ホーム > 研究の推進 > 人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針に基づく研究実施の情報公開 > 倫理・利益相反委員会受付番号No.1912
「高齢者の過活動膀胱が転倒リスクを高めるメカニズムの解明に関する研究」についてのお知らせ
国立長寿医療研究センター 泌尿器外科では、以下の研究を実施しております。
本研究は、通常の検診や診療で得られた情報(電子カルテ・検診結果など)から必要な情報を取り出し、まとめて解析することにより行うものです。
このような研究は、文部科学省・厚生労働省・経済産業省が定める「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」に基づき、対象となる方から個別の同意を得ることなく実施できる研究とされていますが、研究内容を一般に公開することが求められています。
本お知らせをもって、研究実施に関する情報公開とさせていただきます。
本研究にご自身の情報を使用してほしくない場合は、下記のお問い合わせ先までご連絡いただけますようお願いいたします。
2025年5月26日
記
「高齢者の過活動膀胱が転倒リスクを高めるメカニズムの解明に関する研究」(倫理・利益相反委員会受付番号No.1912)
本研究課題については、国立長寿医療研究センター倫理・利益相反委員会による倫理審査を経て、国立長寿医療研究センター理事長の実施許可を受けております。
国立長寿医療研究センター 泌尿器外科 部長 野宮正範
高齢になると、排尿のコントロールが難しくなる「過活動膀胱(OAB)」の症状と、転倒のリスクとの関連性が指摘されています。
本研究では、65歳以上の方を対象に、排尿に関する情報、認知・身体機能評価、脳画像所見などの検診データを解析し、OABが転倒リスクに与える影響を明らかにすることを目的としています。
利用開始予定日:倫理・利益相反委員会承認日から1か月経過後
過去の検診データをもとに、コード化処理を施した情報を統計的に解析します。対象者への追加検査や診療は、一切ありません。
2025年5月26日から2028年3月31日
当センターで2020年度以降に長寿検診(長寿ドック)を受診された65歳以上の方で、上記データを取得されている方が対象となります。
既存の検診データのみを使用するため、新たな身体的・心理的負担はありません。個人への直接の利益はありませんが、高齢者医療・予防ケアへの貢献が期待されます。
本研究でご自身の情報が利用されることに同意されない場合は、下記の連絡先までお申し出ください。該当する情報は研究から除外いたします。研究期間の途中でも受付可能です。なお、すでに解析・公表された結果については削除ができない場合があります。
本ページでの掲載をもって、研究に関する情報公開といたします。研究結果は、統計処理された形で学会発表・論文等にて公表され、個人が特定されることはありません。
他の対象者の個人情報や研究の独自性に支障がない範囲で、計画書・方法等の閲覧をご希望の方は、下記までご連絡ください。
個人を特定できる情報(氏名・住所・ID等)はすべて削除し、データには新たな符号を付して保管・解析を行います。符号との対応表は別途管理され、研究に用いられることはありません。
コード化されたデータおよび対応表は、研究終了後10年間センター内で厳重に保管され、保管期間満了後は適切な方法で廃棄されます。
本研究は、国立長寿医療研究センターの内部研究費により実施されます。企業との利害関係(利益相反)はありません。
本研究に関するご質問・ご相談がございましたら、下記までご連絡ください。
国立研究開発法人国立長寿医療研究センター
泌尿器外科 野宮正範
〒474-8511 愛知県大府市森岡町七丁目430番地
電話:0562-46-2311(代表)