ホーム > 研究の推進 > 人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針に基づく研究実施の情報公開 > 倫理・利益相反委員会受付番号No.1566
国立長寿医療研究センター(予防科学研究部)では、下記の人を対象とする生命科学・医学系研究を実施しております。
本研究は、国立長寿医療研究センター バイオバンクから分譲を受けた試料・情報を用いて解析を行うものです。
国立長寿医療研究センター バイオバンクでは、お預かりした試料・情報の利用にかかる包括的同意をいただいているため、このような研究は、厚生労働省・文部科学省・経済産業省共管の「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」の規定により、対象となる試料提供者様のお一人ずつから直接ご同意をいただかずに実施することができますが、研究内容の情報を公開することが必要とされています。このお知らせをもって研究内容の情報公開とさせていただきますので、ご理解いただけますようお願いいたします。
本研究に関するお問い合わせなどがございましたら、下記の「本研究に関するお問い合わせ先」までご連絡いただけますようお願いいたします。
2021年12月13日
記
「COVID-19状況下における認知症患者の心理社会的変化とその影響要因に関する研究」
(倫理・利益相反委員会受付番号No.1566)
本研究課題については、国立長寿医療研究センター倫理・利益相反委員会による倫理審査を経て、国立長寿医療研究センター理事長の実施許可を受けております。
国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター 認知症先進医療開発センター
予防科学研究部 主任研究員 黒田 佑次郎
University of Sao Paulo
Department of Clinical Medicine Associate Professor Caudia K. Suemoto
国立研究開発法人国立長寿医療研究センター 認知症先進医療開発センター
予防科学研究部 研究員 杉本 大貴
国立研究開発法人国立長寿医療研究センター もの忘れセンター
センター長 櫻井 孝
特任研究員 松本 奈々恵
特任研究員 内田 一彰
医師 岸野 義信
COVID-19流行下において、認知症を有する方の心理社会面に影響が生じやすいことが臨床上報告されています。
本研究は、もの忘れセンターを受診された方を対象に、行動・心理症状がCOVID-19流行前後でどのような傾向を示すかを調べます。
また、年齢や性別、そしてどのようなサポートを受けているか等との関連を調べ、必要とされるサポートを検討します。
診療情報(主に認知機能の状態、行動・心理症状、抑うつ傾向、身体疾患、薬剤使用状況、年齢・性別・教育歴、ライフスタイル、要介護認定の有無、サービスの利用状況等)。
国立長寿医療研究センター もの忘れセンターに通院中の方の、診療情報の認知機能と行動・心理症状、介護サービスとの関連を調べます。
2021年12月13日 ~ 2024年3月31日
COVID-19流行前(2018年10月から2019年12月末)と流行後(2020年4月から2021年6月末)に、国立長寿医療研究センター もの忘れセンターを受診し、初診時に軽度認知障害、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、血管性認知症と診断された方。
COVID-19流行前後の行動・心理症状の変化および関連要因を明らかにするため。
国立長寿医療研究センター バイオバンクに収集されている既存の試料・情報を利用するのみであり、プライバシーの保護についても十分に配慮されるため、新たに発生する不利益および危険性は想定されません。また、対象者個人に対する直接の利益も想定されません。
ご自身の試料・情報が、本研究に利用されることにご同意いただけない場合には、研究に使用する試料・情報からあなたにかかる試料・情報を削除いたしますので、下部に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。研究期間の途中であっても構いません。また、試料・情報の削除依頼をしたことにより、不利益な取扱いを受けることはございません。ただし、ご連絡をいただいた時点で、学会や論文等ですでに研究結果が公開されている場合などには、解析結果を削除できないことがあります。
この掲示により、本研究に関する情報公開といたします。研究結果の公開については、国内外の学術論文、学術集会において成果を報告するとともに、国立長寿医療研究センターおよびもの忘れセンターのウェブサイトにて公開する予定でおります。
他の研究対象者等の個人情報等の保護並びに本研究の独創性の確保に支障がない範囲内で研究計画書および研究の方法に関する資料を閲覧することができます。閲覧を希望される場合には、下部に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。
本研究では、国立長寿医療研究センター バイオバンクより上記5.の試料・情報の分譲を受けて使用いたしますが、匿名化されたうえで研究者に提供されています。研究者に提供された試料・情報がどなたのものであるかがわかる対応表は、バイオバンクのみが保有しており研究者に提示されることはありません。
また、研究成果は学会や論文として発表されますが、その際にも患者さんを特定できるような内容を含むことはございません。
国立長寿医療研究センターバイオバンクより分譲された試料・情報については、研究期間終了後10年または学会や論文等での発表から10年の間、予防科学研究部にて施錠保管いたします。保管期間満了後は速やかに、紙媒体にあたってはシュレッダーにより判読不能な状態とし、電子データにあたっては消去ツールにより完全に消去することにて、試料・情報を廃棄いたします。
研究資金は、長寿医療研究開発費および科学研究費助成事業(基盤研究C)の研究資金によりまかなわれています。本研究の計画・実施・報告・発生するデータおよび結果の解析や解釈に影響を及ぼすような利益の衝突は存在しません。この研究に関する利益相反に関しては、当センターの利益相反対処方針に従い、利益相反行為防止規則を遵守し、適正に本研究を実施します。
研究に対するお問い合わせがございましたら、下部お問い合わせ先まで御連絡ください。
国立研究開発法人国立長寿医療研究センター
認知症先進医療開発センター
予防科学研究部 主任研究員 黒田 佑次郎
〒474-8511 愛知県大府市森岡町七丁目430番地
電話:0562-46-2311(代表)