ホーム > 研究の推進 > 人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針に基づく研究実施の情報公開 > 倫理・利益相反委員会受付番号No.1524-2
国立長寿医療研究センター血液内科部では、下記の人を対象とする生命科学・医学系研究を実施しております。
本研究は、長寿医療研究センターバイオバンクから分譲を受けた試料・情報を用いて解析を行います。
長寿医療研究センターバイオバンクでは、お預かりした試料・情報の利用にかかる包括的同意をいただいているため、このような研究は、厚生労働省・文部科学省・経済産業省の「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」の規定により、対象となる患者さんのお一人ずつから直接ご同意をいただかずに実施することができますが、研究内容の情報を公開することが必要とされています。このお知らせをもって研究内容の情報公開とさせていただきますので、ご理解いただけますようお願いいたします。
本研究に関するお問い合わせなどがございましたら、下記の「本研究に関するお問い合わせ先」までご連絡いただけますようお願いいたします。
2024年3月11日
記
「血液疾患における血栓止血性素因の症例対照研究」
(倫理・利益相反委員会受付番号No.1524-2)
本研究課題については、国立長寿医療研究センター倫理・利益相反委員会による倫理審査を経て、国立長寿医療研究センター理事長の実施許可を受けております。
本研究では、血栓止血性疾患を発症した患者さんの血液、DNAを使用して種々の遺伝子解析を行うことで、病的止血・血栓形成の機序やその解決法に対する新しい情報を得るとともに、血栓止血性疾患における薬物学的治療等の新しい治療法の可能性を探ることを目的とします。
上記の情報については、利用・提供前に被験者保護の観点から、倫理・利益相反委員会承認後1か月以上経過後から、利用・提供予定です。
バイオバンク登録患者さんから、対象疾患である静脈血栓塞栓症などを発症した方を分別します。血栓止血性疾患を発症していない患者さんを、対照群とします。凝固系採血スクリーニングの後、適応症例については複数の遺伝子異常の有無を検討します。また、複数の一塩基置換の頻度を非発症者の方と比較します。
2021年5月24日 ~ 2027年3月31日
本研究では、血栓止血性疾患を発症した患者さんの血液、DNAを使用することで、病的止血・血栓形成の機序やその解決法に対する新しい情報を得るとともに、血栓止血性疾患における新しい治療法の可能性を探ることを目的とします。以上のことから、血栓止血性疾患を発症した方が今回研究対象者として選定されました。そのうち国立長寿医療研究センターバイオバンク開設後の、2011年12月以降に収集された既存の試料・情報が対象となります。
国立長寿医療研究センター長寿医療研究センターバイオバンクに収集されている、既存の試料・情報を利用するのみであり、プライバシーの保護についても十分に配慮されるため、新たに発生する不利益並びに危険性は想定されません。また、対象者個人に対する直接の利益も想定されませんが、日本人を対象として静脈血栓塞栓症発症に関与する因子を調査することは、本疾患の予防・治療を考える上で非常に重要であると考えられます。
ご自身の試料・情報が、本研究に利用されることにご同意いただけない場合には、研究に使用する試料・情報からあなたにかかる試料・情報を削除いたしますので、下部に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。研究期間の途中であっても構いません。また、試料・情報の削除依頼をしたことにより、不利益な取扱いを受けることはございません。ただし、ご連絡をいただいた時点で、研究結果が学会や論文等ですでに公開されている場合などには、解析結果を削除できないことがあります。
この掲示により、本研究に関する情報公開といたします。研究結果の公開については、国立長寿医療研究センターホームページ掲載・学会発表・論文投稿にて行う予定でおります。
他の研究対象者等の個人情報等の保護および本研究の独創性の確保に支障がない範囲内で、研究計画書および研究の方法に関する資料を閲覧することができます。閲覧を希望される場合には、下部に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。
本研究では、国立長寿医療研究センターバイオバンクより上記5.の試料・情報の分譲を受けて使用いたしますが、匿名化されたうえで研究者に提供されています。研究者に提供された試料・情報がどなたのものであるかがわかる対応表は、バイオバンクのみが保有しており、研究者に提示されることはありません。また、研究成果は学会や論文として発表されますが、その際にも患者さんを特定できるような内容を含むことはございません。
国立長寿医療研究センターバイオバンクより分譲された情報については、学会や論文等での発表から10年の間、国立長寿医療研究センター血液内科部にて施錠保管いたします。保管期間満了後は速やかに、専用のデータ消去ソフトウエアを用いてデータを廃棄いたします。
本研究は、長寿医療研究開発費「老年症候群における血液学的老化の研究」を資金源として行われます。研究責任者および研究分担者は、本研究に関する利益相反はありません。
研究に対するお問い合わせがございましたら、下記のお問い合わせ先まで御連絡ください。研究責任者が対応いたします。
国立研究開発法人国立長寿医療研究センター
血液内科部長 勝見章
〒474-8511 愛知県大府市森岡町七丁目430番地
電話:0562-46-2311(代表)