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ホーム > 研究の推進 > 人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針に基づく研究実施の情報公開 > 倫理・利益相反委員会受付番号No.1877

倫理・利益相反委員会受付番号No.1877

「要支援・要介護認定者の要介護度悪化と関連する歩行パラメータの検討(倫理・利益相反委員会受付番号No.1877)」人を対象とする生命科学・医学系研究実施についてのお知らせ

 国立長寿医療研究センター健康長寿テクノロジー応用研究室では、下記の人を対象とする生命科学・医学系研究を実施しております。
 本研究は、通常の診療で得られた情報(電子カルテなど)から必要な情報を取り出し、まとめることによって行われるものです。
 このような研究は、厚生労働省・文部科学省・経済産業省の「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」の規定により、対象となる方のお一人ずつから直接ご同意をいただかずに実施することができますが、研究内容の情報を公開することが必要とされています。このお知らせをもって研究内容の情報公開とさせていただきますので、ご理解いただけますようお願いいたします。
 本研究に関するお問い合わせなどがございましたら、下記の「本研究に関するお問い合わせ先」までご連絡いただけますようお願いいたします。

2025年1月16日

1.研究課題名

「要支援・要介護認定者の要介護度悪化と関連する歩行パラメータの検討」
(倫理・利益相反委員会受付番号No.1877)

本研究課題については、国立長寿医療研究センター倫理・利益相反委員会による倫理審査を経て、国立長寿医療研究センター理事長の実施許可を受けております。

2.研究機関の名称および研究責任者の氏名(部署名)

国立長寿医療研究センター 健康長寿支援ロボットセンター

  • 健康長寿テクノロジー応用研究室長 大高恵莉

3.研究分担者名(部署名)

国立長寿医療研究センター 健康長寿支援ロボットセンター
  • 健康長寿テクノロジー応用研究室 霜鳥大希、小倉あゆみ、神谷佳美

共同研究機関

社会福祉法人和敬会 地域密着型複合施設なごみの郷
  • 研究責任者 太田貴敬

4.本研究の意義、目的

介護サービス利用中の方々において、要介護度の悪化を予防することは非常に重要な課題です。歩行の状態から早期にその徴候がわかるのではないかと言われていますが、要支援・要介護の人の歩行を、長期的な視点から分析した知見はまだ十分ではありません。
本研究では、要支援・要介護認定者における歩行分析データを縦断的に調査し、長期的に要介護度の変化と関連する歩行の特徴を抽出することを目的とします。

5.本研究に使用する情報、利用・提供を開始する予定日

基本情報

年齢、性別、身長、体重、疾患名、要介護度、補装具の使用状況

評価項目

  • 身体機能に関する評価(関節可動域、歩行速度、握力、片脚立位時間、5回椅子起立時間、Timed Up&Go Test)
  • 日常生活活動に関する評価(Barthel Index)

上記の情報については、対象者保護の観点から、倫理・利益相反委員会承認後1か月以上経過後から利用開始予定です。ご利用者様の個人情報(氏名・住所など)を削除し、代わりとなる番号(識別コード)を振った後に、国立長寿医療研究センターへ提供されます。

情報の提供を行う機関の名称:社会福祉法人和敬会 地域密着型複合施設なごみの郷
研究責任者:太田貴敬

6.本研究の方法

2024年4月1日~2026年3月31日までの間に、なごみの郷デイサービス(介護予防・生活支援サービス事業または通所介護サービス)利用者から得られた診療・介護記録のうち、定期的に評価する上記5.の情報を抽出し、その経時的変化について分析します。

7.研究期間

2025年1月16日 ~ 2027年3月31日

8.対象となる患者さん・研究対象者として選定された理由

2024年4月1日~2026年3月31日までの間に、なごみの郷デイサービス(介護予防・生活支援サービス事業または通所介護サービス)を利用した方およそ250名を対象として分析を行います。

9.研究対象者に生じる負担ならびに予測されるリスクおよび利益

本研究で扱う情報は、日常の診療・介護内で行われた評価結果のみであるため、対象者に生じる負担や、新たに発生する不利益や危険性は想定されません。また、対象者の方が直接受ける利益はありませんが、研究の成果によって将来的に、通所介護において提供されるサービスの質の向上につながると期待されます。

10.研究実施について同意しないことおよび同意を撤回することの自由について

ご自身の診療・介護情報が、本研究に利用されることにご同意いただけない場合には、研究に利用する情報からあなたにかかる情報を削除いたしますので、下部に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。研究期間の途中であっても構いません。また、情報の削除依頼をしたことにより、不利益な取扱いを受けることはございません。ただし、ご連絡をいただいた時点で、研究結果が学会や論文等ですでに公開されている場合には解析結果を削除できないことがあります。

11.本研究に関する情報公開の方法

この掲示により、本研究に関する情報公開といたします。研究結果の公開については学会発表・論文投稿などにて行う予定でおります。

12.研究計画書等の閲覧について

他の研究対象者等の個人情報等の保護および本研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、研究計画書および研究の方法に関する資料を閲覧することができます。閲覧を希望される場合には、下部に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。

13.個人情報等の取扱い

本研究では、診療・介護記録より上記5.の情報を抽出して利用いたしますが、対象となる方が特定できる情報(氏名・住所など)を削除した状態で抽出しています。
また、研究成果は学会で、もしくは論文として発表されますが、その際にも個人を特定できるような内容を含むことはございません。

14.試料・情報の保管および廃棄の方法

本研究で用いる情報は、健康長寿支援ロボットセンター内の施錠可能な棚内に保管するか、国立長寿医療研究センターのISMAP登録済みクラウドサービス(Microsoft社製OneDrive)上で厳重に管理し、アクセス可能な者は研究代表者および研究分担者のみとします。対象者の氏名には管理用の識別コードを付し、対象者氏名と識別コードとの対応表は、研究に携わらない第三者(なごみの郷職員)が、なごみの郷デイサービスセンターの施錠可能な棚内に保管します。
保管期間は、研究期間終了後もしくは学会・論文発表から10年間とします。保管期間終了後は、紙媒体はシュレッダーにかけ、電子データはクラウド上から削除または記憶媒体に物理的フォーマットを行い破棄します。

15.研究の資金源等、研究機関の研究に係る利益相反および個人の収益等、研究者等の研究に係る利益相反に関する状況

本研究は、長寿医療研究開発費の助成にて行なっております。その他に開示すべき利益相反はありません。

16.研究対象者等およびその関係者からの相談等への対応

研究に対するお問い合わせがございましたら、下記のお問い合わせ先までご連絡ください。研究代表者が対応いたします。

本研究に関するお問い合わせ先

国立研究開発法人国立長寿医療研究センター

健康長寿テクノロジー応用研究室長 大高恵莉

〒474-8511 愛知県大府市森岡町七丁目430番地

電話:0562-46-2311(代表)