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倫理・利益相反委員会受付番号No.1505

「フレイル対策における国民健康保険と後期高齢者医療の一体的な医療費分析(倫理・利益相反委員会受付番号No.1505)」:人を対象とする医学系研究実施についてのお知らせ

 国立長寿医療研究センター フレイル研究部では、以下の人を対象とする医学系研究を実施しております。
 この研究は、名古屋市よりデータ提供を受けて、下記の通り二次解析を行うものです。厚生労働省・文部科学省の「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」の規定に基づき、研究実施の情報公開をいたします。
 この研究に関するお問い合わせなどがございましたら、下記の「17.この研究に関するお問い合わせ先」までご連絡いただけますようお願いいたします。

2021年1月25日

  1. 研究課題名
    「フレイル対策における国民健康保険と後期高齢者医療の一体的な医療費分析」
    (倫理・利益相反委員会受付番号No.1505)
    この研究課題については、国立長寿医療研究センター倫理・利益相反委員会による倫理審査を経て、国立長寿医療研究センター理事長の実施許可を受けております。
  2. 研究機関の名称及び研究責任者の氏名(部署名)
    国立長寿医療研究センター 老年学・社会科学研究センター 小嶋 雅代 (フレイル研究部 部長)
  3. 研究分担者名(部署名)
    安岡 実佳子 (国立長寿医療研究センター 老年学・社会科学研究センター フレイル研究部 研究員)
    上地 香杜 (国立長寿医療研究センター 老年学・社会科学研究センター フレイル研究部 研究員)
    渡邉 良太 (国立長寿医療研究センター 老年学・社会科学研究センター フレイル研究部 研究生)
    近藤 克則 (国立長寿医療研究センター 老年学・社会科学研究センター 老年学評価研究部 部長)
    宮國 康弘 (国立長寿医療研究センター 老年学・社会科学研究センター 老年学評価研究部 研究員)
    佐竹 昭介 (国立長寿医療研究センター 老年内科部  部長)
    木下 かほり (国立長寿医療研究センター 老年学・社会科学研究センター フレイル研究部 研究員)
  4. 当該研究の意義、目的
    本研究は、名古屋市から提供を受けたKDBデータを用いて要介護リスクを特定し、有効なフレイル対策を提案することを目的としています。KDBデータとは、国保データベースのことであり、健診・医療・介護に関するデータが含まれています。また名古屋市が市民の方を対象に実施した自記式郵送アンケート調査のデータについても提供を受けて分析を行います。自記式郵送アンケート調査の対象選定方法については「8.研究対象者の選定基準」をご確認ください。
    本研究により、要介護リスクを早期に把握し、対策を講じることができれば、医療費増大を抑制し国民の健康維持・増進に貢献できると考えられます。
  5. 研究に使用する情報
    個人が特定されない形となったKDBデータと、名古屋市が実施した郵送アンケート調査(「健康と暮らしの調査」および「プレフレイル調査」)のデータについて提供を受けます。
  6. 当該研究の方法
    本研究では提供されたデータを基にして、要介護リスクを特定し、有効なフレイル対策を提案します。
  7. 研究期間
    2021年1月25日 ~ 2023年3月31日
  8. 研究対象者の選定基準
    KDBデータについては、平成28年度名古屋市において国民健康保険加入者、かつ平成28年度内到達年齢が65歳以上の者と後期高齢者医療加入者の方を対象としました。また、自記式郵送アンケート調査については、自立した65歳以上の方を無作為抽出して実施された平成25年度、平成28年度、および令和元年度「健康とくらしの調査」に回答した方、および令和元年度に65歳以上かつ、令和元年度と令和2年度の特定健診を連続して受診し、1年間で体重が3㎏以上減少した方を対象として令和2年度に実施された「プレフレイル調査」に回答した方を対象とします。
  9. 研究対象者に生じる負担並びに予測されるリスク及び利益
    本研究について、当センターでは既に匿名化されたデータのみを用いるため、プライバシーの保護については十分に配慮されています。新たに発生する不利益並びに危険性は想定されず、また、研究対象者個人に対する直接の利益も想定されません。
  10. 研究実施について同意しないこと及び同意を撤回することの自由について
    本研究においては、提供される情報は匿名化されており、個人を特定できないため、情報の削除ができません。ご不明な点がございましたら、17.に記載されているお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。
  11. 研究に関する情報公開の方法
    本掲示をもって、研究に関する情報公開といたします。研究結果は学術大会・研究会での発表や学術雑誌への論文発表という形で公表されます。
  12. 研究計画書等の閲覧について
    他の研究対象者等の個人情報等の保護及び当該研究の独創性の確保に支障がない範囲内で研究計画書及び研究の方法に関する資料を閲覧することができます。閲覧を希望される場合には、17. この研究に関するお問い合わせ先にご連絡いただけますようお願いいたします。
  13. 個人情報等の取扱い(匿名化する場合にはその方法を含む。)
    本研究では、匿名化した状態で情報を享受します。そのため、解析にあたって研究者が個人を特定することはできません。また、研究成果は学術大会や論文として発表されますが、その際にも個人を特定できるような内容を含むことはございません。
  14. 試料・情報の保管及び廃棄の方法
    本研究で利用する全ての情報は、名古屋市情報あんしん条例に則り、国立長寿医療研究センター内の入退室管理された部屋に固定設置された外部ネットワークとは物理的につながれていない記憶媒体に保管されます。本研究で利用する匿名化されたデータは研究期間終了後速やかに消去します。
    学術的公表に関する解析結果や解析プログラムなどは、問い合わせに応じることができるよう、研究終了(研究期間終了)後も10年間は、外部からのアクセスが不可能な国立長寿医療研究センター内のパスワード管理されたサーバー内で保管します。
  15. 研究の資金源等、研究機関の研究に係る利益相反及び個人の収益等、研究者等の研究に係る利益相反に関する状況
    本研究は、国立研究開発法人国立長寿医療研究センターの長寿医療研究開発費と名古屋市からの業務委託費によって実施されます。利益相反について、当センターの利益相反対処方針に従い利益相反行為防止規則を遵守し、適正に本研究を実施します。
  16. 研究対象者等及びその関係者からの相談等への対応
    本研究について質問や不安・不満がございます場合は、17. この研究に関するお問い合わせ先までご連絡をお願いいたします。
  17. この研究に関するお問い合わせ先
    担当者:  上地 香杜、 安岡 実佳子
    所属:  国立長寿医療研究センター 老年学・社会科学研究センター フレイル研究部
    〒474-8511 愛知県大府市森岡町七丁目430番地
    TEL: 0562-46-2311 (代表)
    FAX: 0562-46-7827