本文へ移動

 

文字サイズ

ホーム > 研究の推進 > 人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針に基づく研究実施の情報公開 > 倫理・利益相反委員会受付番号No.1777

倫理・利益相反委員会受付番号No.1777

「高齢患者におけるプロブレムリストと総合機能評価、薬歴および転帰に関する後方視的研究(倫理・利益相反委員会受付番号No.1777)」:人を対象とする生命科学・医学系研究実施についてのお知らせ

 国立長寿医療研究センター老年内科部では、下記の人を対象とする生命科学・医学系研究を実施しております。
 本研究は、通常の診療で得られた情報(電子カルテなど)から必要な情報を取り出し、まとめることによって行われるものです。
 このような研究は、厚生労働省・文部科学省・経済産業省の「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」の規定により、対象となる患者さんのお一人ずつから直接ご同意をいただかずに実施することができますが、研究内容の情報を公開することが必要とされています。このお知らせをもって研究内容の情報公開とさせていただきますので、ご理解いただけますようお願いいたします。
 本研究に関するお問い合わせなどがございましたら、下記の「本研究に関するお問い合わせ先」までご連絡いただけますようお願いいたします。

2024年6月4日

1.研究課題名

「高齢患者におけるプロブレムリストと総合機能評価、薬歴および転帰に関する後方視的研究」
(倫理・利益相反委員会受付番号No.1777)
本研究課題については、国立長寿医療研究センター倫理・利益相反委員会による倫理審査を経て、国立長寿医療研究センター理事長の実施許可を受けております。

2.研究機関の名称および研究責任者の氏名(部署名)

国立長寿医療研究センター 老年内科部 大西丈二

3.研究分担者名(部署名)

なし

4.本研究の意義、目的

本研究は、高齢患者におけるプロブレムリストと高齢者総合評価(CGA)、薬歴および転帰の間の関連について明らかにすることを目的に実施します。そして転帰に対するリスク評価等を行い、今後、より質の高い医療を提供できるよう研究成果を役立てます。

5.本研究に利用・提供する情報、利用・提供を開始する予定日

倫理・利益相反委員会承認後から、診療データからの情報収集を開始します。

6.本研究の方法

国立長寿医療研究センターにて、2020~2023年度に入院または外来受診した全症例を対象として、年齢、性別、世帯構成、住所、要介護認定区分、医療・介護サービスの利用、プロブレムリスト、CGA、ADL(日常生活動作)、認知機能、うつ、BMI(Body Mass Index)、薬剤使用状況、転帰等を収集し、転帰に対するリスク評価等を行います。

7.研究期間

2024年6月4日 ~ 2026年3月31日

8.対象となる患者さん・研究対象者として選定された理由

国立長寿医療研究センターにて、2020~2023年度に入院または外来受診した全症例
(入院約4,700例、外来約51,000例)

9.研究対象者に生じる負担並びに予測されるリスクおよび利益

既存の診療情報の利用のみであり、プライバシーの保護についても十分に配慮されるため、新たに発生する不利益並びに危険性は想定されません。また、対象者個人に対する直接の利益も想定されません。

10.研究実施について同意しないことおよび同意を撤回することの自由について

ご自身の診療情報が、本研究に利用されることにご同意いただけない場合には、研究に利用する情報からあなたにかかる情報を削除いたしますので、下部に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。研究期間の途中であっても構いません。また、情報の削除依頼をしたことにより、不利益な取扱いを受けることはございません。ただし、ご連絡をいただいた時点で、研究結果が学会や論文等ですでに公開されている場合などには解析結果を削除できないことがあります。

11.本研究に関する情報公開の方法

この掲示により本研究に関する情報公開といたします。研究結果の公開についてはホームページ掲載・学会発表・論文投稿などにて行う予定でおります。

12.研究計画書等の閲覧について

他の研究対象者等の個人情報等の保護および本研究の独創性の確保に支障がない範囲内で研究計画書および研究の方法に関する資料を閲覧することができます。閲覧を希望される場合には、下部に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。

13.個人情報等の取扱い

抽出データに残されている患者ID番号についても、患者ID番号とは別の新たな符号・番号に置き換えた上で保管し、研究に利用いたします。患者ID番号と置き換えた符号・番号との対応表は研究に利用する抽出データとは別にされ、当センター内にて厳重に保管されます。
また、研究成果は学会や論文として発表されますが、その際にも患者さんを特定できるような内容を含むことはございません。

14.試料・情報の保管および廃棄の方法

抽出したデータ、患者ID番号と置き換えた符号・番号との対応表、匿名化されたデータについては、研究期間終了後10年もしくは学会や論文等での発表から10年の間保管いたします。抽出したデータ、匿名化されたデータおよび対応表については老年内科部にて、保存媒体を施錠保管いたします。保管期間満了後は速やかに、紙資料はシュレッダーで粉砕処分、CDまたはDVD上の電子データは消去用ソフトを利用して適切に削除した上、媒体自体を物理的に破砕し、データを廃棄いたします。

15.研究の資金源等、研究機関の研究に係る利益相反および個人の収益等、研究者等の研究に係る利益相反に関する状況

この研究ではありません。

16.研究対象者等およびその関係者からの相談等への対応

研究に対するお問い合わせがございましたら下記のお問い合わせ先まで御連絡ください。研究責任者が対応いたします。

本研究に関するお問い合わせ先

国立研究開発法人国立長寿医療研究センター
老年内科部 医長 大西丈二
〒474-8511 愛知県大府市森岡町七丁目430番地
電話:0562-46-2311(代表)