本文へ移動

 

文字サイズ

ホーム > 研究の推進 > 人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針に基づく研究実施の情報公開 > 倫理・利益相反委員会受付番号No.1658

倫理・利益相反委員会受付番号No.1658

「脳・身体賦活リハビリテーションにおける認知機能・身体機能評価の有用性とその効果に関する調査(倫理・利益相反委員会受付番号No.1658)」人を対象とする生命科学・医学系研究実施についてのお知らせ

 国立長寿医療研究センター長寿医療研修センター、リハビリテーション科部では、下記の人を対象とする生命科学・医学系研究を実施しております。
 本研究は、通常の診療で得られた情報(電子カルテなど)から必要な情報を取り出し、まとめることによって行われるものです。
 このような研究は、厚生労働省・文部科学省・経済産業省の「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」の規定により、対象となる患者さんのお一人ずつから直接ご同意をいただかずに実施することができますが、研究内容の情報を公開することが必要とされています。このお知らせをもって研究内容の情報公開とさせていただきますので、ご理解いただけますようお願いいたします。
 本研究に関するお問い合わせなどがございましたら、下記の「本研究に関するお問い合わせ先」までご連絡いただけますようお願いいたします。

2022年11月10日

1.研究課題名

「脳・身体賦活リハビリテーションにおける認知機能・身体機能評価の有用性とその効果に関する調査」
(倫理・利益相反委員会受付番号No.1658)
本研究課題については、国立長寿医療研究センター倫理・利益相反委員会による倫理審査を経て、国立長寿医療研究センター理事長の実施許可を受けております。

2.研究機関の名称および研究責任者の氏名(部署名)

  • 国立長寿医療研究センター 長寿医療研修センター センター長  前島 伸一郎

3.研究分担者名(部署名)

国立長寿医療研究センター リハビリテーション科部

  • 医長  大沢 愛子 
  • 統括管理士長  伊藤 直樹
  • 副作業療法士長  植田 郁恵
  • 作業療法主任  神谷 正樹
  • 理学療法主任  田口 大輔

4.本研究の意義、目的

国立長寿医療研究センター(以下、当センター)では、2013年度より医療的な診察とリハビリテーション(リハ)を組み合わせた“脳・身体賦活リハ”を開始し、様々なリハ手法を用いて認知症の人の治療を行っています。よって本研究では、それらの効果検証を行うことで、今後のより質の高いリハに繋がるようにすることを目的とします。

5.本研究に使用する情報

この研究は、通常の診療で得られた情報(カルテなど)から必要な情報を使用します。今回取り扱う診療データは、それら聞き取り内容ならびに、通常診療で行なっている評価項目です。使用する診療情報は以下の通りです。

  • 年齢、性別、疾患名、現病歴などの基本情報
  • 身体機能データ
  • 動作解析のデータ
  • 筋肉量等の体組成測定値
  • 栄養状態のデータ
  • 身体活動量のデータ
  • 指示遵守に関する情報
  • 画像データ
  • 日常生活活動の状況
  • フレイルの評価
  • サルコペニアの評価
  • 神経心理学的検査(認知機能評価)
  • 認知症の重症度
  • 精神機能検査(抑うつなど精神状態の評価)
  • 認知症の行動・心理症状のデータ
  • 社会活動状況
  • 介護負担感のデータ
  • リハ手法に対する本人と家族の評価

6.本研究の方法

2012年4月1日から2027年3月31日までの間に、当センターもの忘れセンターを受診された患者さんおよび当センターにて外来リハを実施した患者さんの診療情報、および介入をしていない患者さんの診療情報を用いて分析を行います。本研究で得られたデータは、当センターのデータベースにて保管し、解析も当センターで行います。

7.研究期間

2022年11月10日 ~ 2027年3月31日

8.対象となる患者さん・研究対象者として選定された理由

脳・身体賦活リハの効果検証を行うため、介入を開始した2012年4月1日から2027年3月31日までの間に当センターにて外来リハを実施した患者さんともの忘れセンターを受診した患者さんを選定しています。

9.研究対象者に生じる負担並びに予測されるリスクおよび利益

既存の診療情報の利用のみであり、プライバシーの保護についても十分に配慮されるため、新たに発生する不利益並びに危険性は想定されません。また、対象者個人に対する直接の利益も想定されません。

10.研究実施について同意しないことおよび同意を撤回することの自由について

ご自身の診療情報が、本研究に利用されることにご同意いただけない場合には、研究に使用する情報からあなたに関わる情報を削除いたしますので、下部に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。研究期間の途中であっても構いません。また、情報の削除依頼をしたことにより、不利益な取扱いを受けることはございません。ただし、ご連絡をいただいた時点で、研究結果が学会や論文等ですでに公開されている場合などには解析結果を削除できないことがあります。

11.本研究に関する情報公開の方法

この掲示により本研究に関する情報公開といたします。個別データの開示の予定はありません。研究結果の公開については、学会発表・論文投稿にて行う予定です。

12.研究計画書等の閲覧について

他の研究対象者等の個人情報等の保護および本研究の独創性の確保に支障がない範囲内で研究計画書および研究の方法に関する資料を閲覧することができます。閲覧を希望される場合には、下部に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。

13.個人情報等の取扱い

本研究では、診療情報(電子カルテ)より上記5.の情報を抽出して使用いたしますが、患者さんが特定できる情報(氏名・住所など)を削除した状態で抽出しています。
また、研究成果は学会や論文として発表されますが、その際にも患者さんを特定できるような内容を含むことはございません。

14.試料・情報の保管および廃棄の方法

抽出したデータ、患者ID番号と置き換えた符号・番号との対応表、匿名化されたデータについては、研究期間終了後10年もしくは学会や論文等での発表から10年の間保管いたします。抽出したデータ、匿名化されたデータについては国立長寿医療研究センター健康長寿支援ロボットセンターロボット臨床評価研究室にて、対応表についてはリハビリテーション科部の書庫にて、保存媒体を施錠保管いたします。保管期間満了後は速やかに電子データをコンピューターから完全に消去し、紙媒体はシュレッダーにて裁断にてデータを廃棄いたします。

15.研究の資金源等、研究機関の研究に係る利益相反および個人の収益等、研究者等の研究に係る利益相反に関する状況

本研究は、国立長寿医療研究センターの長寿医療研究開発費の研究費を用いて行われ、その他の開示すべき利益相反はありません。

16.研究対象者等およびその関係者からの相談等への対応

研究対象者やその関係者から本研究に関する疑問点や、知りたいことがあった場合、他の参加者の個人情報に抵触しない範囲であれば研究の資料(研究計画書や研究の方法に関する資料)を書面にて説明、または面談を実施します。

本研究に関するお問い合わせ先

国立研究開発法人国立長寿医療研究センター
 長寿医療研修センター センター長 前島 伸一郎

〒474-8511 愛知県大府市森岡町七丁目430番地

電話:0562-46-2311(代表)