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ホーム > 研究の推進 > 人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針に基づく研究実施の情報公開 > 倫理・利益相反委員会受付番号No.1559

倫理・利益相反委員会受付番号No.1559

「市中病院における訪問リハビリテーション利用者の日常生活動作の変化に関する調査(倫理・利益相反委員会受付番号No.1559)」:人を対象とする生命科学・医学系研究実施についてのお知らせ

 

 国立長寿医療研究センター 先端医療開発推進センターでは、東洋病院 リハビリテーション科と共同で、下記の人を対象とする生命科学・医学系研究を実施しております。
 本研究は、通常の診療で得られた情報(電子カルテなど)から必要な情報を取り出し、まとめることによって行われるものです。
 このような研究は、厚生労働省・文部科学省・経済産業省共管の「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」の規定により、対象となる患者さんのお一人ずつから直接ご同意をいただかずに実施することができますが、研究内容の情報を公開することが必要とされています。このお知らせをもって研究内容の情報公開とさせていただきますので、ご理解いただけますようお願いいたします。
 本研究に関するお問い合わせなどがございましたら、下記の「本研究に関するお問い合わせ先」までご連絡いただけますようお願いいたします。

2021年10月19日

1.研究課題名

「市中病院における訪問リハビリテーション利用者の日常生活動作の変化に関する調査」
(倫理・利益相反委員会受付番号No.1559)

本研究課題については、国立長寿医療研究センター倫理・利益相反委員会による倫理審査を経て、国立長寿医療研究センター理事長の実施許可を受けております。

2.研究機関の名称および研究責任者の氏名

国立長寿医療研究センター 先端医療開発推進センター 臨床研究支援部 臨床研究支援主任 田中誠也

3.研究分担者名(部署名)

医療法人純正会 東洋病院 リハビリテーション科 主任 横井孝
医療法人純正会 東洋病院 リハビリテーション科 理学療法士 窪浩治

4.本研究の意義、目的

市中病院における訪問リハビリテーション利用者の介護記録を用いて、訪問リハビリテーションの長期利用に伴う日常生活動作(ADL)・手段的日常生活動作(IADL)の変化を調査します。

5.本研究に使用する情報

  • 利用者背景情報:性別、生年月日、年齢、要介護度、現病歴、治療歴、既往歴、合併症、住環境、社会活動、職歴、リハビリテーション実施状況、日常生活自立度、認知症高齢者の日常生活自立度判定基準
  • 身体機能検査:6分間歩行、Timed Up and Go(TUG)
  • 認知機能検査:MMSE、長谷川式認知症スケール(HDS-R)
  • ADL・IADL:バーセルインデックス(Bi)、機能的自立度評価表(FIM)、ADL・IADLに関する介護記録

6.本研究の方法

上記5.の診療情報は、プライバシー保護のため、データ収集後に匿名化処理(個人を特定可能な情報を削除し、管理用IDを付与)され、データ解析を行います。データ解析は、国立長寿医療研究センターおよび東洋病院で実施します。

7.研究期間

2021年10月19日 ~ 2033年3月31日

8.対象となる患者さん・研究対象者として選定された理由

2016年4月~2031年3月の間に、東洋病院の訪問リハビリテーション利用者さんであるためです。

9.研究対象者に生じる負担並びに予測されるリスクおよび利益

既存のリハビリテーションに関する情報の利用のみであり、プライバシーの保護についても十分に配慮されるため、新たに発生する不利益および危険性は想定されません。
また、研究対象者個人に対する直接の利益も想定されませんが、将来的には訪問リハビリテーションの発展に貢献するものと考えます。

10.研究実施について同意しないことおよび同意を撤回することの自由について

ご自身のリハビリテーションのために収集した情報が、本研究課題に利用されることにご同意いただけない場合には、研究に使用する情報からあなたにかかる情報を削除いたしますので、下部の「本研究に関するお問い合わせ先」にご連絡いただけますようお願いいたします。研究期間の途中であっても構いません。
また、情報の削除依頼をしたことにより、不利益を被ることはございません。ただし、ご連絡をいただいた時点で、学会や論文等ですでに研究結果が公開されている場合などには、解析結果を削除できないことがあります。

11.本研究に関する情報公開の方法

本掲示により研究に関する情報公開といたします。
また、本研究の成果については、国内学会発表および論文発表にて公表いたします。

12.研究計画書等の閲覧について

他の研究対象者等の個人情報等の保護並びに当該研究の独創性の確保に支障がない範囲内で研究計画書および研究の方法に関する資料を閲覧することができます。閲覧を希望される場合には、下部の「本研究に関するお問い合わせ先」にご連絡いただけますようお願いいたします。

13.個人情報等の取扱い

本研究では、リハビリテーションに関する情報を使用いたしますが、データ解析者は、あらかじめ匿名化された状態で、情報を入手、保管、解析に使用いたします。対象者個人を特定できる情報と管理用IDとを紐づけするための対応表は、研究で解析に使用するデータとは別にされ、東洋病院の研究に携わらない第三者が厳重に保管します。匿名化されたデータは、解析のため共同研究機関間で共有されますが、この対応表は東洋病院以外には提供いたしません。
また、研究成果は学会や論文として発表されますが、その際にも研究対象者個人を特定できるような内容を含むことはございません。
その他、国立長寿医療研究センターの倫理・利益相反委員会および理事長が指定した者によって、本研究対象者に関する情報を閲覧する可能性があります。

14.試料・情報の保管および廃棄の方法

研究で解析のために入手した匿名化されたデータと個人を特定可能な情報と管理用IDを紐づけるための対応表については、学会や論文等での発表から10年の間保管いたします。国立長寿医療研究センターにある匿名化されたデータは、最終成果公表後10年間保管いたします。研究で解析のために入手した匿名化されたデータについては、国立長寿医療研究センター 先端医療開発推進センターおよび東洋病院にて、対応表については東洋病院の研究に携わらない第三者にて、保存媒体を施錠保管いたします。保管期間満了後は速やかにシュレッダーによる裁断やメモリーからの削除および保存媒体の破壊にてデータを廃棄いたします。

15.研究の資金源等、研究機関の研究に係る利益相反および個人の収益等、研究者等の研究に係る利益相反に関する状況

本研究は、日本学術振興会科学研究費を用いて実施いたします。施設間での研究費の授受はなく、企業等と特別な利益相反関係状態にはありません。

16.研究対象者等およびその関係者からの相談等への対応

本研究に関するご不明点などございましたら、下部に記載のお問い合わせ先までご連絡ください。

本研究に関するお問い合わせ先

国立研究開発法人国立長寿医療研究センター
先端医療開発推進センター 臨床研究支援主任 田中誠也

〒474-8511 愛知県大府市森岡町七丁目430番地

電話:0562-46-2311(代表)