い合わせ先までご連絡ください。研究責任者が対応いたします。

本研究に関するお問い合わせ先

国立研究開発法人国立長寿医療研究センター

研究所 フレイル研究部 研究生 浅野優次郎

〒474-8511 愛知県大府市森岡町七丁目430番地

電話:0562-46-2311(代表)