ホーム > 研究の推進 > 人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針に基づく研究実施の情報公開 > 倫理・利益相反委員会受付番号No.1678-2
国立長寿医療研究センター眼科では、下記の人を対象とする生命科学・医学系研究を実施しております。
本研究は、通常の診療で得られた情報(電子カルテなど)から必要な情報を取り出し、まとめることによって行われるものです。
このような研究は、厚生労働省・文部科学省・経済産業省の「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」の規定により、対象となる患者さんのお一人ずつから直接ご同意をいただかずに実施することができますが、研究内容の情報を公開することが必要とされています。このお知らせをもって研究内容の情報公開とさせていただきますので、ご理解いただけますようお願いいたします。
本研究に関するお問い合わせなどがございましたら、下記の「本研究に関するお問い合わせ先」までご連絡いただけますようお願いいたします。
2024年9月3日
記
「角結膜疾患に対する診断および治療に関する研究」
(倫理・利益相反委員会受付番号No.1678-2)
本研究課題については、国立長寿医療研究センター倫理・利益相反委員会による倫理審査を経て、国立長寿医療研究センター理事長の実施許可を受けております。
国立長寿医療研究センター 眼科 部長 稲冨勉
国立長寿医療研究センターに通院されている,角結膜疾患を有する患者さんの眼疾患の診断や治療経過を調査することにより、眼疾患の病態や発症、治療と予後の関係を明らかにし、より有効で安全な診断方法や治療方法を見出すことを目的としています。
年齢、性別、既往歴、眼疾患の病名、眼科一般検査結果(下記に記載)、治療内容(点眼、内服、手術等)および、治療経過など
視力検査、屈折検査、眼圧、細隙灯顕微鏡検査、角膜内皮検査、角膜形状解析装置、前眼部光干渉断層計検査、蛍光染色による上皮障害検査、シルマー試験法、共焦点顕微鏡、角膜知覚計、波面収差解析、涙液動態検査(涙液油層観察装置によるものを含む)、マイボーム腺検査(マイボグラフィー)、隅角鏡検査、眼底検査、視野検査(静的、動的を含む)、光干渉断層計検査(血管撮影を含む)、網膜電図(多局所含む)、超音波検査(超音波生体顕微鏡を含む)、広角眼底写真、コントラスト感度検査、涙道検査、CT、MRI、PET、血液検査、前房水・涙液PCR検査、細胞診結果、組織診結果など
国立長寿医療研究センターの眼科に通院されている患者さんについて、診療録(カルテ)より上記の情報を取得し、今後のよりよい診断・治療に繋げるための解析を行います。
2023年1月25日 ~ 2026年12月31日
2000年4月1日から2025年12月31日までに国立長寿医療研究センターの眼科を受診された、角結膜疾患を有する患者さんが対象となります。
既存の診療情報の利用のみであり、プライバシーの保護についても十分に配慮されるため、新たに発生する不利益並びに危険性は想定されません。また、対象者個人に対する直接の利益も想定されません。
ご自身の診療情報が、本研究に利用されることにご同意いただけない場合には、研究に使用する情報からあなたにかかる情報を削除いたしますので、下部に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。研究期間の途中であっても構いません。また、情報の削除依頼をしたことにより、不利益な取扱いを受けることはございません。ただし、ご連絡をいただいた時点で、研究結果が学会や論文等ですでに公開されている場合などには解析結果を削除できないことがあります。
この掲示により、本研究に関する情報公開といたします。研究結果の公開については、学会発表・論文投稿などにて行う予定でおります。
他の研究対象者等の個人情報等の保護および本研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、研究計画書および研究の方法に関する資料を閲覧することができます。閲覧を希望される場合には、下部に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。
抽出データに残されている患者ID番号についても、患者ID番号とは別の新たな符号・番号に置き換えた上で保管し、研究に使用いたします。患者ID番号と置き換えた符号・番号との対応表は研究に使用する抽出データとは別にされ、当センター内にて厳重に保管されます。
また、研究成果は学会や論文として発表されますが、その際にも患者さんを特定できるような内容を含むことはございません。
抽出したデータ、患者ID番号と置き換えた符号・番号との対応表、匿名化されたデータについては学会や論文等での発表から10年の間保管いたします。抽出したデータ、匿名化されたデータ、対応表については別々に、保存媒体を施錠保管いたします。保管期間満了後は速やかに収集したデータを患者さんの電子情報の再現ができないように物理的に破壊し、書類はシュレッダーにて破砕いたします。
本研究は企業からの資金提供は受けておりません。本研究の計画・実施・報告において、試験の結果および結果の解釈に影響を及ぼすような「起こりえる利益相反」は存在しません。
研究に対するお問い合わせがございましたら、下記のお問い合わせ先までご連絡ください。研究責任者が対応いたします。
国立研究開発法人国立長寿医療研究センター
眼科 部長 稲冨勉
〒474-8511 愛知県大府市森岡町七丁目430番地
電話:0562-46-2311(代表)