ホーム > 研究の推進 > 人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針に基づく研究実施の情報公開 > 倫理・利益相反委員会受付番号No.1527
国立長寿医療研究センター 血液内科部では、下記の人を対象とする生命科学・医学系研究を実施しております。
本研究は、通常の診療で得られた情報(電子カルテなど)から必要な情報を取り出し、まとめることによって行われるものです。
このような研究は、厚生労働省・文部科学省・経済産業省共管の「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」の規定により、対象となる患者さんのお一人ずつから直接ご同意をいただかずに実施することができますが、研究内容の情報を公開することが必要とされています。このお知らせをもって研究内容の情報公開とさせていただきますので、ご理解いただけますようお願いいたします。
本研究に関するお問い合わせなどがございましたら、下記の「本研究に関するお問い合わせ先」までご連絡いただけますようお願いいたします。
2021年9月3日
記
「がんリハビリテーションの造血器悪性腫瘍患者に与える影響の検討」
(倫理・利益相反委員会受付番号No.1527)
本研究課題については、国立長寿医療研究センター倫理・利益相反委員会による倫理審査を経て、国立長寿医療研究センター理事長の実施許可を受けております。
国立研究開発法人 国立長寿医療研究センター 血液内科部 医師 鴨下 園子
勝見 章(血液内科部 部長)
近藤 和泉(副院長)
大沢 愛子(リハビリテーション科部 医長)
尾崎 健一(リハビリテーション科部 医師)
伊藤 直樹(リハビリテーション科部 統括管理士長)
川村 皓生(リハビリテーション科部 理学療法主任)
佐藤 健二(リハビリテーション科部 理学療法主任)
髙橋 智子(リハビリテーション科部 理学療法主任)
平沢 勇夢(リハビリテーション科部 理学療法士)
がんリハビリテーションによる(1)筋肉量、(2)入院期間、(3)感染発症率、(4)QOLに及ぼす影響を明らかにすることを本研究の目的とします。
血液内科部では、化学療法前に診断や治療法選定目的に血液検査、画像検査、認知機能検査などを行います。また、治療開始後も定期的に血液検査、画像検査を行います。リハビリ実施時には体力測定を行った後に、理学療法士や作業療法士とともにリハビリを行っています。本研究は、通常の診療で得られた情報を、電子カルテから必要な情報を抽出し使用します。
リハビリを実施しなかった患者さんとリハビリを実施した患者さんを比較します。
2021年9月3日 ~ 2022年12月31日
2017年4月1日から2021年12月31日までの間に、当センター血液内科部で造血器悪性疾患に対し化学療法を実施した患者さんです。
既存の診療情報の利用のみであり、プライバシーの保護についても十分に配慮されるため、新たに発生する不利益および危険性は想定されません。また、対象者個人に対する直接の利益も想定されません。
ご自身の診療情報が、本研究に利用されることにご同意いただけない場合には、研究に使用する情報からあなたにかかる情報を削除いたしますので、下部に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。研究期間の途中であっても構いません。また、情報の削除依頼をしたことにより、不利益な取扱いを受けることはございません。ただし、ご連絡をいただいた時点で、学会や論文等ですでに研究結果が公開されている場合などには、解析結果を削除できないことがあります。
この掲示により本研究に関する情報公開といたします。研究結果の公開については、ホームページ掲載にて行う予定でおります。
他の研究対象者等の個人情報等の保護並びに本研究の独創性の確保に支障がない範囲内で研究計画書および研究の方法に関する資料を閲覧することができます。閲覧を希望される場合には、下部に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。
本研究では、電子カルテより情報を抽出して使用いたしますが、患者さんが特定できる情報(氏名・住所・患者ID番号など)を削除した状態で抽出しています。抽出データに残されている患者ID番号についても、患者ID番号とは別の新たな符号・番号に置き換えた上で保管し、研究に使用いたします。患者ID番号と置き換えた符号・番号との対応表は、研究に使用する抽出データとは別にされ、当センター内にて厳重に保管されます。
また、研究成果は学会や論文として発表されますが、その際にも患者さんを特定できるような内容を含むことはございません。
電子カルテから抽出したデータは匿名化を行い、研究期間終了後または学会や論文等での発表を行った後に10年間保管いたします。抽出したデータ、匿名化されたデータについては血液内科部にて保管いたします。保管期間満了後は速やかに電子データをコンピュータから完全に消去し、紙媒体はシュレッダーにて廃棄いたします。
本研究は長寿医療研究開発費にて行っております。
その他に開示すべき利益相反はありません。
本研究に関する疑問点や、知りたいことがあった場合、個人情報に抵触しない範囲であれば、研究の資料を書面にて説明をするか、面談を実施いたします。
国立研究開発法人国立長寿医療研究センター
血液内科部 医師 鴨下 園子
〒474-8511 愛知県大府市森岡町七丁目430番地
電話:0562-46-2311(代表)