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ホーム > 研究の推進 > 人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針に基づく研究実施の情報公開 > 倫理・利益相反委員会受付番号No.1889

倫理・利益相反委員会受付番号No.1889

「介護老人保健施設におけるアドバンスケアプランニングと超強化型移行期ケアの実装効果の評価(倫理・利益相反委員会受付番号No.1889)」人を対象とする生命科学・医学系研究実施についてのお知らせ

 国立長寿医療研究センター緩和ケア診療部では、下記の人を対象とする生命科学・医学系研究を実施しております。
 本研究は、通常のケアで得られた情報(電子ケア記録など)から必要な情報を取り出し、まとめることによって行われるものです。
 このような研究は、厚生労働省・文部科学省・経済産業省の「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」の規定により、対象となる方のお一人ずつから直接ご同意をいただかずに実施することができますが、研究内容の情報を公開することが必要とされています。このお知らせをもって研究内容の情報公開とさせていただきますので、ご理解いただけますようお願いいたします。
 本研究に関するお問い合わせなどがございましたら、下記の「本研究に関するお問い合わせ先」までご連絡いただけますようお願いいたします。

2025年1月27日

1.研究課題名

「介護老人保健施設におけるアドバンスケアプランニングと超強化型移行期ケアの実装効果の評価」
(倫理・利益相反委員会受付番号No.1889)

本研究課題については、国立長寿医療研究センター倫理・利益相反委員会による倫理審査を経て、国立長寿医療研究センター理事長の実施許可を受けております。

2.研究機関の名称および研究責任者の氏名(部署名)

国立長寿医療研究センター 緩和ケア診療部

  • 非常勤医師 西川満則

社会福祉法人愛光園 介護老人保健施設相生

  • 管理者 湯浅修治

3.研究分担者名(部署名)

国立長寿医療研究センター 在宅医療・地域医療連携推進部

  • 医療社会事業専門員 小島秀樹

社会福祉法人愛光園 介護老人保健施設相生

  • 相談員 山本梨恵、荒川碧、杉浦修崇
  • 看護師 田中貴美

4.本研究の意義、目的

本研究は、介護老人保健施設(以下老健)で行うアドバンスケアプランニング(人生会議)と超強化型移行期ケアの有効性を明らかにすることで、人生の最終段階のケアが改善することを期待して行われます。
本研究の目的は、老健の電子ケア記録を用いて、人生会議の実施の有無、施設看取りの有無、施設の空床数の有無の関係を明らかにすることです。

5.本研究に使用する情報

調査項目

患者背景:年齢、性別、認知症度、寝たきり度、人生会議実施の有無、他科受診の有無、退所先、月別空床数

データの利用および提供開始予定日

2025年2月25日

6.本研究の方法

電子ケア記録データを用いた、後ろ向き調査研究

7.研究期間

研究実施期間:2025年1月27日 ~ 2028年3月31日
調査対象期間:2021年10月1日 ~ 2024年9月30日

8.対象となる患者さん・研究対象者として選定された理由

調査対象期間内に、介護老人保健施設相生において退所された入所者さん

9.研究対象者に生じる負担ならびに予測されるリスクおよび利益

既存のケア情報の利用のみであり、プライバシーの保護についても十分に配慮されるため、新たに発生する不利益ならびに危険性は想定されません。また、対象者個人に対する直接の利益も想定されません。

10.研究実施について同意しないことおよび同意を撤回することの自由について

ご自身のケア記録情報が、本研究に利用されることにご同意いただけない場合には、研究に使用する情報からあなたにかかる情報を削除いたしますので、下部に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。研究期間の途中であっても構いません。また、情報の削除依頼をしたことにより、不利益な取扱いを受けることはございません。ただし、ご連絡をいただいた時点で、研究結果が学会や論文等ですでに公開されている場合などには、解析結果を削除できないことがあります。

11.本研究に関する情報公開の方法

この掲示により、本研究に関する情報公開といたします。研究結果の公開については、学会発表・論文投稿などにて行う予定でおります。

12.研究計画書等の閲覧について

他の研究対象者等の個人情報等の保護および本研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、研究計画書および研究の方法に関する資料を閲覧することができます。閲覧を希望される場合には、下部に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。

13.個人情報等の取扱い

本研究では、電子ケア記録情報より上記5.の情報を抽出して使用いたしますが、入所者さんが特定できる情報(氏名・住所)を削除した状態で抽出しています。抽出に残されている患者ID番号については、入所者ID番号とは別の新たな符号・番号に置き換えた上で保管し、研究に使用いたします。入所者ID番号と置き換えた符号・番号との対応表は、研究に使用する抽出データとは別にされ、介護老人保健施設相生内にて厳重に保管されます。抽出されたデータは、介護老人保健施設相生の研究責任者から、国立長寿医療研究センターの研究責任者に、個人情報を保護した形で手渡しされます。
また、研究成果は学会や論文として発表されますが、その際にも入所者さんを特定できるような内容を含むことはございません。

14.試料・情報の保管および廃棄の方法

国立長寿医療研究センターの研究責任者は、研究等の実施にかかわる重要な文書(申請書類の控え、報告書の控え、その他データの信頼性を保証するのに必要な書類または記録等)および本研究による収集したデータ、匿名化されたデータについては、学会や論文等での発表から10年間保管します。
介護老人保健施設相生の研究責任者は、10年間、入所者ID番号と置き換えた符号・番号との対応表を、臨床研究に関与しない第三者に、保存媒体として施錠保管させます。
国立長寿医療研究センターと介護老人保健施設相生の研究責任者は、保管期間満了後、紙資料は速やかにシュレッダーにかけ、電子データは復元不能な状態にして廃棄します。

15.研究の資金源等、研究機関の研究に係る利益相反および個人の収益等、研究者等の研究に係る利益相反に関する状況

本研究は、本研究専用の研究資金として、長寿医療研究開発費にて実施します。その他、開示すべき利益相反はありません。

16.研究対象者等およびその関係者からの相談等への対応

他の研究対象者等の個人情報等の保護の範囲内で、当該研究について相談に応じます。
調査対象期間内の介護老人保健施設相生において、退所された入所者さんについて電子ケア記録情報を調べる研究のため、すでに他界されている方もおられるでしょうし、記憶にない方もいらっしゃるかもしれません。その場合、入所者さんのお名前と生年月日と入所時期を研究代表者にお問合せいただければ、お調べすることもできます。

本研究に関するお問い合わせ先

国立研究開発法人国立長寿医療研究センター
緩和ケア診療部 西川満則

〒474-8511 愛知県大府市森岡町七丁目430番地

電話:0562-46-2311(代表)